6.23 笠原弘希「弟も勝って笠原兄弟の時代を作る」
6月23日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第三戦『SHOOT BOXING 2019 act.3』の第9試合(59.0kg契約)で元SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)と対戦する
SB日本フェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)。SB軽量級エースの内藤を倒して笠原が狙うこととは!?
――今回現チャンピオンの内藤選手との試合が決まりました。
「これまで通り、組まれた相手とやるだけです。向こうは身長も高いですし、いずれ階級を上げてくることになれば自分と戦うこともあるんじゃないかとは思っていました」
――内藤選手に対してはどのような印象がありますか。
「テクニックがあり、距離感を掴むのがうまいですし、相手の攻撃をしっかり見て的確に攻撃を当てていて、無駄な動きがないと思います。僕はあんまり他の選手の試合映像は見ないのですが、内藤選手の試合は生で観ていました」
――以前に一緒に練習したことがあるそうですね。
「僕が中学3年生の時に、内藤選手がシーザージムに来てくれて技術を教えてくれたり、スパーリングをしていただけました」
――そういう格上の選手と同じリングに立つ心境はいかがでしょう。
「一選手とでしてしか見てないので特別な気持ちはなく、僕がやるべきことを全うするだけです」
――内藤選手がSB軽量級エースと言われてますが、昨年11月に那須川天心との再戦で1RKO負けでした。あの一戦をどう見てました?
「世界のトップ選手と2度もやるなんて内藤選手じゃないと出来ないこと。リベンジするまでの3年間には他団体のチャンピオンを倒してきていますし、何かやってくれるんじゃないかとの期待感もありました。最終的な勝ち負けよりも僕は再戦までのストーリーに鳥肌が立ちましたね」
――世代交代を果たしたい気持ちもありますか?
「そうですね。内藤選手は軽量級を引っ張ってきた選手ですし、僕はここでしっかり勝ってどの階級でも引っ張っていくチャンピオンでいたいですね」
――前回4月のREBELSとの対抗戦では、下馬評で不利な中、ダウンを取って勝つことが出来ました。
「対抗戦というのは意識していませんでしたが、組まれた相手を倒すということしか意識していませんでした。減量の面できつくて最後に足がもたついてしまった場面もあったのですが、試合内容としては練習してきたことが出せたので自分的には凄く良かったと思います。ダウンを取ったパンチは感触があったのですが、フィニッシュにつなげられなかったのでもっとパンチ力をつけないといけないなと実感しました。ちなみに今回は順調に落とせているので前回よりは調子よく仕上げられています」
――昨年11月のMOMOTARO戦で敗戦を味わったことは大きかった?
「そうですね。いつも以上に気合を入れて練習しましたし、ここは絶対に落とせない試合だと思って気持ちの面でも入っていた試合でした」
――練習ではどういうところを強化していますか?
「攻撃の返し、何も攻撃をもらわないようにブロックを強化していますし、どの技でも勝てるように全部の技を強化しています」
――弟の友希選手は世界二冠王の小笠原瑛作選手と対戦します。ターニングポイントとなりそうな大きな試合を迎えます。
「弟は練習でも気合いが入っていて、いつも以上に殺気、闘志を感じました。過去最高の仕上がりなので試合ではきっと何かを起こしてくれます。僕は前回小笠原兄に勝ってここで弟が負けたら兄弟対決はイーブンになるので、弟にはしっかり勝ってもらって笠原兄弟の時代を作ります。海人選手だけじゃなく、僕らがメインをやるようになりますよ」
――内藤戦をクリアーしたら目標はありますか?
「僕はあんまり先を見ないのですが、ここでしっかり勝って上の階級のベルトを目指します」
――現チャンピオンは深田一樹選手です。2017年11月に対戦し延長戦の末に判定負けでした。
「今は減量がきついので階級を上げようと思っているので、必然的に深田選手と対戦することになりますし、一度負けたことが悔しかったのでリベンジする機会も狙ってました」
――ファンにメッセージをお願いします。
「相手は強いのですが、これからのSBは笠原弘希と思われるような面白い試合をするので応援よろしくお願いします」
▼第7試合 56.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位)
vs
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界スーパーバンタム級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/20963/