06年第一弾大会に向け、シーザー会長が語る今年のテーマとは?

――会長、いよいよ2006年の闘いが始まりますね。第一戦の2.9後楽園大会も、いいカードが揃いました。会長は今年のSBのテーマをどのように考えられてますか。
「もう20年たったからね。形はできてきたんで、興行タイトルじゃないけど新しい時代をシュートボクシングで作っていきたいね」
――20年間やられてきた中での手応えというか、SBの財産みたいなものって何だと会長は思われますか?
「やっぱり、雨が降ろうと風が吹こうと雪が降ろうと、ずっとこの道でやってきたからね。それが自信になってるね。流されちゃうところも多いんだけど、ウチはウチでやってきたから。どっかの真似をする必要はないんだからね。他がやってないことをやってきたのがよかったんじゃない」
――と同時に、外で実力をアピールしてもきましたよね。去年はアンディ・サワー選手がK-1 MAXで優勝を果たしましたし。
「アンディは初来日がS-cupで、ウチで育ったみたいな選手だから嬉しいね。正直“もっと頑張れよ”って思った時期もあったんだけど、使い続けてよかったよ」
――今年のサワー選手は、MAXとS-cupという2大トーナメントに出場することになりますよね。かなり厳しい闘いの連続でしょう。
「いや、でも舞台があるって幸せなことだよ。チャンスがなくて困ってる選手はたくさんいるんだからさ。本人もそう思ってるんじゃない? 両方とも優勝するのは確かに至難の業だけど、それを乗り越えてほしいね」
――S-cupでは、日本代表が誰になるのかも気になるところです。
「そうだね。宍戸は前回の準優勝だから当然、出る権利があるし。緒形も、前回ああいう形で終わってるんで、アイツの人生のためにも出してやりたい。ただ、候補はそれだけじゃないからね。今回の菊地VS大野もそうだけど、S-cupに出たがってる選手はたくさんいるから。今年は興行数も多いから、その中で生き残った選手がS-cupに出ることになるだろうね。出場枠によっては、同門対決をやるかもしれない」
――緒形VS宍戸ですか!?
「その可能性はあるし、本人たちだって覚悟はあると思うよ。そこに割って入る選手が出てくるかもしれないし、まだまだ分からないよ。大野だっていい選手じゃない。ああいう選手こそプロだよ。宍戸だって、今回ジダに負けたらどうなるか」
――そんな不吉な(笑)。
「いやいや、ウチはそれぐらいのきつい試合をやらせてくから。そうしないと面白くないじゃない、格闘家として。お客さんはお金を払って見に来るんだからさ、楽な試合は見せらんないよ」
――SBイズムは今年も健在といった感じですね。
「ウチは常に目一杯できたからね。そこがよかったんだと思うし。吉鷹だって土井、緒形だって楽はしてなかったから。宍戸もそういう道を歩んでもらうよ」
――“新エース”から“真エース”への道というか。
「あいつ、練習ではまだ緒形、土井に子供扱いされてるからね。それじゃまだまだだよ。本当の強い選手っていうのは、練習でも隙を見せちゃダメだから。逆に緒形はね、練習ではいいんだけど、その調子の良さが試合で100%出ないんだよね。変な余裕が生まれちゃってるのかもしれない」
――練習で調子がいいだけに、という。
「そこが、今の緒形の課題だろうね」
――土井選手はいかがですか。
「ホンットにアイツはねぇ……。まだまだ練習しないといけないね。試合は最近よくなってるみたいだけど、オレから言わせりゃまだまだ。もっと必死で頑張らないと」
――エース級の選手でも、まだまだやるべきことは多いと。
「そりゃそうだよ。あとは次の世代を育てることだね。新世代っていわれてる宍戸、菊地だって20代の後半だからね。石川だって30すぎてるしさ。早く新しいスター候補、10代後半から20代前半の選手に出てきてもらいたいね。そのために、これからはアマチュアの全日本大会の数を増やそうと思ってるんだよね。いい素材が出てきたら、2、3年あれば育てられると思うんだよ。それをやっとかないと、次のS-cupに間に合わないからさ」
――次っていうのは、今年のその次ですか?
「そうそう」
――2006年を通り越して、もうそこまで考えてるんですね(笑)。
「そりゃそうだよ。選手は今年のことを考えてればいいけど、指導者はそうはいかないから。今年は2008年のS-cupに向けて頑張るよ(笑)」

 

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