4.21RIZIN RENA「謝罪と感謝の気持ちで全てを出し切りたい」
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催される『RIZIN.15』に出場する選手の個別会見が4月19日(金)都内で行われ、SB世界女子フライ級王者RENA(シーザージム)が出席した。
第7試合(51.0kg契約、ヒジあり、5分3R)でサマンサ・ジャン=フランソワ(フランス)と対戦するRENA。当初、このカードは昨年の大晦日に49.0kgで行われる予定だったが、前日計量前にRENAは減量に伴うドクターストップとなり、試合が中止となっていた。
RENAは「今は順調に行き過ぎて、逆に怖いぐらいコンディションはいいです。ケガもなくいい感じで持ってこれたと思います。(計量失格は)プロとしてやってはいけない失敗であり、次にやったら即引退だと思うので早め早めに油断なくやってきて心配はなかったのですが、今が適正体重なのかな?というぐらい凄く体調がいい」と順調な仕上がりをアピールする。
大晦日以降については「1月は引きこもっていましたが、体調を改善するために病院に通ったりして本当に回りの方々、ファンの方々に支えられて少しずつ元気になっていきました。時を自分自身で止めてしまった感覚でずっといたのですが、どうしても早く進めたい、このまま辞めるわけにはいかないという気持ちが強くなり、一刻でも早く一週間でも早くオファーが来てもいいようにという心がけで身体作りをやってきました」といつでも戦えるように準備していたという。「こんなに早く試合のオファーをいただけるとは思っていなかったのですが、それに対応できる練習は常にしてきました。平成のうちにこういう試合を組んでいただいて本当に感謝しています」と試合が待ち遠しい様子も見せる。
契約体重が前回よりも2kg増えたことについては「51kgで自分を試したいと思います。昨年7月のシュートボクシングGirls S-cupでは51.0kg契約でブラジルの選手(=エレイン“パンテラ”リアル)とやらせていただいた時にパワーの差を感じて階級を上げることに踏み止まった部分はあるのですが、あれから時間も経って私自身も身体が大きくなっています。今回は自分を試せる機会。体調が良すぎて試合で苦労する部分もあるのかもしれませんが、その分も楽しみに当日を迎えたいと思います」と笑顔を見せた。
改めて対戦するフランソワの印象について聞かれると「打撃が得意なのかな?と思っていたら、寝技も出来てトータル的に何でも出来るファイター」といい、「年末は私のせいで対戦が流れて皆さんにご迷惑をかけた分、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、オファーを受けてくれたサマンサ選手に感謝して12月から4カ月間経った間は成長できたと思います。前回の分、そして今回の分と遥かに強くなっている姿を見せたい」と自信を漲らせる。
「“強くなっている”と練習仲間の浜崎(朱加)選手、AACCの阿部(裕幸)先生、シーザー武志会長にたくさん言っていただいていますが、自分がまだわかっていないので試合でいろいろと成長した姿を見せて私自身も強くなっていると感じたいですね。前回のことがあるので、謝罪と感謝の気持ちが入り混じってますが、全てを爆発させて全てを出し切りたい」とも語った。
4月6日の記者会見では「今、世界を見ても52.2kgの階級が主流になっていて、少しでもそこに合わせていけたら世界への挑戦につながっていく」と海外での試合も視野に入れている発言もあり、RENAの気になる今後とは!?
「海外志向は、まだ夢の1つであって、出来たらいいなという段階。本格的に52.2kgでやっていくにはまだまだ足りない部分も凄くあるのでとりあえず51.0kgで何戦かしていきたい。(まだまだ現役は続ける?)まだなのか、まだまだなのかはわかりませんが、今回で辞めるつもりはありません」と現役続行を強く約束した。