
アゼレードと試練の一戦! 宍戸大樹インタビュー
――早くも今年2戦目ですね。
「早いですね。前回が激しい試合だったので、まだ余韻が残っていないわけでもないんですけど。でも、しっかり気持ちを切り替えて臨みたいと思います」
――前回のウェイ・シュウレイ戦は見事な逆転KO勝利でした。3Rという短い時間の中で、逆転するだけでなくKOまでできたというのは大きかったんじゃないですか。
「そうですね。3Rの闘いに慣れてきたというのもありますし。3Rでの自分なりの勝ち方というのがつかめてきたんだと思います。ただ、まだまだ反省点もあるんですけどね」
――今回の相手も、やはり『S-cup』出場組のルイス・アゼレード選手です。
「クセ者っていうイメージですね。『S-cup』であれだけ激しい試合をした選手ですから、今回もお客さんが望むのは激しい試合だと思います」
――宍戸選手は以前、アゼレード選手と同じシュートボクセ所属だったアンドレ・ジダ選手とも対戦していますよね。
「はい。ジダ選手の印象に限っていえば、顔面を執拗に、かつ正確に狙ってくる選手でしたね。急所を狙ってくるんです。ブロックしながら恐怖を感じたくらいでした。相手を壊す気持ちで打ってくるんで、一瞬も気が抜けなかったです。アゼレード選手に関しても、シュートボクセ特有のガツガツした感じがありますね」
――特に意識している部分は?
「パンチが大振りだっていう人もいますけど、僕はそうは思わないんですよ。それよりも、相手を倒そうという姿勢が凄いなと。“試合”じゃなくて“闘い”をしにくる選手ですよね。自分も、単に“試合”をするつもりでいたら呑みこまれてしまうと思います。自分も“闘い”をしなきゃいけないですね」
――競技の枠を超えた闘い、ですか。
「もちろん、相手のペースに合わせるつもりはないんですよ。試合は自分のスタイルを貫いたほうが勝ちますから。でも、アゼレード選手との闘いはそれだけでは済まない感じがするんですよね。いい意味でも悪い意味でも“何かが起こってしまう”感じというか」
――宍戸選手自身も、どうなるか分からないわけですか。
「そうですね。それは期待感でもあるんですけど」
――今までにないような闘いができるかもしれない、という。
「そういう意味で、勝ちっぷりも負けっぷりも含めて、アゼレード選手はプロだと思いますね。そういう選手に勝つっていうのは重要なことだと思います」
――『S-cup』出場選手との連戦というのも、シビアなテーマですよね。
「しんどいのはもう、毎回のことですから(苦笑)。でも、やるほうにとっても見る側にとっても、これだけ分かりやすいテーマはないですよね。“S-cupファイター狩り”というか。僕としても、S-cupに出た選手を一人ずつ潰していって、最後は優勝した選手との対戦まで辿り着きたいって気持ちがありますから」
――アンディ・サワー選手との対戦までこぎつけるためにも、ここで負けるわけにはいかない。
「優勝者以外のメンバーの中で、自分が一番強いんだってところを見せたいですね。そのためにも落とせない。モチベーションが高めやすい試合を組んでもらったと思います」
――闘いのテーマがはっきりしている分、気持ちも高まるわけですね。
「30歳をすぎましたけど、気持ちのもちようでいくらでもレベルを上げられるって手応えがありますから。しんどいですけど、やりがいがありますね」


