
『Girls S-cup』出場選手インタビュー#5 富田美里
RENAに続くシュートボクシング女子新世代の旗手として活躍が期待される富田美里。昨年はRENAと名勝負を展開し、さらに女子総合トップ中のトップである藤井惠を下すなど評価を高めたが、今年はMIKU戦、AZUMA戦と連敗を喫している。正念場ともいえる今回の『Girls S-cup』には、出場決定までの苦しみも含め、強い思いがありそうだ。
――『Girls S-cup』参戦が決まった心境はいかがですか。
「出場できるって決まった瞬間は……泣きました(笑)。嬉しさもあるし、ホッした感じもあるしで」
――今年は連敗しているだけに、まずシーザー会長をはじめ周囲に練習内容で出場をアピールする必要があったわけですよね。
「そうですね。本当に“やっと掴んだ!”って感じです。一回、押し潰されそうになったこともあるんですよ。ホントに潰れそうで。でも、周りのみんなが引っ張ってくれて、持ち直した感じです」
――デビューからここまで、結果は別として成長を感じている部分もあるんじゃないですか?
「協会のマッチメイクのおかげで、強い選手とどんどんやらせてもらってるんですよ。だから相手によって自分の気持ちが左右することはなくなりましたね。そこは以前とまったく違います」
――キャリア5戦で、藤井選手やMIKU選手とも闘っているわけですからね。技術的にも、ボディブローやヒザ蹴りなど、キャリアの浅い選手にしてはバリエーションが豊富ですよね。
「それはシーザージムで練習してるからだと思います」
――緒形健一選手や宍戸大樹選手など、男子のトップ選手と一緒に練習してるわけですからね。
「その影響はホント、大きいですね」
――今回、一回戦で岡田円選手と対戦することになりました。空手でも総合でも実績のある選手です。
「前に試合を見たんですけど、一発一発が強いですね。しっかり打ち込んでくる感じで」
――逆に富田選手の持ち味はどんな部分だと思いますか?
「ん~……。意外性ですかね(笑)。“えっ?”ていうところで出る一発」
――他に、トーナメント参戦選手で意識する相手はいますか?
「いや、あまり気にしてないです。私は私のやるべきことをやるだけなんで」
――『Girls S-cup』はシュートボクシングのトーナメントですから、シュートボクサーとしての責任感もあるのでは?
「その意識は、私としてはあんまり……。私自身、“責任がある”とか“苦しいんだ、辛いんだ”っていう雰囲気を漂わせてる選手に魅力を感じないんですよ。それよりも“好きだからやってる”“闘えて嬉しい”っていう感じが出てる選手になりたいです」
――変に気負いすぎずにいく、と。
「ただ、出るからにはやっぱり優勝したいですね。ましてシーザージムはシュートボクシングの本部だし。本部の選手は変な試合できないです」
――やっぱり責任、感じてますね(笑)。
「えへへへへ!(笑)。まあ、プレッシャーはあるんですけど、それを出しすぎないようにしたいなって。責任があるのは大前提なんで」
――では、この大会でどんな試合を見せたいですか?
「最近、いろんな試合を見ていて思うんですけど、やっぱりシュートボクシングが面白いなぁと。打撃では気持ちの強さが出るし、プラス技術性もあるし。投げではポイントが入るから、誰が見ても優劣が分かりやすいですよね。ふだん格闘技を見ていない人にも楽しめるのがシュートボクシングだなって。そういうシュートボクシングらしさを、試合で見てもらいたいですね」


