2.8 手塚翔太「僕がそろそろ世代交代しないといけない」
2025年2月8日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.1』の第7試合(60.0kg契約)で元SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(ONE LIFE)と対戦するSB日本スーパーフェザー級1位・手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)。現在7連勝3連続KO中と勢いに乗る手塚が過去最強の相手に挑む。連勝記録更新なるか。
――前回12月のGROUND ZEROでは、勢いのある HOOST CUP王者の成尾拓輝を3Rにフロントチョーク葬でした。
手塚 あれは狙っていたものではなく、流れの中で決まった技でしたね。練習のマススパーの流れの中でフロントチョークや首投げをする動作をやったりするんですけど、あのタイミングでフロントチョークが決まるとは思っていなかったです。
――練習では、相手がタップするくらいまで絞めることもあるんですか。
手塚 そうですね。相手がポッシブルKとかシュートボクサーとやる時はSBルールでスパーして決めることもありますね。
――下馬評では成尾選手が優位という声も多かったのですが、実際に戦ってどういう印象でしたか。
手塚 強かったですね。一発のある選手ということを知っていたので警戒していたんですけど、練習の成果を出すことができました。
――成尾選手と昨年10月に対戦し敗れているポッシブルK選手のアドバイスで試合に活きた部分はありますか。
手塚 もちろんありますし、自分の中で格闘IQが上がったので、相手の攻撃をよく見切ることができました。
――以前と比べてどういうふうに上がったんですか。
手塚 変に緊張しちゃうし、自分は不気味なタイプなので考えすぎて動けなくなるという理由で、今までは試合前に相手の試合映像を見なかったんですよ。2021年12月に笠原友希に敗れて2023年6月に1年半ぶりに復帰して以降、しっかり相手の動画を分析するようにしてからは、動きの特徴や癖や相手の強みをしっかり見極めてやることができるようになりました。
――あの場面で成尾選手にフロントチョークで決めきれなくても、打撃で倒し切っていた自信もありますか。
手塚 そうですね。ボディとかも感触があって流れの中でああいう決着になってしまったんですけど、最後まで狙っている技はありました。
――7連勝3連続KO勝利と絶好調の中、今度は植山選手という手強い相手が決まりました。いつか対戦するという意識していた相手でした?
手塚 いや、全く意識してなかったので、まさか植山選手とやるとは思わなかったです。僕がプロデビューした時からSBのリングですごく活躍していて、笠原友希をKOした試合を会場で見て、すげーな、かっけーなとずっと思っていた選手でした。対戦が決まったからには、そんなことを言ってられないので僕がぶっ倒します。
――植山選手はブランク明けの試合になりますが、ご自身にとっては有利になりますか?
手塚 僕の戦績の2倍の50戦近くやっている選手なんで、しっかり練習して仕上げてくるんだろうなと思っているので油断はしていないです。
――警戒するべきところはやはりパンチ?
手塚 パンチもそうだし、蹴りも警戒しています。こう攻めてきたらこうしようといったパターンを何通りか用意しているので対策はバッチリです。
――KO決着にもこだわります?
手塚 もちろんです。
――植山選手は手塚選手に勝って、タイトル戦線にからんでいきたいとのことでした。
手塚 そうはさせないです。今、友希がチャンピオンで、俺も海外でベルトを獲っているチャンピオンなんで、差を見せて勝ちます。
――ご自身の中では、過去最強の相手でもありますか。
手塚 そうですね。植山選手はRIZINやRISEなどの他団体で志朗選手、鈴木真彦選手といったトップ選手との対戦経験も豊富なので、すごく警戒してます。でも、僕がそろそろ世代交代しないといけないと考えています。
――2025年初戦ということで、どういう1年にしたいですか。
手塚 しっかり練習しているモードなので、僕もシュートボクサーの一員なのでSBの強さを見せるべく、RISE世界トーナメント出場が決まった友希のような大きなチャンスをいただけるような試合を見せたいですね。まずは目の前の試合にしっかり集中して、ぶっ倒していいスタートを切ることを考えています。
▼第7試合 60.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級1位)
vs
植山征紀(ONE LIFE)