7.6MIO「大会後、RENAちゃんと記念撮影。あれをしないと夏は始まりません」
7月6日(金)東京・TDCホールで開催される女子格闘技の真夏の祭典『SHOOTBOXING Girls S-cup~48kg世界トーナメント2018~』の48kg世界トーナメント一回戦でイム・ソヒ(韓国)とと対戦するSB日本女子ミニマム級王者MIO(シーザージム)。今年4月大会で敗れたイムへのリベンジを胸に秘めたMIOがトーナメントに向けて熱い想いを語った。
――4月大会ではイム選手に敗れました。今あの敗戦を振り返っていかがですか。
「実力不足、練習不足で……試合では自分がやりたいことが何も出来ないまま終わってしまいました」
――イム戦前には舞台の公演もあったりと多忙でしたね。
「時間ないなりにやっていたと思っていたのですが、今回のGirls S-cupに向けた練習時間と比べると全然練習量が足りなかったんだなと感じますね」
――連勝記録が20でストップしました。久しぶりの負けを味わってどうでした?
「そんなに落ち込むことがなく、逆に焦りました。こんなんで大丈夫なん?と自分の中で色々と思うことがあって、色んな人に手を伸ばしてもらって助けてもらいました。RENAちゃんからは『Girls S-cupなんだから気を取り直してやっていこう!』といった話をたくさんしてもらい、今いい練習が出来ています」
――そのイム選手へのリベンジの機会が早速きました。
「トーナメント一回戦でやれるので凄くありがたいですね」
――イム選手と手を合わせてどういうところに強さがあったのでしょう。
「実際そこまで強敵と言われるほど、強敵ではなかったと思うのですが、心の中で、ちゃんと練習出来ていないという心配な部分がありました。1R目にイム選手のカウンターをもらってヒザを落とす場面があったじゃないですか。ああいうことも初めてだったので自分の中でビックリしてしまい、パニック状態でした(笑)。それでそのまま相手の勢いでやられてしまいました」
――MIO選手の得意な投げ技も封じられていました。
「凄く腰が重かったので、今回は投げを狙わずに打撃で勝負しようと思います」
――改めて出場メンバーを見てどうですか?
「みんながざわつくぐらい凄いメンバーが揃ったなと。これで優勝したらかなり美味しいですよね。実力を証明できる絶好のチャンスだと思います。今の日本チャンピオンのままではそんなに大きなことを言えないので、しっかり世界のベルトを巻いてカッコいいことを言いたいですね」
――反対ブロックからは誰が勝ち上がってくると予想しますか?
「全選手気になっていますが、やはり日本代表の(小林)愛三選手は注目されていて強いので、決勝戦でやれたら面白いですよね。ゆくゆくは対戦する相手だなとは凄く思ってました。あと、シュートボクシングの仲間として、MISAKI選手にも勝ち上がってきてほしいですね。一緒に外国人選手を倒していって最後に日本人対決が出来れば最高です。でもそんな甘いことを言ってられないほど、誰が優勝してもおかしくないトーナメントですよね」
――練習では7人とやることを想定したメニューになっているのでしょうか。
「そうですね。とりあえず一回戦重視でいきつつ、他の選手への対策をしている感じです。ちなみにスタミナ面は3試合分、全然問題ないです。毎日走り込んで足がちぎれそうです(笑)。最後は気持ちの勝負になりますが、誰が相手でも気持ちで負けない自信があります」
――いつも掲げているKO宣言は今回出ますか?
「それをしたらKO出来ない流れになっていません(笑)? 今ボクシングジムに出稽古にも行っていて倒す練習をしています。あと、シーザージムにもボクシングのトレーナーに来ていただいていて、自分の中で凄く変化を感じています。右ストレートに磨きがかかって、今回はかなりいけそうです! 今までは自分の持っているものを出せない距離感で戦っていたのですが、最近はそういうことに気付きました。今までとは違う戦い方にも注目して欲しいですね」
――RENA選手は大みそかに負けて以来の試合となります。お互いに再起戦となりますが、一緒に高め合っているのでしょうか。
「RENAちゃんは寝技を強化しているので、ほとんど一緒に練習は出来ていないのですが、LINEで『試合まであともうちょいやな』『悔いの残らないように出し切るだけやから楽しもう』と連絡をくれてウルウルしています。大会後、絶対にRENAちゃんと一緒にリングで笑いながら記念撮影をしたいと心の底から思っています」
――Girls S-cupお決まりのツーショットですね!
「そうですね。あれをしないと夏は始まりません」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/news/fight/16118/