8.9 山田虎矢太「日本にヤバい双子がいるというのを証明したい」

2025年8月9日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.4』でダウ・ジットムアンノン(タイ)と対戦する山田虎矢太(シーザージム)。前回6月大会では難敵・魁斗を1RKOでリングに沈め、11月のS-cup世界トーナメント出場に向けて大きくアピールした。今回はロッタンと同門の強豪タイ人選手を相手にどう戦うか。
――前回6月大会では、下馬評ではやはり魁斗選手が有利な中、魁斗選手を相手に1Rに見事なKO勝ちでした。
虎矢太 正直なところ、3R通して自分のペースに持っていっても、結構接戦になるかなと予想していたんですけど、1Rから前に出て自分のペースに強引に持っていく作戦をトレーナーのダムさんと練っていて、それがバッチリハマった試合になりました。ちなみに、いつも練習しているRISEの花岡竜や福井萌矢は判定になっちゃうと厳しいんじゃないかということを僕には伝えないで、こっそりと話し合ってたらしいですね(苦笑)。自分でもまさかああいう勝ち方で終わるとは思ってなかったので、自信になりました。
――お兄さんの彪太朗選手からはどのように評価されました?
虎矢太 すごい喜んでくれてました。フェザー級に階級を上げてああいう勝ち方でトップランカーに勝ったんですけど、「その頂点に君臨しているのは俺だぞ」とドヤ顔で語ってました(笑)。
――その前の2月大会で敗れている川上叶選手もS-cupフェザー級世界トーナメントに向けて今後関わって来る選手の一人だと思いますが、リベンジに向けても自信になりました?
虎矢太 もちろんです。自分の戦い方はやっぱりこれだなというのを前回の試合でなんとなく掴んだので、川上選手に必ずやり返したいですし、そこを勝たないとみんなも認めてくれないんじゃないかなと思います。川上選手は7月27日にSB中部大会で試合が決まっていて、リベンジするタイミングとしてはS-cupのトーナメントの途中のどこかのタイミングでぶつかるイメージをしています。
――次の相手、タイ人のダウ・ジットムアンノン選手に関してはどのような情報を入手していますか。
虎矢太 身長が176と高くて、年齢は23歳と若く、タイ人の戦績は本当かどうか分からないんですけど、勝ち数も多い選手でした。まだ映像ははっきり見てないんですけど、ゆっくりしたテンポで蹴りを主体にして、近づいたら首相撲を仕掛ける“THE ムエタイ”という感じのスタイルでやりづらな相手ではありました。前回みたいな感じでどんどん前に出て、強引に自分の打撃を当てていこうかなと思っています。彪太朗と対戦するデウン・ジットムアンノンと双子で、僕らと双子対決になるので結構面白い試合になるんじゃないかなと。世界の山田ツインズとして、しっかりここは乗り越えていかないといけないなと思っています。タイの双子にも、日本にヤバい双子がいるというのを証明したいですね。
――今回は兄弟で試合タイムも競いますか?
虎矢太 以前みたいに彪太朗がいい勝ち方をすると、僕が判定になってしまう変なジンクスがあるので、あんまりそういうところは意識せず、結果的に2人ともいい勝ち方ができたらいいなと思います。
――今回S-cupに向けてタイ人が相手になりましたが、どういったことをテーマにしていますか。
虎矢太 正直なところ、ここで接戦しててもダメだと思うし、負けなんてもってのほか。年末のS-cupに向けて山田ツインズ2人揃ってタイ人の双子相手に圧勝して、S-cupにも山田ツインズ2人揃って出場して、この2人が盛り上げないと意味がありません。ファン、格闘家、関係者もこの2人が勝ち上がるところを見たいと思ってもらえるような試合をお届けできるように、そういったことをテーマに戦いたいなと思っています。
――S-cup参戦を表明している安本晴翔選手も同大会に出場しますが、意識してますか?
虎矢太 橋本道場に出稽古でお邪魔させていただいた時や、シーザージムに出稽古に来てくれた時には晴翔君と一緒にスパーリングをしている仲ではあるんですけど、戦う可能性が出てきたということで、僕たちの方が強いというところを証明できるような、晴翔君がビビるような、そういった試合を次の試合でお見せしたいなとも思っています。
――安本選手とはS-cupで対戦するイメージも出来上がってるんですか?
虎矢太 まだ誰が出てくるのか全然わからないところではあるんですけど、勝手に自分の中でイメージしていて、安本選手とはこういう組み合わせで対戦してこういう勝ち上がり方をすれば、決勝で彪太朗とやるんじゃないかなというイメージはできているのですが、まずは目前の8月の試合をイメージはしてます。
――今回はどういった勝ち方を目指しますか。
虎矢太 前回はいい勝ち方ができて、自分の評価を取り戻せたと思うので、前回よりもさらにパワーアップした姿、そしてベストアート賞100万円を史上初2大会連続で獲得できるような、そんな熱くて面白くて、迫力ある山田虎矢太のワンパンKOをお届けしたいと思います。
――やはりベストアート賞を獲得すると、次の試合に向けてもモチベーションは高いですか?
虎矢太 そうですね。やっぱり前回ああいう勝ち方できて自信がついたのと、ああいう勝ち方をベストアート賞という形で評価してもらえたことによって、すごいモチベーションになりました。そのおかげか、練習は試合の翌日から再開してるんですけど、ずっと調子がいいようなコンディションで練習できてるので、本当にありがたいです。
――ベストアート賞がさらに山田虎矢太を強くさせるんですね。
虎矢太 そうですね。やっぱりお金は正直モチベーションになります(笑)。

▼59.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
ダウ・ジットムアンノン(タイ)























