宍戸、サワー参戦! 9.4K-1 MAX詳報

9月4日、有明コロシアムにて開催された『K-1 WORLD MAX 2006 ~世界王者対抗戦~』に、シュートボクシングからアンディ・サワーと宍戸大樹が参戦した。
待望のMAX参戦を果たした宍戸大樹は第5試合でブアカーオ・ポー.プラムックと対戦。今年の世界一決定トーナメントでアンディを破り優勝を果たしたブアカーオにあえて挑んだ宍戸。SBの看板を背負って立つエースとしても負けられない試合だったが、1R開始早々、ブアカーオの左フックをまともに食らい、わずか15秒でKO負けとなった。自身の最終目標である『S-cup』優勝へのよき原動力になるはずだったブアカーオ戦が一瞬にして悪夢に変わった宍戸。この悔しさをバネに、『S-cup』での巻き返しに期待したい。
メインイベントでは、アンディ・サワーが小比類巻貴之と対戦した。両者は昨年の世界一決定トーナメント準々決勝でも対戦しており、その際はサワーが判定勝利。今回は小比類巻のリベンジを受けて立つ形となる。
序盤、やや動きに固さが見られるサワーは、小比類巻にローや前蹴りで攻め込まれる。スロースタートという悪癖が出た格好だが、やはり今回も2Rに入ると一気に全開。多彩で的確なパンチテクニックで小比類巻を追い込んでいく。たまらずホールディングを連発する小比類巻に対し、審判がイエローカードを出したところで2Rが終了。
3Rになってもサワーの猛攻は止まらない。容赦のないパンチ連打でダウンを奪い、その後もラッシュ。KOこそ逃したものの、圧倒的な実力差を見せつけ、3-0の判定勝利を収めた。
宍戸がKO負け、サワーが圧勝と完全に明暗が分かれる形となったSB勢。この結果が今後のSB戦線、そして『S-cup』にどのような影響を及ぼすのか、注目したい。

■宍戸のコメント
「自分としてはドロドロした接戦に巻き込みたかったんですけど、その前に試合が終わってしまいました。仕方ないです。実力です。今は何を言っても結果論になってしまいますが、自分としては1Rからいくってことは決めてたんで。ただ少し意識しすぎていたというか。一瞬の隙をブアカーオ選手は見逃しませんでした。そこが彼と自分との差なんだな、と思いました。完敗です。リングに上がっても相手は等身大に見えていたし、アウェイのリングだからと言って浮き足立っていたという気持ちはなかったです。パンチをもらった瞬間は分からなかったですね。立ち上がってレフェリーに止められた時は記憶が飛び飛びで今は思い出せません。ブアカーオ選手の圧力を警戒してたんですけど、意外と楽に自分の間合いに入れたんで、それで攻め気に走ってガードが甘くなってしまったんですね。そこはやっぱり集中力という面で差があったと思います。ガードが下がった部分に関しては映像を見てきちんと克服していかなければならない部分だと思います。大勢の前でぶざまな試合を見せてしまったんで、MAXを目指しているわけではないですけど、これからいつどんなオファーが来てもいけるようにホームで自分を磨いて頑張っていきたいと思います。今回の負けで自分が目指している『S-cup』に出場できるかどうかは分からないんですけど、もし出場できるのであれば11月3日には今日の負けを取り戻して再起をはかりたいと思います。シーザー会長とはまだ話してません。みっともない試合をしてしまって、どんな顔をして会長の前へ行けばいいか、正直分かりません」

■サワーのコメント
「小比類巻はもっとアグレッシブに攻めてくると思ってたんだけど、かなり落ち着いた感じの試合運びだったね。1R目は様子を見てたんだけど、勢いがないのは分かったから2R目からはKOを狙うつもりで積極的に攻めてみたんだ。KOはできなかったけどね。彼が積極的じゃなかったことについては、イライラしたわけではないんだけど、なかなか試合がうまく運ばなかったのは事実だね。まぁ、試合には勝ったから良かったけど。今日、同じSBから出場している宍戸が負けた事によって、“自分は負けられない”というモチベーションになった。二人で代表として出場したわけだけど、自分が負けてしまうと、SBの名前に傷がついてしまうし、それにSBの代表として、素晴らしいファイティングスピリットを見せたかった。SBが強いというところを見せたかったから、今回は絶対勝ちたかったんだ。(今後は)試合が終わったばかりだからまずはリラックスするよ。今週はまだ月曜日なので週末からまたトレーニングを始めるつもり。しっかり練習して『S-cup』に臨みたいと思ってる。次は9月23日にあるSBの試合で頑張ります」