ひねもすのたりのたりかな

あー今年のシリーズ戦も無事終わった・・・。
今年は、シュートボクシングにとって創設20周年という節目の年だったこともあり、初っ端のGROUND ZERO FUKUOKAからシリーズ最終戦まで、わりと集中して大会に挑んできたので、終わってみれば長いようで短かったような、辛いようで楽しかったような、キレてるようでキレてないような、なんともキツイけど思い出深い1年でございました。

さて今大会、なんだかんだで面白い試合が続き、非情にいい形で最終戦を締めくくることが出来たわけですが、試合前の俺の回りは割りと面白い感じになっておりました。
ジムの大半の選手が試合だったので、当然、俺以外の人間は日増しに痩せコケて行くわけです。オガケン(緒形/雷のような屁をこく)はどんどん頬骨が飛び出てきてガチャピンみたいになってくし、早くから体重がアンダーしてしまっていた宍戸(大樹/最近よく屁を漏らす)は日焼けサロンで顔ばっか焼け焦げて日本猿みたいになってるし、同じくタケチ(石川/小気味良い屁をこくが他人の屁は酷く嫌がる)も焦げすぎてムルアカみたいな顔してて、ノリ(今井/さすがに屁はしない)はえなり君に似てるし、土井君(鼻/屁の塊)に至っては、痩せて既に鼻しか見えなくなっておりました。
22日に来日したアンディ(サワー/車で有り得ない屁をこく“屁ボマー”)は、相も変わらず機内食を我慢できなかったらしく、到着するなりせっせと汗をかき、加えて2度の日焼けサロン通いで精悍さをアップグレード。

それぞれが20周年の最終戦に向けて集中しまくりです。
全員無事計量をパスし(アンディとオガケンは若干オーバーもパンツを脱いで滑り込みフリチンセーフ)いざ決戦。この日は対戦相手もそうですが、誰が一番輝くのかの競争でもございます。

しかし、トップバッターを務めたノリは3ラウンドにカウンターを浴びて轟沈、タケチは写真判定で命からがら鼻の差勝利といった感じで、二人とも早々に戦線を離脱。

こうなると一層やる気に逸る緒形君。
1ラウンド開始直後、負傷箇所の左目にパンチを直撃されて目ん玉がロンパったらしく、やや動きの固さが目立ったものの徐々に距離感を掴んで迎えた3ラウンド。クレ556でも拭きつけたのか、錆びた鉄拳が“豪腕”へと復活!右のストレートでホセインの顎を打ち抜き、衝撃のKO勝利を収めました。この試合について、ご来場頂いた沢山の皆さんにご心配の声を頂きましたが、対戦相手のホセイン選手は、あの後すぐに意識を取り戻し病院にてMRI検査を済ませ、その日のうちに無事自宅へと帰宅致しました。引退試合の相手に緒形を指名し、その拳の前に沈んだものの“男の散りっぷり”を魅せてくれたホセインさん、現役生活本当にお疲れ様でした。来年のシリーズ開幕戦で、あらためて引退式をやりましょう。

そして、ひっさびさに激しい減量を行い68kg契約の試合に挑んだ土井君。
その締まった顔はとても懐かしく、白山時代(数々の伝説が生まれた旧シーザージム跡地)を思いだすほどに若返っておりました。腹周りもスッキリし、腰のキレが戻った“キラーロー”の威力は流石。ヒジを警戒するあまり、上体の動きはわりと硬かったものの“キラーロー”にてキッチリKO勝利。しかも本当に効かせたのは、土井が記念すべき10個目の切り傷を顔面に刻まれた後に、下がりながらも冷静に狙いを定めて放った僅か数発のローキック。“ただのロー”に成り下がっていた土井のローが、再びキラーぶりを取り戻しました。
一方、土井が巧みに防御するヒジを、あの大きな鼻に邪魔されずにきっちり目尻にヒットしてカットしてみせた・・・ヒットしてカット?ヒットしてカット!ハッとしてグー!・・・。
そんなカノクチャイ選手も、攻めの姿勢が素晴らしい選手でした。セコンドの元気さん(哲央さん/この12月にめでたく結婚される山木魂)、加藤君(へび/常に酔ったようなテンションなので、いつ酔払ったのかが今一掴めない町内会人)有難うございました。

