
3大タイトルマッチで東洋太平洋ウェルター級王座決定戦に挑む宍戸大樹
――4月大会で日本タイトルを返上し、今回は新設される東洋太平洋タイトルの王座決定戦となります。タイトルが変わると、心境にも変化が出てきますか?
「巻けたら、の話ですけど、感慨深いですよね。初代のベルトっていうのは、やっぱり特別なものだと思いますから。もちろん、初代王座決定戦に出るにはタイミングもあるんですけど、そういう特別なタイミングに恵まれたことが嬉しいですね。チャンスを与えてもらったことに感謝してます」
――東洋タイトルというものに関して、宍戸選手はどのように捉えてますか。
「単純に考えても、日本タイトルよりも枠を広げた、一つレベルが上のタイトルですよね。選手にとっては新たな目標にもなる。これで日本人が初代チャンピオンになれば最高ですよね」
――シュートボクシングは日本発の競技ですからね。
「そうですよね。やっぱりシュートボクシングのタイトル、その初代王者は日本人じゃないと」
――対戦相手は、オーストラリアの名門JABOUTのルーク・メイトランドに決まりました。
「パンチが強いみたいですね。でも、今回は相手のことは気にしてないんですよ。自分自身のことに目を向けたい。4月の試合(ルイス・アゼレード戦)は、2月にKO勝ちした余韻が残ってたというか、甘さがあったんですよ。“また、ああいうKO勝ちで”っていう。そういう驕りがないかどうか、真摯な気持ちで試合ができるかどうかっていうのが今回のテーマですね。敵は自分自身です」
――今回はチャンピオン・カーニバルということで、タイトルマッチが三つ並んでいます。その辺も意識しますか?
「他の2試合は日本タイトルマッチで、僕は東洋太平洋タイトルマッチじゃないですか。同じレベルの試合をしてちゃいけないですよね。タイトルの格ってものがありますから」
――東洋太平洋タイトルというからには、日本タイトルよりも上だということを試合で見せなければいけない、と。
「そこははっきり示しておきたいですね。そして、そういう価値観を作るのも一発目の試合、つまり今回の内容だと思うんですよ。ここで東洋太平洋の価値観を見せられなければ、タイトルが新設された意味がないですし、団体のレベルだって問われてくると思うんで」
――となると、かなり責任重大ですね。
「正直いえばしんどいです(苦笑)。でも、だからこそやりがいもありますね。自分にもプラスになると思いますし、こういう試合に自分を選んでくれたことに感謝したいです。せっかく新しいタイトルができるんですから、みんなが目指すようなものにしていきたい。そのためにも、東洋太平洋というタイトルの存在を印象付ける、記憶に残る試合がしたいです」


