2.13『維新』出場、風香インタビュー

 

――格闘技ラストマッチを控えた、率直な心境をお願いします。
「ビビッてます(笑)」


――ビビッてますか(笑)。
「去年1年間、体調がよくなくて、日常生活にも支障があったくらいなので。練習を再開してすぐに試合を決めたので、大丈夫かなって不安はありますね」


――逆に言えば、そういうタイミングでもシュートボクシングで試合がしたかったということですよね。
「最初、プロレスで60連敗とかしていた時、みんなが私を必要としていなかった時に、親身になってくださったのがシュートボクシングの方々だったので。ケジメというか、恩返しがしたかったんです。もし、今回の試合をやらないで引退したら、10年後、20年後に“何か足りなかったな”と思い返してしまいそうな気もしたので。体はきついですけど頑張ろうと思います」


――現在のコンディションはいかがですか?
「練習を再開した時は、それまで普通にスパーリングできてた人にボコボコにされたんですよ。それで不安になったんですけど、試合が決まった以上はやるしかないから、“もう覚悟決めちゃえ!”って。今は、その時に比べたらずいぶんよくなりましたね」


――シュートボクシングの試合自体、久しぶりですよね。前回のSBデビュー戦は『S-cup』(さいたまスーパーアリーナ)でした。
「前回は場所がSPEEDのライブを見た会場だったので、相手とか会場の大きさよりも、SPEEDに呑まれちゃった感じでだったんですよ」


――「ここでSPEEDもライブしたんだ!」っていう(笑)。
「そんな落とし穴があって。でも今回は、いつも試合をしている(後楽園)ホールなので、純粋に試合に打ち込めると思います」


――対戦相手の朱里選手には、どんな印象がありますか?
「最初は、相手は誰でもいいと思ってたんですよ。でも、闘いたいって言ってくれてるのを聞いて、実際に試合を見てみたら“この人しかいない”って思いました。凄い強いと思うので、もしかしたら最後に自分の選手生活が砕けてしまうかもしれないんですけど……。それも私の生きざまかな、それでもいいかなって思ってますね」


――結果を気にするよりも、あえて強い人と闘おう、と。
「それだけ魅力的な選手だと思うので、朱里選手は。ただ、勝ちにはこだわりたいですね。どんな相手でも勝ちにいくのには変わりないです」


――今回の試合はシュートボクシングの年間シリーズということで、プロレスとも女子格闘技大会とも違う場での試合になりますね。
「最初にシュートボクシングで試合をしたいって言った時には“後楽園はコアなファンが集まるから、風香は受け入れられないんじゃないか”って言われたんですよ。確かにそうだと思うので、今回もお客さんに受け入れてもらえるのかなっていう不安もありますね。でも、聞いた話では私たちの試合が見たくて来てくれる方もたくさんいらっしゃるらしいので、期待に応えないといけないですね」


――格闘技ラストマッチで、お客さんにどんなものを見せたいですか?
「入場では、やっぱり“プロレスラーだな”って思ってもらえる入場をしたいですね。試合では、闘いの原点を見てもらいたいですね。気持ちの部分。鮮やかな技術とか、そういうのは見せられないので(笑)、宍戸さんや梅野選手にまかせて」

 

――記者会見でも「気持ちでは負けたくない」とおっしゃってましたね。
「前に出る選手同士だと、試合がガチャガチャしちゃうじゃないですか。でも、そういう気持ちのぶつかり合いって、私は魅力的だと思うんですよ。大会の中では異色かもしれないですけど、インパクトのある試合を最後にしたいと思います」