創始 シーザー武志 CAESAR TAKESHI

 

「キックボクシングだけじゃない。世界には様々な格闘技があるんだよ」
初代タイガーマスクであり、ともに新格闘技を模索していた佐山聡を介して出会ったプロレスの神様カール・ゴッチが、シーザー武志に語ったこの言葉。この一言をヒントにしてシーザーがシュートボクシング(SB)を考案したのは1985年のことだった。


“既存の格闘技にこだわることはない。理想の格闘技がなければ作ればいいんだ”
こう考えたシーザーは、「打つ」「蹴る」に加えて「投げる」「立ち関節を極める」という自然な闘いに近い形を考案。これが「立ち技バーリトゥード」と呼ばれるSB誕生の瞬間だ。


自ら名王者として君臨し、しかも名伯楽として多くのシュートボクサーを育て上げる。アスリートとプロモーターとを掛け持ちしながら、一代にしてSBという競技の確立を果たしたシーザーの功績は計り知れない。SBは彼のフレキシブルな発想力、無尽蔵のバイタリティー、人を惹きつける「人間力」によって生み出されたと言える。

 

ギャラリー



UWF勢とは合同興行を行うほど結束は固かった(右から高田延彦、シーザー武志、前田日明、山崎一夫)

SBの名を一気に高めたジェームス・バシムとの異種格闘技戦。ハイキックによる逆転KO勝ちで、シーザーはSB存続の危機を守った

WKA王者、ジョン・ナバロリと世界ホーク級の初代王座をかけて闘ったシーザー。5分8秒でKO勝ちした