シュートボクシング
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2.8 川上叶「僕はSBの看板選手である海人選手を追いかけているつもり。まずはベルト奪還を目指す」

 2025年2月8日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.1』でSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)と対戦するSB日本フェザー級1位・川上叶(龍生塾)。昨年4月のKNOCK OUTでの龍聖戦から約10カ月ぶりの試合となる川上は今急上昇中の山田ツインズ弟を相手に復活なるか。

――昨年4月のKNOCK OUTでの龍聖戦以降、試合から遠ざかっていましたが、怪我だったんですか?

川上 そうです。負傷箇所は言わないでおきます(苦笑)。

――この1年はどういう練習を?

川上 怪我している箇所を使わないような練習をしていました。その箇所を使わないで練習していたことで別の部分が強化された手応えはいろいろありますし、パンチの技術は上がったかなと思いますね。龍生塾のみでいろいろと考えながらパンチの強化をしてきたことで、新しいパンチのバリエーションが増えたりしました。あと、チーム吉鷹にも変わらず行っています。

――どのくらいで回復して通常の練習ができるようになったんですか。

川上 治ってきたなと思って激しく練習をやったら再発して、また治ったりみたいな繰り返しが続きましたね。怪我との向き合い方がわかってきて、今は不安な部分はなく、もう大丈夫です。

――去年はその龍聖戦の1試合のみでしたが、ご自身にとってはどういった1年になったんですか。

川上 去年、僕は後厄の年だったので、うまいこと進まない年でしたね。2023年の本厄の年はSB日本フェザー級タイトル初防衛戦で負けてタイトルを失って連敗もして、これが厄年の洗礼かと。

――そういった中、復帰戦で山田虎矢太選手という強敵が相手に決まりました。

川上 55kgのチャンピオンでめちゃめちゃいい相手ですね。試合したかった相手なのでモチベーションは高いです。

――選手としてはどういう印象がありますか。

川上 パワーがあるし、若いし、勢いもあるので、全く油断はしてないです。しっかり強い選手だなと思いながら挑みますし、今までに2度対戦している彪太朗選手だと思って戦います。

――ご自身にとっては山田ツインズの戦い方は変わらないイメージなんですか?

川上 そんなことはないですけど(笑)。みんな対策も立ててくるし、こっちも戦い方を変えないといけないと思っています。実際、負けていた時期は結構そういうめんで勝てなかったのかなと感じています。

――川上選手とは2度戦っている彪太朗選手から虎矢太選手はアドバイスを得られるわけですが、そこに関しては自身の方が不利だと思いますか?

川上 僕のことを知っているとは思うんですけど、かといって知ったところで、という感じですね。僕に勝つには難しいんじゃないかなと。ここで負けたら、山田兄弟二人に負けた男として見られることになるので負けられないです。誰とやってもこれ以上は負けられないのですが、いつもと同じく、嫌がることをして相手の光を消す戦い方をしようと思っています。

――龍聖選手はじめ、川上選手と戦った選手はみんなやりづらかったと言いますよね。

川上 僕は小さい頃から格闘技をやってきているのでそういう巧さはあるのかなと思います。相手にやりづらかったと思わせて終わってしまうので、それで終わらず、やりづらいプラス、今回は自分の強さを見せて勝ちたいと思います。

――今回の試合に関しては、チーム吉鷹の吉鷹代表から何かアドバイスはありました?

川上 具体的には言えないですけど、色々アドバイスをもらっています。どう攻めていくかといったゲームプランはもうしっかり頭の中でできあがっているので、あとはそれをしっかり仕上げていくだけですね。

――今回勝って、今年はどういう1年にしたいですか。

川上 いっぱい試合をしたいと思っているので、SB協会へのオファーをお待ちしています。

――ベルト奪回も考えていますか。

川上 それはもちろん考えていますし、他団体や海外でもどんどん試合をしたいなと思っています。笠原兄弟など、ONEのリングには最近いろんな選手が出ているのを見て、僕もタイミングが合えば出てみたいなと思っていました。出るだけで終わったら意味ないので、しっかり結果を残しながら試合をたくさんできるのが理想ですね。

――ONEではオープンフィンガーグローブでも問題ないですか?

川上 そういうのを意識しながら練習しています。できればグローブでやりたいですけど、何でもいいです。

――オープンフィンガーグローブだと、ご自身の上手さが光る試合になりそうでは?

川上 その辺はやってみないと分からないのですが、もしかしたらやりやすかったりするのかなと思ったりしています。試合では怖いと思えるような強い選手を用意してもらって、勝って自分の価値が上がる試合をやっていきたいです。

――惜しくも敗れてしまいましたが、前回の龍聖戦もそのような試合だったのでは?

川上 そうですね。僕はそういう試合が多く勝ち切れなかったのが悪いのですが、試合後に『うわ、負けたわ。完敗だわ』みたいなことをあまり思わなかったので、負けるんだったらスカッとやられたいのですね。前回みたいに際どい試合をするのではなく、今回はしっかり圧倒する試合をして勝ちたいと思います。僕はSBの看板選手である海人選手を追いかけているつもりなので、そこを目指すためにまずはベルト奪還を目指します。

――ちなみに記者会見の発言を聞いていると、トークの面白さで山田ツインズに負けてる感じがするんですけど、関西人としてそこに関してはどう考えてますか。

川上 僕、負けてないでしょ(笑)? そういう面でも負けんようにいろいろ頑張らなあかんと思っています。

――では最後にファンにメッセージをお願いします。

川上 僕と山田選手が今回一番盛り上げるので、皆さん、そこをちゃんと見てください。応援よろしくお願いします。

▼57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位)


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