アンディ・サワー3度目の王座獲りならず!準優勝に終わる

 

26日、横浜アリーナで開催された「K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL」。我らがアンディ・サワーは、準決勝戦でブアカーオ・ポー.プラムックと対戦。

 

両者気合いの入った表情でリングイン。しかし試合前のレフリーのチェックで、サワーがファールカップの装着を忘れていることが判明。装着をし直す時間が進行の妨げになったとして口頭注意が与えられ、あらためて試合開始のゴング。


3度目の対決ということもあり、手の内を知り合う両者だけに序盤はお互い見合う場面が多く見られたが、徐々にサワーの左ストレートがブアカーオをとらえ始めると、ブアカーオは、すかさずクリンチや蹴りを多用しサワーに距離を絞らせないかまえ。1ラウンドはジャッジ3者とも10―10のイーブン。

 

2ラウンドに入ると、サワーのパンチを警戒するブアカーオは組み付いて転がす“投げ”を連発。しかし前日のルールミーティングで減点の対象と説明された行為ながら注意はされず、サワー陣営が抗議をする場面も。
追うサワーをいなすブアカーオという展開で、このラウンドはジャッジ1人が10対9でブアカーオを支持。

 

最終ラウンドは、右のロングフックとレバーブローを多用しプレッシャーをかけるサワーに対し、下がりながらミドルキックで迎撃するブアカーオ。お互いにクリーンヒットの無い展開ながら、一進一退の攻防を繰り広げ終了のゴング。しかしジャッジは三者三用のドローとなり決着つかず。

 

延長戦に突入すると、アグレッシブに攻めるサワーに対しブアカーオが下がる場面が増え、攻撃をするサワーとそれをかわすブアカーオという展開にアグレッシブポイントを評価されたサワーが2―0の判定で勝利を収めた。

しかしこの試合でバッティングにより右目下を負傷し若干の出血が見られる。

 

反対側のブロックから決勝戦に勝ち上がってきたのは、大方の予想通り今年K-1MAX初出場ながら最も警戒すべき存在と目されていたジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)。

 

準決勝戦で、日本の山本優弥を1ラウンド圧巻のKO劇で下し全くの無傷で勝ち上がって来たペトロシアンは、開始早々サウスポーから繰り出す強烈なミドルキックと早いジャブで主導権を握る。


しかしブアカーオとの4ラウンドで消耗し、身体が思うように動かない様子のサワー。プレッシャーをかけられる側となったサワーが状況を打破しようと打ち気にはやると、鋭いカウンターを合わせるペトロシアン。


攻めあぐねるサワーの一瞬の隙を突いて飛び込みざまのワンツーからフック、ストレートを叩き込みダウンを先取。ダウンカウントを確認しながら立ち上がるサワーだが、ブアカーオ戦で追った目の下の傷が裂けて大流血。その後、一気にたたみ掛けようとするペトロシアンの猛攻に耐えつつ反撃を試みるが身体がついていかない様子のサワー。最終ラウンドは、傷口からの出血量が増え度々ドクターチェックを受ける苦しい展開となり、場内からアンディへの声援も飛ぶが必死の攻撃もペトロシアンのクリンチに阻まれ終了のゴング。
3-0の判定で敗れ、今年のK-1MAXは準優勝という結果に終わった。

 

試合前から、魔裟斗の引退試合の相手としてラブコールを受けていたが実現ならず。3度目の栄冠を逃したが、サワーは「絶対にリベンジする」と強い決意を語った。

 

■サワー試合後公開インタビュー

 

――ダメージの具合は?
  「特に骨折とかはなく、右目の下のカットは7針縫いました。打撲とかはあるけど、トーナメントなので普通のこと。今回は自分がこういう大きなケガをしてしまった。誰にでも起こる可能性がある事故」

 

――準優勝という結果に関しては
「優勝しなければ何の意味もない。3位もビリも変わらない結果だ」

 

――魔裟斗選手がリング上で引退試合の相手にペトロシアンを指名していたが
「もちろん機会があればやることは厭わないけど、魔裟斗がペトロシアンを指名したのであれば、もう自分には関係のないこと」

 

――準決勝の激闘が決勝に影響した?
「確かにボクの試合は延長もあって長い試合になって、ペトロシアンは1Rで終わってるからコンディション的には彼が有利な形で決勝に進んだと思う。でもだから自分が負けたというわけではなく、今日はペトロシアンがボクよりも強かったということ。ただそれだけの結果だと思ってます」

公開インタビュー後のバックステージでは、思うように動けなかった悔しさに涙を流し、シュートボクシング関係者、TEAM SOUWERのメンバーに「Sorry…」を繰り返し肩を落としたサワー。


しかし、最後は「絶対にリベンジする。今日の負けはしっかりと受け止めて、原因を追及してもう一回チャレンジする。絶対に勝利をもぎ取ってチャンピオンになる」と力強く語った。K-1MAX2010に加え来年はS-cup開催年であり、同年で2つのワールドトーナメント制覇を心に誓ったサワー。絶対王者の完全復活にご期待下さい。
尚、携帯サイトではアンディ・サワーのトレーニング動画、着ボイスの配信決定。こうご期待!