11.22 17連勝中のMIO、最大の試練到来も「今回こそはKO狙いで1R目からガンガンいく」
11月22日(水)東京ドームシティホールにて開催される『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』でWPMF世界女子ミニフライ級王者ペッディージャー・オー.ミークン(タイ)と対戦するSB日本女子ミニマム級王者MIO(シーザージム)。前戦となった9月大会で32戦目にしてムエタイと初対戦し勝利したMIOだが、首相撲などのムエタイテクニックで手を焼く場面もあった。今回、さらに強い相手が用意されるも、「次こそはKOしたい」と力強く意気込みを語った。
――今回、シュートボクシング(以下SB)ビッグマッチ「GROUND ZERO」参戦、そしてタイ人選手との対戦が決まりました。
「9月のルンナパー・ポームァンペットとの試合前に、研究のためにルンナパーの映像を見ていたら、今回闘うペッディージャーとの試合映像だったんです。その試合はペッディージャーが勝っていたんですが、やっぱり天才と呼ばれて対戦相手がいないといわれているペッティージャーの印象の方が強くて、いつかやることになりそうだなとは思っていたら今回さっそくの対戦となりました。これぞムエタイという感じの綺麗なファイトスタイルですし、動きが速くて蹴り技がうまかったですね。トレーナーのダムさんからも強い選手だと言われていて、身の引き締まる緊張感のある練習が出来ています」
――その9月大会では、MIO選手は32戦目にしてムエタイと初対決でしたが、日本人や欧米人選手と違ってやりにくさはありましたか。
「何だか変な距離感があるのを感じました。私は、蹴り技が得意なタイプの選手があまり好きではありません。パンチでガンガン打ち合いに行きたいでのすが、この前はいいところで首相撲で組み付かれてしまいやらせてもらえませんでした。今回はそうならないようにパンチのバリエーションを増やして攻める練習をしました」
――現在17連勝中ですが、連勝記録にはこだわりますか。
「勝つことよりも倒すことを目標にずっとやっているのですが……倒せなくて本当に笑えなくなりましたね(苦笑)。RENAちゃんにもそこをいつも言われています。今回こそはKO狙いで1R目からガンガンいきたいと思います」
――シーザー武志会長はMIO選手の右ストレートがさらに威力が増したと言われていました。
「最近結構身体の調子が良くて、いい練習も出来ています。以前から取り入れているフィジカルトレーニングの成果も徐々に実感しています。パンチだけでなく、蹴り技も色々な練習でスキルアップしているので両方をバランスよく上手く使える選手になりたいですね」
――12月にはSB香港大会でタイトルマッチも待っています。
「12月の相手も強いと聞いたので、11月が終わっても気が抜けないです。もうやるしかないですね。大みそかのRIZIN参戦をアピールできるぐらいの勢いを付けて連戦に臨みたいと思います」
――勢いといえば、以前(2016年6月18日)に対戦したMISAKI選手が9月にはJ-GIRLSミニフライ級王座を獲得するなど、MIO選手の首を狙って勢いを付けています。
「怖いですね(笑)。意識してないと言いたいところですが……私は気にするタイプなので意識はしています。RENAちゃんの姿をずっと見ていて、追われる立場というのは大変だなと 感じるようになりました。それでもずっと勝って結果を出し続けているRENAちゃんは凄いですよね。今回のペッディージャー戦、香港の試合でもレベルが違うと思われるような勝ち方を見せ付けたいですね」
――最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「今回のペッティージャーは、17歳ながらムエタイの世界では上手さも強さも勢いもある選手だと聞いているので、私はSBの強さアピールできるようにしっかりと実力の差を見せ付けたいと思います」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/tournament_schedule/13522