シュートボクシング
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試合結果

SHOOT BOXING 2024 act.5

2024年10月13日(日)東京・後楽園ホール

【海人が元GLORY世界王者キリアに完勝、笠原弘希は豪快KOで復活アピール】

第10試合

71.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)

vs

ダビッド・キリア(ジョージア/初代GLORYライト級王者/Kunlun Fight-70kg World Maxトーナメント優勝)

判定3-0 ※30-28、30-29、30-28


昨年8月に敗れたベスタティへのリベンジ&GLORY世界王座奪取を目標に掲げる海人は、6月に元GLORY世界ライト級9位アルマン・ハンバリアンを2RTKO、8月には元GLORY世界ライト級6位ラゴミール・ペトロフをKOで撃破し3連勝。今回対戦するキリアは初代GLORYライト級王者で、ONEではジョルジオ・ペトロシアン、シッティチャイ・シッソンピーノン、タワンチャイ・PK・センチャイとの対戦経験がある世界トップレベルの選手。戦績は40勝(18KO)22敗1分。

1Rから前に出続けるキリアに対し、海人は下がりながら右フック、カーフを当てる。接近戦では右のヒザ蹴りをキリアの顔面に突き刺してグラつかせるとKO寸前に追い込んだ。耐えたキリアに、海人はカーフ、三日月蹴りと多彩な技で攻める。キリアも顔面前蹴り、豪快なパンチで反撃。ここまでのジャッジは三者とも海人を支持。

2R、海人はカーフ、三日月蹴り、パンチのコンビネーションを当て続けるが、キリアの前進は止まらない。接近戦ではキリアのクリンチが目立つようになり、海人はここでもリード。

3R、前に出るキリアは豪快なフックで場内をどよめかせたが、次につながらない。海人は右ストレート、三日月蹴り連打、飛びヒザ蹴りとKO狙いで前に出るも、タフなキリアは倒れない。クリンチを多用するキリアの前に、追い込むことのできなかった海人だが大差を付けて判定勝ち。

マイクを握った海人は「今日は絶対に倒してマイクもって皆さんにお会いしようと思っていたんですけれど、判定で勝っちゃって今は反省しています。でも元GLORYの王者に勝ったので次はもうベスタティだけかなと思っています。ベスタティ選手とやる時は皆さんの力が必要やし、今はまだまだなのでもっともっと強くなってリングに戻ってきます」と改めてベスタティへのリベンジをアピールした。


第9試合

65.0kg契約 
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)

vs

長谷川祐也(TEAM FOREST)

KO 1R55秒 ※左ハイキック


今年2月のONE FFで惜しくも敗れた笠原が戦線復帰。階級を上げて8カ月ぶりの試合に臨んだ。対戦相手の長谷川は9戦3勝(2KO)5敗1分とキャリアは少ないが、打ち合いを込む激闘派。

1R開始と同時に打ち合う両者。笠原は左フックを当て、組んでからの左ヒザ蹴りでダウンを奪う。立ち上がる長谷川は左右のフルスイングで真っ向勝負を仕掛けると、その一発がクリーンヒットし笠原はグラつく。耐えた笠原は左フックでダウンを追加すると、最後に左ハイキックで3度目のダウンを奪ってKO勝ち。

マイクを握った笠原は「皆さん、お久しぶりです。久々の試合で一発もらっちゃって効きました。昨日の記者会見で着火剤にさせてもらうと言ったんですけれど、僕の親父が笠原弘希は本気を出したらもっと上に行けるってずっと言ってくれているので、今までの自分は甘かったなって。今日この試合から笠原弘希という男を爆発させます。もう絶対に誰にも負けません。約束します。それだけ皆さんにお伝えしたかったです」と力強く宣言した。


第8試合

57.5kg 契約
エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R

山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)

vs

内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級3位)

判定3-0 ※三者とも30-27


3月の大森隆之介戦で初敗北を喫し、前戦6月の森岡悠樹戦で豪快KOで復活した虎矢太がフェザー級に上げての初戦。対する内藤はSB王座を狙い、現在3連勝中。

1R、虎矢太のラッシュには内藤が突き放して左ハイ。内藤の連打で額をカットするが、勢いの止まらない虎矢太は内藤をコーナーに詰めると連打でダウンを奪う。

2R、右カーフ多用の内藤に、虎矢太はパンチを散らしていくが、内藤は防御を固めて決定打を許さない。3R、意地を見せる内藤は前に出続けパンチを当てていき、序盤の勢いの落ちた虎矢太を下がらせる。内藤は猛攻を見せたものの、逆転を許さない虎矢太が判定勝ち。マイクを持った虎矢太は「フェザー級に上げて力が入ってしまいました。内藤選手と戦ったことがあり、強敵だとわかっていて力が入ってしまいました。フェザー級に上げて、兄に挑戦するつもりはないんですけど、山田ツインズでフェザー級を盛り上げます」とアピールした。


