『武志道-bushido-其の伍』 大会結果

11月18日、後楽園ホールにて、2009年のシュートボクシング年間シリーズ最終戦『武志道―bushido―其の伍』が開催された。

 

この大会では、日本スーパーウェルター級チャンピオンの梅野孝明が自身初となるメインに登場し、ムエタイの殿堂ルンピニースタジアムの元王者であるチョークディ・ポー.プラムックと対戦。過去最強の敵といえるチョークディに、いきなり右ハイをヒットされてしまった梅野は、さらに右ストレートも食らって1Rにいきなりダウンを喫するという苦しい展開。


しかし、ここから「ガムシャラにいくしかない、と覚悟を決めた」という梅野は持ち前のパワフルなパンチで前進。3R、疲れの見えてきたチョークディをコーナーに追い込むと顔面、ボディへパンチを連打しダウンを奪い返す。さらに立ち上がったところへ右フックを決め、鮮やかな逆転KO勝利でメインイベント、そしてシュートボクシングの2009年をシメた。

 

この勝利に、シーザー武志会長は「練習してきたことが出てないなぁ」と苦笑しつつ「ああいう型破りな存在は面白い。今までのウチにはいなかったタイプ」と評価。来年のK-1 MAX出場、『S-cup』など大舞台での活躍を期待させる試合となった。

 

今大会のもう一つの注目は、8月の『Girls S-cup』を制したRENAの登場だ。「倒して勝つための練習をしてきた」というRENAは、対戦相手の藤野恵実を序盤から圧倒。パンチ、とりわけ右ストレートを何度もヒットさせると、藤野は鼻から出血。最後は鼻骨骨折によるドクターストップで、RENAがド迫力のTKO勝利を奪ってみせた。
梅野、RENAとシュートボクシングの新世代王者が揃って快勝した今大会。当然ながら来年も活躍が期待されるが、一方でシーザー会長は「ここからベテラン勢が巻き返してほしい」とさらなる“世代闘争”を予告。来年は1月17日のヤングシーザー杯・大阪大会、2月13日の年間シリーズ戦(後楽園ホール)からスタートするシュートボクシング。2年に一度のペースで開催されている『S-cup』も「来年後半にやりたいと思ってます。会場もリサーチしている最中」(シーザー会長)というだけに、さらに熱い闘いが展開されそうだ。

 

梅野孝明のコメント
「固くなっちゃいましたね。リングに上がった瞬間、頭が真っ白になりました。ダウンしたのは明らかなミス。トレーナーのダムさんに“やるな”と言われていたことをやってしまった。練習でやってきたことが出せなかったですね。今日は40点です。KOして40点なので、できていなかったら10点です。メインの緊張感は、なかったと言ったら嘘になりますね。これまでメインをやられてきた先輩方を、あらためて尊敬しました。
チョークディは間合いの取り方がメチャクチャうまかったです。目のフェイントや足のフェイントで圧力をかけてきた。パンチの手応えもなかったです。まともにもらってくれなかったので、迷いながらガムシャラにいってた感じです。ただ、相手が疲れていたのは2Rの終わりくらいで分かりました。最後も焦りはなかったですね。最初のダウンで目が泳いでたのが分かったんで。
今年はガムシャラにやってきただけなんで、来年は課題をクリアするというか、試合でいろいろなことを学ぶことができたらと思います。まだまだ先輩方には追い付いていないですから。先輩方から盗まなきゃいけないものもありますね。それと来年は『S-cup』があるので、アンディ(・サワー)とやりたいです。K-1 MAX? それよりも僕は『S-cup』ですね」

 

試合結果

 

第9試合/エキスパートクラスルール(3分×5R・無制限延長R)
○梅野孝明(シーザージム)vsチョークディ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)×
※3R2分44秒、KO(右フック)。梅野は1Rに右ストレートでダウン。チョークディは3Rにパンチ連打でダウン。

 


第8試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○金井健治(ライトニングジム)vs堤大輔(チームドラゴン)×
※延長1R判定3-0

 


第7試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×石川剛司(シーザージム)vsパジョンスック・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)○
※判定2-0

 


第6試合/レディースクラスルール(2分×3R・延長1R)
○RENA(及川道場)vs藤野恵実(和術慧舟會GODS)×
※2R終了時、TKO(鼻骨骨折によるドクターストップ)

 

 

第5試合/レディースクラスルール(2分×3R・延長1R)
○V一(MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ)vs悦センチャイジム(センチャイムエタイジム)×
※延長1R判定3-0

 

 

第4試合/レディースクラスルール(2分×3R・延長1R)
○高橋藍(シーザージム)vsHARUMI(BLUE DOG GYM)×
※2R1分51秒、TKO(ヒザ蹴り連打でレフェリーストップ)。HARUMIは1Rに顔面へのヒザ蹴りで、2Rにボディへのヒザ蹴りでダウン。

 

 

第3試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○アレックス・ロバーツ(空柔拳会館)vs岩下雅大(龍生塾)×
※判定3-0。岩下は1Rに首投げでダウン。ロバーツは1Rにバックドロップでシュートポイント2、2Rに肩固めでキャッチポイント1獲得。

 

 

第2試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○伏見和之(シーザー力道場)vs村田大輔(ストライキングジムAres)×
※2R2分37秒、TKO(出血によるドクターストップ)。村田は2Rにパンチ連打でダウン。

 

 

第1試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○高嶋龍弘(シーザー力道場)vs元貴(立志会館)×
※判定3-0

 

 

オープニングファイト第3試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○菅原悠次(シーザー力道場)vs西村昌平(立志会館)×
※判定3-0。菅原は3Rに首投げでシュートポイント1獲得。

 

 

オープニングファイト第2試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○杉山健作(シーザー力道場)vs松花征也(グラップリングシュートボクサーズ)×
※2-0。杉山は1Rに腰投げでシュートポイント1獲得。

 

 

オープニングファイト第1試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○川地正倫(シーザー力道場)vs坂本優起(シーザージム)×
※延長1R判定2-1