SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup2010:大会結果

8月29日、グランドプリンスホテル赤坂クリスタルパレスにて、『Girls S-cup 2010』が開催された。


昨年に続いての行なわれた『Girls S-cup』だが、今年は世界各国から強豪を集め、ワールドトーナメントとして開催。激闘の連続となる中、決勝に進出したのはディフェンディング・チャンピオンのRENAと高橋藍。シュートボクサー同士の対決だ。


RENAは一回戦で渡辺久江との新旧対決をヒザ蹴りによるKOで制し、続く準決勝は総合ファイターであるケイト・マルチネスの長身から繰り出すパンチをかいくぐり、ダウンを奪って快勝。一方の高橋はデビュー直後だった前年度の大会こそ一回戦負けを喫したが、その後は負けなし。今大会でも得意の右ストレートとヒザ蹴りに磨きをかけ、一回戦でクリスティーナ・ジャルジェビック、準決勝でV一を下し、決勝進出を果たした。


試合は開始直後、RENAが顔面への前蹴りをヒットさせたところからヒートアップ。RENAが踏み込みの鋭いパンチ連打で前進すれば、高橋も右ストレートとヒザで応戦。お互い必死の打ち合いは本戦3R、延長1Rでも決着がつかず、再延長戦へ。ここでRENAが底なしのスタミナと闘志でパンチをラッシュ。反撃を見せた高橋を振り切り、『Girls S-cup』連覇を果たすとともに立ち技女子格闘技における世界の頂点に立った。


試合後、リング上で「初代(王者)のベルトを取ってから、凄いプレッシャーで何度も潰れそうになりました」と涙を流しながら語ったRENA。それでも世界王者として、「大きなことを言ってもいいですか? まだまだですけど、私が女子格闘技を引っ張っていきます」と力強く宣言。さらにシーザー武志会長には「歴代の先輩たちの血と汗のこもったベルトがほしいです。私に本当のベルトをください」と、トーナメントではなくSBレディースのタイトル獲得をアピール。壮絶な闘いで幕を閉じた『Girls S-cup』だが、SB女子のストーリーはさらにドラマチックに続いていきそうだ。

 

■RENAのコメント
「もうちょっとレベルアップしてたかなと思ったんですけど、みなさんも強くなってるので。でも、KOしたしダウンも取ったし、成長したところを見せられたと思います。
プレッシャーはありました。本来の階級は48kgなんで、上の階級の選手とやらなきゃいけないし、でも、エースだから泣きごとは言えないし。本当は逃げたいんですけど、私が逃げてしまったら、他の選手には背負えないので。思ってるより大変なんだぞって言いたいです。
(一回戦の)渡辺選手は、時代を築いてきた人なんで強かったです。でも、自分は時代を背負ってる人間なんで。試合前に、私に負けたら(格闘技界に)いる意味がないと言ってたんですけど、やめないでほしいですね。渡辺さんの力が必要だと思うし、一緒に盛り上げてほしいです。
(二回戦の)マルチネス選手はリーチがあるしすっごい重かったですね。でもパワー負けしなかったんで自信になりました。
(決勝戦)本戦で勝ったと思ったんですけど、私は(大阪で)アウェーなので。私も恵まれてますけど、高橋選手は東京なのでもっと恵まれてますよね。それでも私が勝ったので。まだまだ任せられないですね。私がエースです。
(SBレディースのベルトについて)格闘技を始めた時、及川(知浩)先生のベルトがすっごい重くて、輝いて見えたんですよ。女子には、2連覇しても本当の(トーナメントではない)ベルトは存在しないので。できれば48で作ってほしいです(笑)。
……あ~、海行きたかった!(笑)。18歳、19歳に海行くのって大事じゃないですか。私の夏はいつくるんでしょうか(笑)」

 

■高橋藍のコメント
「優勝が目標だったので。結果としてフルラウンド闘って勝てなかったということは、まだ足りないものがあるということですね。(RENAは)強かったけど、正直、思ったほどじゃななかったので、いけると思ったんですけど、それでも勝てなかった。自分に力がないんだということが分かりました。ヒザ蹴りはずっと練習してました。自分の武器だと思ってたんですが、試合では練習の10%も出せなかったです。勝てなかったのはそれが理由だと思います。
やっぱり、勝てなかったというのは大きいですね。先輩達からも“最後までイメージしろ”と言われて、優勝した後のコメントまで考えてたんですけど(笑)。決勝まではイメージどおりだったんですけどね。
今回、自分なりにやれることはやってきたんですが、足りなかったですね。これからシーザージムの先輩たちの力を借りて、もっと強くなっていきたいです。デビューしてまだ1年ちょっとですけど、それは強さとは関係ないので」

 

試合結果

第14試合/Girls S-cup決勝戦
○RENA(再延長判定3-0)高橋藍×

 

 

第13試合/JEWELSルール
○HIROKO(1R前腕チョーク)サンディ・ファーナー×

 

 

第12試合
○AZUMA(判定3-0)超弁慶×

 

 

第11試合/エキシビションマッチ
-高橋奈苗(勝敗なし)風香-

 


第10試合/Girls S-cup準決勝
×V一(延長判定3-0)高橋藍○

 


第9試合/Girls S-cup準決勝
○RENA(判定3-0)ケイト・マルチネス×

 


第8試合/女子キッズマッチ
○熊谷夢(判定)植村風香×

 

 

第7試合/女子キッズマッチ
×藤田梨乃(判定)古川桃花○

 

 

第6試合/Girls S-cupリザーブマッチ
○市井舞(判定2-0)山田純琴×

 

 

第5試合/Girls S-cup1回戦
×クリスティーナ・ジャルジェビック(判定3-0)高橋藍○

 

 

第4試合/Girls S-cup1回戦
○V一(3Rフロントチョーク)サマンタ・ヴァン・ドール×

 

 

第3試合/Girls S-cup1回戦
○ケイト・マルチネス(3R肩固め)サーサ・ソーアリー×

 

 

第2試合/Girls S-cup1回戦
○RENA(2RTKO)渡辺久江×

 

 

第1試合
○岡加奈子(判定3-0)正木純子×