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4.21RIZIN RENAが復帰戦「平成の失敗は平成のうちに片づけておきたい」

4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催される『RIZIN.15』の記者会見が4月6日(土)都内で行われ、SB世界女子フライ級王者RENA(シーザージム)が復帰戦を行うことが発表された。RENAはサマンサ・ジャン=フランソワ(フランス)と51.0kgで対戦する(ヒジあり、5分3R)。

昨年の大晦日にRENAはフランソワと49.0kgで対戦する予定だったが、前日計量前に減量に伴うドクターストップで試合が中止となっていた。会見冒頭でRENAは「年末は皆様にご迷惑をおかけ、そしてガッカリさせてしまったことを申し訳なく思っています」と謝罪。

「このまま終わるわけにはいかず、早く復帰したいと思い色々と準備はしてきたつもりです。こんなに早くオファーをいただけた以上は、一生懸命頑張りたいと思います。サマンサ選手には年末の会場で謝罪をさせていただきましたが、試合をしましょうと約束をしていたので、この機会をいただいてRIZINさん、サマンサ選手に感謝しています。平成の失敗は平成のうちに片づけておきたいと思います」と意気込む。

契約体重が今回、2kg増えたことについては「49kgは簡単に落とせる体重ではなかったですし、元々SBでは50kgか51kgで試合をしてきました。総合格闘技にチャレンジするときに体格差、パワー差が心配だったので、49kgで戦っていましたが、それに対応できる身体になってきました。前回の失敗もありますし、今、世界を見ても52.2kgの階級が主流になっていて、少しでもそこに合わせていけたら世界への挑戦につながっていくと思い、自分の身体に合わせた体重での試合を相談させていただきました」と説明。

大晦日に試合中止となり、その後どういう想いで過ごしていたかと聞かれると「50戦以上試合をしてきて私自身、計量失敗はプロとしてありえない、自分の中で嫌なこと。直前に試合が流れてしまったり、対戦相手が計量失敗だった経験が多々あり、まさか自分がやってしまったという絶望感は凄く、それよりもサマンサ選手の気持ちも凄くわかり凄く複雑な心境でした。このまま終わってしまうのはファンの方に申し訳ない気持ちと自分自身がこれまでにやってきたことが無駄にはならないけど、もったいない、今まで頑張ってきたのにこんなところで終わってはいけないと思いました。やってしまったことは仕方がないというふうに切り替えて、反省を心からして絶対にプロとして二度と失敗はしない、と練習をしてきました」と気持ちを切り替えて練習に励んできたという。

現在の練習については「残り2週間ちょっとなので毎日が追い込みで1日が経つのがとてつもなく早い。年末よりも遥かに強くなっている自信があるので、残りのラストスパートでケガのないように完璧に仕上げられると思います。新元号が令和になり、“R”の時代を再び作り出せたら」と復活に自信を見せた。

また、RIZINを通してフランソワからメッセージが届いており、フランソワは「ここまで来るのに本当に色々なことがありましたが、ようやくRENA選手と戦う環境が整いました。私は今年に入ってからいつでも試合を受けられるように準備をしていました。この試合に向けての準備は万端だし、チャンスは絶対に逃さない」と意気込みを語っている。


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