さぁそして宍戸さん。
煮豆みたいな顔で入場してきて相手に一瞥をくれる姿なんかは、最近もう風格すら漂ってきてますね。
開始のゴングがなるや奇声と共に飛びヒザを仕掛・・・いや、正直“奇声”は今作りました。意味のないウソをつきました。ああはいはいスミマセンね。
いやとにかくまぁ~動くこと動くこと。執拗な前蹴りでボディに意識をいかせておいて、顔面パコポコ殴ってバックキック一閃。お腹がとても痛くて、思わず背中を向ける相手を猛追してラッシュを仕掛けると、なぜか宍戸が轟沈(フラッシュダウンだと言ってはばからない宍戸に、後日ビデオを見せると再び轟沈)。
さすが魅せる男は違います。風車の理論を地で行きます。
立ち上がると、鬼のような速射砲でダウンを奪い返し、掴んではぶん投げ、寄れば前蹴りで吹き飛ばす一歩的な展開に。すると、やおらセコンドの年配トレーナーがタオルを持ってリングへと上がって行くではないですか。会場から「あ~ぁ」のタメ息が漏れたその瞬間!!
なんとそのオジさんは、“チョイ”と優しくバルジンニカムの鼻血を拭ってあげたのでした。
「えぇっ!?」と会場中がズッコケそうになったその時、レフリーの茂木さん(俳優も務めるSBOB/楽しいブログhttp://k.excite.co.jp/hp/u/kojimotegi/)が、完熟トマトみたいに赤く膨らんで激高し始め、トレーナーをリング下へ下りるように指示。
しかし一端は下がったオジさん、なぜか再びタオルを持ってリングに上がっていくのです。
どうやらセコンド間の意思疎通が上手く取れていなかったらしく、「途中棄権の意思表示としてタオルを投げ入れよう」という意図をハッキリと伝えられぬままにタオルを渡され、「行け行け」とだけ合図されたオジさんは、「ん?なんだ、タオルで?上?選手?あ、鼻血か?鼻血だな!?あ~、な~るほど拭くのね、え!?あれ?なん・・・ダメ??なに怒ってんだよ赤玉みたいんなって…え?投げんの!?投げんのね?」と、ゼスチャーゲームのようなノリで正解に辿り着き、タオルを投げようと振り向くと「試合中の選手に触れるなぁ!!」と、そんな事情を知る由もなく、ますます赤黒く変色し極悪トマトみたいになっていく茂木レフリーが、手をブンブンブンブンしてリング降りろと絶叫。
降りようとすると下からは「タオル入れろ!」とヤンヤの指示、しぶしぶ上に上がろうとすると怒髪天トマト、下に降りれば蒙古覇極道…。もうワケが分からなくなったところで、忍(白鳥/前全日本キックライト級チャンピオン)がポイとタオルを取ってリングに投げ入れ一件落着。しかし中を舞ったタオルは、反対を向いている背中越しに茂木さんの手元にポトリ。すると、どうやらタオルをぶつけられたと思ったらしい茂木さんは、まるでワニガメのような形相で振り返り、オジさんを一喝しようとテクテクと詰め寄ったその時、状況を冷静に見ていたタイムキーパーの張さんによってゴングが打ち鳴らされ、無事試合は宍戸のTKO勝利で幕を閉じたのでした。

さてメインイベントに登場したアンディ。
もうね、会場入りすると王者のオーラをビュービュー噴き出しまくります。最近の入場シーンなんかは、鳥肌ピンピンにカッコいいです。
とても、替えのパンツも着替えも持たずにシャワーに入って「ソォリィイマイ。タオルプリーズ」とまだ練習生がいるところに半裸で出てきたり、土井が減量中の僅かなカロリー摂取の為に机に置いている飴玉をトレーナーに隠れて山ほどパクッて行ったりするようには見えません。
試合はといいますと、序盤、痛めている右拳を使わずに、左のパンチとローキックでプレッシャーをかけ、時折矢のようなストレートを放ってナラントンガラグを怯ませるという落ち着いた感じで進めていたのですが、事前に送ったビデオとルールブックを良く研究していたというナラントンガラグが、投げ技でポイントを稼ごうと執拗に抱きついてくることにムカついたのか、痛い右拳そっちのけで恐怖のコンビネーションを繰り出し始め、一気にダメージを負ってスタミナを消耗したナラントンガラグを押さえつけると、デコといわず顎といわず、そこに頭があったから~とばかりにヒザをかち上げ、計3度のダウンを奪って完勝を収めました。
しかしナラントンガラグは、本当に紳士でいい人だったなぁ~。あ、ホーミー出来るか聞くのを忘れてた。

最後は、シーザー会長、アンディ、宍戸、土井、緒形がリングに上がり、アンディ・サワーキャップ(EVISUオリジナル)や、PONYのリストバンドなどをリング上から次々と客席に投げ入れプレゼント。
万々歳で最終戦を閉幕することが出来ました。皆さん本当に有難うございました~。


はいはい今日のらーめん
斑鳩@九段下http://media.excite.co.jp/Travel/special/noodle02/tokyo.html
ここは、前にも紹介した青葉のインスパイア系と呼ばれるお店で、節、鯖節、利尻昆布を使った魚介系スープと、鶏ガラと豚骨の動物系スープを合わせるダブルスープ。濃厚なコクと上品な香りを楽しめます。特にここは、完全無化調で天然ダシのみを使用してるので、そう思って味わってると、なんだか素材の味が分かったような気になります。ネギが入っていないのも特徴のひとつ。食った後に思わず「ふぅ」という声が漏れる和風テイストなお店。更にここはデザートも人気。食ったことないけど、「杏仁プリン」は男女を問わず大人気らしい。