火魂~Road to S-cup~其の四:大会速報

7月21日、東京・後楽園ホールにて、シュートボクシング年間シリーズ第4戦『火魂~たまし~其の四』が開催された。今大会では、宍戸大樹VS山口太雅のウェルター級タイトルマッチ、金井健治VS大野崇のスーパーウェルター級タイトルマッチが実現。この試合の勝者同士が9月大会でS-cup出場者決定戦を行なうことも決まっており、“Road to S-cup”のサバイバル戦という様相だ。


2月の戴冠以来、絶好調の金井はこの日も徹底してパンチ勝負。大野が得意とする左の蹴りを何度となく浴びながらも前進を続け、さらに計4度ものシュートポイントを奪って判定勝ちを収めた。続く宍戸VS山口も文句なしの激闘。山口は序盤から強烈なミドルキックと左右のフックで優勢に試合を進め、パンチをヒットされた宍戸の動きが一瞬、止まる場面も。しかし宍戸は持ち味であるスピーディなステップから蹴りを放ち続け、4Rになるとボディのダメージでペースの落ちた山口に猛ラッシュ。5Rにはダウンも奪い、判定で王座防衛を果たした。タイトルマッチ2試合とも、王者のプライドと挑戦者の気迫が噛みあった激闘となっただけに、会場のファンも大興奮。9月に対戦することになった宍戸と金井はお互いに闘うことを望んでいたというだけに、次回はさらなる熱戦が期待できそうだ。


また、軽量級戦線の行方を占う意味で重要だったのが石川剛司VS歌川暁文の一戦。旧知の友人同士ということもあって闘いにくいかと思われたが、両者は出血をきっかけに激しい打ち合いを展開。双方の負傷と出血でノーコンテストとなったものの、試合内容は素晴らしかっただけに再戦にも大きな期待が寄せられている。
そしてこの日、ついに『S-cup』の正式な日取りと会場が発表。11月24日、さいたまスーパーアリーナでの開催が告げられると、場内は大きな拍手に包まれた。PRIDEをはじめ数多くの格闘技ビッグイベントが行なわれてきた会場で、SBがどんな闘いを見せるのか、そしてディフェンでシング・チャンピオンである緒形健一に続く日本代表は誰になるのか。SB最大のイベントに向け、9月大会も目が離せないものになりそうだ。

 

〈RESULTS〉
第10試合/SB日本ウェルター級タイトルマッチ(3分×5R・無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム)vs山口太雅(寝屋川ジム)×
※判定3-0。山口は5Rにパンチ連打でダウン


第9試合/SB日本スーパーウェルター級タイトルマッチ(3分×5R・無制限延長R)
○金井健治(ライトニングジム)vs大野崇(Unit-K)×
※判定3-0。金井が王座防衛に成功。金井は1R、3R、4R、5Rに首投げでシュートポイント1獲得


第8試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○ファントム進也(龍生塾)vsニコ・ファレイゼン(Team Souwer)×
※判定2-0(ファントムは3Rに首投げでシュートポイント1獲得)


第7試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
-石川剛司(シーザージム)vs歌川暁文(UWFスネークピットジャパン)-
※無効試合。3R、石川が眼か底骨折、歌川が出血により両者ドクターストップとなったため


第6試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○アレックス・ロバーツ(空柔拳会館)vsマジェスキー“ザ・ハリケーン”(チーム・ブラジリアン・ディザスター)×
※1R1分41秒、KO(3ノックダウン)。マジェスキーは右フック、パンチ連打、左ヒザ蹴りでダウン


第5試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×岩下雅大(龍生塾)vsミュン・ホンマン(AN SUNG SUL BONG GYM)○
※判定3-0。岩下は1Rにフロントチョークでキャッチポイント1獲得


第4試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○レーナ(及川道場)vs富田美里(シーザージム)×
※延長1R判定3-0。富田は3Rに首投げでシュートポイント1獲得


第3試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○島田洸也(シーザー力道場)vs木滝諒栄(フリー)×
※2R終了時、TKO。木滝が右肩の脱臼により続行不能のためドクターストップ。島田は1R、2Rに首投げでシュートポイント1獲得


第2試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○伏見和之(シーザー力道場)vs大沢豊慶(大村道場)×
※判定3-0


第1試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres)vs湯田達巳(シーザージム)×
※判定3-0。鈴木は1R、2Rに首投げでシュートポイント1獲得