1.23福岡大会直前! 土井広之インタビュー
――というわけで、中国でひっそり復帰戦を終えてきた土井選手ですが(笑)。
土井 ククククク(笑)。こっそり負けてきましたよ、ええ。最初は出たくなかったんですけど、終わってみるとやってよかったなと。
――試合内容も、散打ルールながら大接戦だったようで。
土井 最後の最後、高い蹴りを出したらコケてポイント取られちゃって。でも中国のチャンピオンにローを効かせたし、お客さんも反日感情バリバリだと思ったら自分の攻撃で沸いてくれるしで、やってて気持ちよかったですね。いいっすよ中国。これからは中国でやっていこうかなと。
――ああ、福原愛ちゃんばりに。さすが卓球一家出身だけあって中国に縁がありますね(笑)。そんな土井さんですが、『GROUND ZERO』も近づいてきてます。
土井 ええ。もう去年のことは忘れて、前だけを向いていきますよ。今年のテーマは“まっすぐに蹴る”!
――相変わらず好きですねぇ(笑)。相手はタイの強豪パジョンスックですが?
土井 ……ちょっと後ろを振り向きたくなりましたね(笑)。ある日、いきなり会長に呼ばれて「パジョンスック、どう?」って言われて。どうも何も、ほとんど知らない選手だしなと思ってたら、ウチの広報をしてるとかいう人が「向こうにはオファー出しといたから」って(笑)。
――本人の意思は関係なかったと。さすが森谷さんですね。でも、やりがいのある相手ですよね。テクニックのしのぎ合いという点では、土井選手の持ち味も出やすいと思いますし。
土井 まあ、いわゆるタイ人のうまさ、強さを持ってる選手ですよね。間違いなく強いでしょうね。
――対策とかは考えてますか?
土井 いや、無策です。
――無策!
土井 なんにも考えてないですね。っていうか考えても無理!(笑)。
――その場の反応でいくしかないって感じですか。
土井 チャンスがあるのはローキックでしょうね。タイ人はローの防御に無頓着だし。そういう意味では、ヨーロッパの選手よりやりやすいかもしれないですね。パジョンスックはサウスポーだから余計に当たるでしょうし。
――おお! 今回は自信たっぷりですね。
土井 いや、ヨーロッパの選手に比べたら、まあどっちかっていえばやりやすいかな、ぐらいですけど。なんだかんだいって強いっすからね。首相撲はやっぱり嫌ですし。
――ただ、宍戸選手、菊地選手が伸びてるだけに、土井選手や緒形選手の世代にも踏ん張りが期待されてると思うんですよ。
土井 ああ、“新エース”宍戸に“新キラーロー”菊地ですか。ボクは旧エース、旧キラーローとしてぼちぼちやってきますよ(笑)。
――でもほら、そうはいっても緒形選手がメイン、土井選手がセミなわけですから(笑)。
土井 ああ、それはねぇ。ホント宍戸さんを差し置いてセミだなんて申し訳ないですよ。すいません、宍戸さん。
――あくまで、さん付けなんですね(笑)。今年はSB20周年でもありますし、そのスタートとして大事な大会ですから頑張ってください。
土井 そうっすね。そういう年に現役でいられるのも嬉しいことだし。会場も大きいですしね。今年は大舞台で勝ちたいですね(笑)。今まで大会場で勝ったことないんで。“天井が高いとアガる男”って呼ばれてますから。ちょっとそれを払拭していきたいなと。


