黒船 アンディ・サワー Andy Souwer

 

2002年7月7日。たった一隻の黒船が日本に上陸し、そして一夜にして格闘技界の勢力図を塗り替えようとしていた。
実に5年ぶりに行われたSB中量級最強を決定するワンデートーナメント『S-cup』。ここで日本デビューを果たし、一気に優勝をさらったのがアンディ・サワーである。


彼のファイトは、鮮烈だった。流れるようなパンチと蹴りのコンビネーション、うなりをあげるボディフック、そして一度走り始めたら相手がひざまずくまで止まらない猛ラッシュ。

 

02年の初来日から09年までの7年間で、『S-cup』王者に輝くこと3度、『K-1 WORLD MAX』王者に輝くこと2度。恐ろしいまでの戦績を残すサワーは、史上最強の“脅威”であり、もっとも頼もしいSBの外国人エースである。この男と張り合う日本人が出現し、サワーとともにSB自体のレベルを上げていってこそ、SBが胸を張って「立ち技最強」を、世間にアピールできる時かもしれない。

 

ギャラリー


『S-cup2002』の準決勝で、サワーは日本人エースの一角・土井をKOする。ボディを効かせ、心を折る倒し方だった

『S-cup2006』で実現したサワーとダニエル・ドーソンとの一戦。まさにSB外国人トップ対決だったが、絶対王者の牙城は揺るがずサワーの判定勝ち

『K-1 WOLD MAX』は05年と07年を制覇していサワー。特に07年は決勝の相手が魔裟斗だったこともあって、SBの名前は一気に広まった