SHOOT BOXING

HUMAN OF SB

「弟がいたから、今のボクがいる」

来たる4月16日(土)に行われる『浅草花やしき Presents SHOOTBOXING 2016ヤングシーザー杯』。

メインを務めるのはプロ5戦全勝、シーザージム期待の星・笠原弘希選手。
浅草生まれ、浅草育ちの笠原選手にとって地元開催は、周囲からも大きな期待を寄せられている。期待を一身に背負う若干16歳の胸中に迫る。

今までの試合は全部勝っていますが、さらに苦しくなる場面があるはずだと思っています。格上の選手との試合が多くなるし、それが今年だと。だから、しっかり乗り越えていきます。

今回の花やしき大会は僕がメインです。5戦しかやっていないのにメインなんて、本当にありがたいです。親とかも気合い入っていてヤバいくらいです(笑)。知人もみんなで応援に来てくれるので、負けられないですね。

昨年デビューさせてもらったばかりのときは、試合は勝てばいいと思っていたところがありました。でも前回の試合で応援に来てくれた人たちから「3ラウンド目はもらわないようにまわっていたんでしょ」って言われて、「あー、逃げているように見えたんだな」って。それだとお客さんが冷めちゃうなって。(SHOOT BOXING2016 act.1 2月13日(土)内藤 凌太選手との対戦は3−0の判定勝ち)。

試合の後にお父さんに「会場盛り上がっていた?」って自分から聞いたりしました。自分は逃げているつもりはなく「ハイキックが来るな」と思って絶対にもらわないようにしていたのですが、やはりプロは内容が問われるなと改めて思いました。

「弟がいたから、今のボクがいる」
今年がひとつの正念場だとふまえる弘希選手。これから描く自身の選手像とは。

僕はパンチが多いので打ち負けないところをお客さんには見て欲しい。自分は絶対パンチでは他の選手には負けないし、「一発もらったらヤバイな」と思わせる選手になりたいです。「こいつ一発あるから危ないな」って思わせる選手に。

展開が少ない試合って、見ていても面白くない。蹴りが得意な選手同士が蹴りをペチペチ当てて終わりとか。それだとお客さんにも楽しんでもらえない。最近見にいった試合で、お互いにパンチをもらってのダブルノックダウンがあったんですよ。先に立った方が勝って、もう一人が立てなくて。あぁいう面白い試合ができる選手になりたいです。

「弟がいたから、今のボクがいる」
高校に通いながらプロとしての道を突き進む、その暮らしぶりを聞いてみた。

朝6時〜7時は走り込みをして、それから学校へ行って。16時~17時30分頃に帰ってきて、ジムで練習して、帰宅したらごはんを食べて翌日の準備をして、夜1時くらいに寝る。

リラックスする時間は、練習が終わってからおもしろいユーチューブを見ています。動画を見ている時間が一番楽しいですね。

学校の授業で得意な科目は国語です。漢字はダメですけれど。テストで「文を読んでこれは何を表しているでしょうか」って問題とかあるんですけど、それが僕は完璧なんですよ。ほんと、完璧なんですよ。苦手なのは数学と、あ、あと英語も。
ときどき練習で疲れてしまって授業とか寝ちゃうときもあるんですけど、担任の先生は「プロっていうだけですごいんだから、他のことはあまり言わないけれど、最低限のことはしっかりやれ」って言ってくれます。友達もいるし、学校は楽しいです。

「弟がいたから、今のボクがいる」
実はスポーツはあまり得意ではないと話すが、なぜプロを志したのだろう。

僕は「自分がどこまで強いか」っていうのを求めているところがあります。格闘技ってベルトがあるじゃないですか。ベルトをとれば、シュートボクシングで一番ってことになる。でもさらにその上があって。だから、そこで勝っていけば強いってことになる。そのためにも今は他の選手には絶対負けないことです。

僕は小学校4年からシーザージム浅草に通っているのですが、小学生のときはアマチュア大会に出ても負けてばかりでした。小学5年生のときはずっと勝てなくて「練習していても意味があるのかな」って思っていました。その一年間は練習が全然楽しくなかったです。「どうせプロになっても通用しない」って思っていて、プロになる気持ちはなかったです。でも中学生になってから練習量を増やしたら勝てるようになってきてプロを目指すようになりました。

「弟がいたから、今のボクがいる」
「強くなるために必要な物」とは?

自分に負けない気持ちです。僕にはずっと一緒に練習してきた弟がいるのですが(弟・笠原友希 2015年全日本アマチュア選手権 中学生の部50kg級優勝)あいつの頑張っている姿を見ると負けていられないって気持ちになる。僕の試合前とか「これで負けたら恥ずかしいよね」とか言ってくるんで、「だったら絶対にぶっ倒してやる」って気持ちにさせてくれるし。

僕が中学生のとき、タイで兄弟で試合をしたことがありました。先に戦うのが弟だったので、「お前が負けたら気持ちが落ちるから勝ってこいよ」って言ったら、あいつ勝って帰ってきて。そのとき「勝ってつないだから」って試合前の僕に言ったんです。だから「俺も絶対に負けられない」って思えました。そのときの試合は僕も勝ちました。

弟は本当に気持ちが強いし、普段の生活も練習もしっかりやっている。本当にすごいなと思います。あいつが頑張っていると僕も頑張れる。もし、弟がいなかったら気持ちの面とか、全然違っていたと思います。今の自分は弟があっての自分だと思うので。ライバルっていうのではなくて、高め合う、そんな存在です。

切磋琢磨しあう兄弟の絆が強さの源と語ってくれた弘希選手、今後さらなる躍進をみせてくれることだろう。

そんな新風を感じさせる大会『浅草花やしき Presents SHOOTBOXING 2016ヤングシーザー杯』に、弟・笠原友希選手も出場が決定している。幼きころからシュートボクシングの総本山・シーザージム浅草で強さを磨いてきた生粋のシーザーっ子、笠原兄弟の戦いぶりに注目が集まる。

4月16日(土)
浅草花やしき Presents SHOOTBOXING 2016ヤングシーザー杯開催概要は こちら

聞き手 : 高橋藍

笠原弘希 (かさはら ひろき) プロフィール写真

笠原弘希 (かさはら ひろき)

1999年8月10日生まれ。東京都出身。シーザージム浅草所属。
175センチ/55キロ
SB日本スーパーバンタム級 戦績/5戦5勝(2KO)
2015年4月デビューしてから敗戦なしの連勝中。

最新の大会情報

大会名
SHOOTBOXING 2017 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #21
日時
2017年10月15日(日)本戦開始13:00 ※オープニングファイト12:30~
チケット販売所

公武堂
チケットぴあ

グラップリングシュートボクサーズ
TEL:052-893-0222 
info@gsb-nagoya.com

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