第7試合

58.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)

vs

一仁(真樹ジムAICHI/第22代MA日本日本フェザー級王者、第8代J-NETWORKフェザー級王者)

KO 1R1分18秒 ※左ストレート


6月のKNOCK OUTで龍聖と対戦予定の彪太朗だったが、本職である学校の給食作りの仕事中に左手を負傷したことで欠場。今回復帰戦となる。対戦相手の一仁はムエタイベースの44戦のキャリアを持つベテランファイター。

1R、左ミドルの一仁に、彪太朗は左ボディ、左ハイと次々と攻撃を当てていくと、ロープ際に詰めてパンチ連打。一仁は打たれる一方となり、彪太朗が豪快に秒殺KO勝ちした。マイクを持った彪太朗は「12月26日のSBのビッグイベントのオファー待っています! クリスマスの予定ないんで」とアピールした。


第6試合

70.0kg 契約
エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R

都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位)

vs

風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)

TKO 2R開始前 ※ドクターストップ


SBに参戦して以降4連勝の都木と、打倒極を使いこなす風間の日本スーパーウェルター級上位陣による一戦。

1R、都木が右カーフを当てながらパンチの手数で主導権を握り、風間が押される展開。テンカオも当てられて風間は効かされて劣勢に。大外刈りで強引に投げた風間だったが、倒れた際に肩を痛めたか、2R開始前にドクターチェックが入り試合終了。風間のドクターストップで、都木のTKO勝ち。


第5試合

70.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級2位)

vs

竜也(CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級1位)

判定3-0 ※30-28、30-27、30-27


前回6月大会でMMAファイターの岸本からTKO勝利したRYOTAROと、ウェルター級無敗の新鋭・竜也の一戦。 

1R、バチバチに打ち合い、竜哉が右ストレートでRYOTAROをグラつかせると、RYOTAROは右フックを当てダウンを奪う。2R、左ジャブを突いて距離を取るRYOTAROは右ストレート。竜哉も右ストレートを当てるが、前に出て打ち負けない。

3R、最後までKO狙いの竜也は右ストレートをクリーンヒットさせるが、RYOTAROも耐えて打ち返してペースを握らせない。RYOTAROが判定勝ちした。


第4試合

【中止】59.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

植山征紀(ONE LIFE/SBスーパーバンタム級1位)

vs

土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級5位)

試合中止 ※植山が減量中に倒れ、病院に搬送されたため


第3試合

63.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級1位)

vs

成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級王者)

判定0-3 ※25-30、25-29、25-29


現在3連勝2KO中のHOOST CUP王者・成尾をポッシブルが迎えた一戦。

1Rから仕掛ける成尾が何度も右ストレートを当て、ポッシブルが耐える。2Rも速攻勝負の成尾が右ストレート、三日月蹴りで追い込むが、タフなポッシブルは倒れずに反撃。途中、バッティングで両者にそれぞれ中断が入る。ポッシブルは頭から入ったことでレッドカード。ポッシブルはカカト落とし、大振りのフック、成尾は手数が止まらない。

3R、左ストレートから連打の成尾が遂にダウン奪取。耐えるポッシブルは首投げでシュートポイントを奪い返すが、最後まで手数を出す成尾が大差を付けて判定勝ちした。


第2試合

SB日本ヘビー級 
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

遊笑(Y’s glow/MA日本キックヘビー級王者、元J-NETWORKヘビー級1位)

vs

ハシモト・ブランドン(ペルー/JAWS WEST/GRACHAN無差別級1位)

TKO 2R1分19秒 ※レフェリーストップ


5連勝中の遊笑と、急遽出場が決まったGRACHANからの刺客ハシモトが対戦した。

1R、独特な構えの遊笑は左インローを集中打。左ハイも当てていくが、ハシモトはチャンスと見るや一気にパンチで追い込む。

2R、勝負に出たハシモトは遊笑をコーナーに追い込むとパンチ連打でダウンを奪う。何とか立ち上がる遊笑だが、ハシモトが追撃すると防戦一方に。レフェリーがストップし、ハシモトがKO勝ち。


第1試合

51.0kg契約 
スターティングクラスルール 2分3R延長1R

片山魁(TEAM FOREST/アマチュアSB2023年-50kg全日本王者)

vs

有川翔太(WARRIOR GYM)

TKO 3R2分59秒 ※レフェリーストップ


キックだけでなく、柔術、MMAなど様々な大会で優勝し続ける16歳の“天才”片山が遂にプロデビュー、2戦のキャリアを持つ25歳の有川と対戦した。1Rからスピードある攻撃で圧倒する片山は、2Rに首投げでシュートポイント奪取。3Rには右ハイでダウンを奪うと、残り時間1秒のところで左ハイをクリーンヒットさせて衝撃的なKOデビューを果たした。






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