シュートボクシング
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試合結果

SHOOTBOXING 2025 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #37/MAX FC JAPAN“DEAD or ALIVE 11”

2025年7月27日(日)愛知・ホテル勝川

【川上叶、内藤凌太に完勝しS-cup参戦アピール!内藤啓人が濱田海に判定勝ちで復活】

第9試合

SBフェザー級ランキング戦
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

川上 叶(龍生塾/同級1位、第6代SB日本フェザー級王者、初代SB日本バンタム級王者)

vs

内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/同級3位)

判定3-0 ※三者とも30-27


 川上は2023年4月に山田ツインズ兄・彪太朗に敗れSB日本フェザー級王座から陥落したが、RISE、K-1、KNOCK OUTと他団体のリングでトップクラスの選手と鎬を削り、持ち味のテクニシャンぶりを発揮。今年2月には山田ツインズ弟・虎矢太から2度ダウンを奪って判定勝ちし、4月に彪太朗が保持するベルトに挑戦&リベンジに臨んだが、惜しくも敗れた。

 一方、内藤三兄弟の長男・凌太はSB日本フェザー級タイトルを狙い、長らくフェザー級トップ戦線で活躍。昨年10月の虎矢太戦では判定負けを喫し、今年4月にはKNOCK OUTに乗り込んで中国の強豪チュームーシーフーと対戦し判定負けも、凌太が勝っていたのでは!? と関係者が評価するほどの大接戦だった。11月のS-cup査定試合となるこの一戦を勝利するのは!?

 1R、サウスポーの川上は左ロー、カウンターの左ストレート。内藤は右ローを細かく当てていく。川上は飛びヒザをクリーンヒットさせて詰め、さらに左ストレートを当ててグラつかせるなど優勢を印象付けた。

 2R、左インロー、左ボディストレートの川上はテンポよく攻撃を当て、内藤は右ロー、右ストレートを返すが後手に回ってしまう。川上は細かいパンチを当てて鼻血を出させ、組んでもこかしていく。パンチ連打から左ハイをクリーンヒットさせた川上は、終了間際にも左ハイを当てた。

 3R、ガードを固めて前に出る内藤に、川上はパンチを上下に散らして揺さぶっていく。内藤は巻き返しを狙って追いかけるが、川上は闘牛士のように攻撃をさばいて決定打を許さない。大差を付けて判定で勝利した川上はマイクを握ると「内藤選手は今日の試合に懸けてきているのが伝わってきたので、いつもより緊張感を持って練習ができたので内藤選手ありがとうございました。いつも応援に来てくれる友達、ジムの皆さん、ありがとうございます。東京からも来てくれているのでマジで感謝しています。本当は倒して勝たないといけないと思いますが、フルマークで勝ちました。11月のS-cup世界トーナメントは8人制で1日3試合ありますが、優勝してマジで人生を変えるので、応援に来て下さい」とアピールした。


第8試合

SBスーパーバンタム級ランキング戦 55.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

濱田 海(TIA辻道場)

vs

内藤啓人(グラップリングシュートボクサーズ大須MACS/SB日本バンタム級2位)

判定0-3 ※27-30、27-30、27-29


 濱田は今年の3月大会で魅乃麒に2RTKO勝ち。5月には他団体のリングで判定勝ちし2連勝中。対する内藤三兄弟の三男・啓人は 昨年11月大会のメインで松岡宏宜にTKO負けを喫し、今年2月のシリーズ開幕戦でも笠原直希に2RKO負けを喫し、今回が再起戦。

 1R、プレスをかける濱田に、啓人は細かく左ジャブを突いて左ロー、ワンツーも当てていく。後手ながらも濱田は右ロー。啓人は下がりながら左フックを当て、残り10秒のところで首投げを見舞ってシュートポイント奪取。

 2R、右カーフを当てる濱田に、啓人は左ジャブ、組んでのヒザ連打。啓人は下がりながらもワンツー、左ジャブを当てていく。プレスを強める濱田が啓人をコーナーに詰めて追い込んだところでゴング。

 3R、一気に勝負に出る濱田がパンチのラッシュを仕掛けると、啓人はフロントチョークでキャッチポイントを奪う。脱出した濱田は巻き返しを狙ってガンガン前に出ると、啓人は左ジャブで距離を取って追い上げを許さない。残り10秒のところでも、啓人がフロントチョークでキャッチポイントを奪う。判定で啓人が勝利した。


第7試合

63.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本ライト級2位)

vs

カミロ・カステロ(チリ)

判定2-1 ※29-30、29-28、30-28


 1R、サスウポーの基山は左ロー、カステロも左ミドルを返していく。カステロは思い切りのいい蹴り技、組んでは投げるなど荒々しい攻めを見せるが、基山は左ローをこつこつ当てて下がらせる。

 2R、左三日月の基山に、カステロは左ハイを返して退かない。左ミドルから後ろ蹴りの変則的な足技のコンビネーションを見せるカステロに、基山はワンツーで詰めて後退させた。

 3R、左ローで足の止まったカステロに、基山はパンチ主体の攻め。カステロも意地を見せるように大振りのパンチを振り回して基山を削っていく。首投げを見せるカステロだが、ノーシュート。基山はパンチで詰めると、疲れの見えるカステロも左ハイを当てていき粘る。判定2-1で基山が接戦を制した。


第6試合

64.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパート特別ルール 3分3R延長無制限R

有馬怜弐(龍生塾)

vs

大岩翔哉(戦ボクシングジム)

判定3-0 ※30-28、30-27、30-28


 4月のシリーズ第二戦で庄司啓馬に判定負けした有馬だったが、前戦となった5月の修斗のリングでは井原浩之に判定勝ちを収めた。対する大岩はDEEP名古屋大会に定期的に参戦し5戦2勝3敗の戦績を持つMMAファイター。

 1R、左ロー、左ハイと蹴りを散らす有馬は関節蹴り。さらにロー連打と蹴り中心の攻めでペースを握る。大岩は下がる展開でなかなか手が出ない。2Rも蹴りを散らす有馬は左ロー、左ハイ。大岩は度々パンチを返すが劣勢のまま。3R、左インロー、左ハイの有馬は大岩を下がらせて左ストレート。大岩は大振りのパンチを返すが単発に終わる。有馬はパンチ主体の攻めに切り替えるが詰め切れず。判定で有馬が勝利した。


第5試合

SBウェルター級 68.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパート特別ルール 3分3R延長無制限R

真言グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ)

vs

宜野座ケビン(ペルー/SPLASH)

判定0-3 ※28-30、28-30、27-29


 1R、組み付いて投げ狙いの宜野座に、真言は右ストレート。大振りのパンチを振り回す宜野座は前に出続け、真言が冷静にパンチを返す。2R、プレスを強める真言が左インロー、ワンツー、宜野座は手数が減るもののパンチで応戦する。3R、ワンツーで前に出る真言に、宜野座は下がりながらもワンツー。宜野座は胴タックルを仕掛けて投げるもノーシュートに。最後に打ち合ったがお互いに決定打はなし。宜野座が判定勝ちした。


第4試合

女子49.0kg契約 
MAX FCルール 2分3R

TSUMIKI(fplus tame quest)

vs

矢代 澪(JKTRIBE)

判定0-3 ※三者とも27-30


 1R、左ミドルのTSUMIKIに対し、矢代がパンチ連打で追い込む場面を作り、右ハイもクリーンヒット。2Rも右ハイをヒットさせる矢代はパンチ連打、TSUMIKIもパンチで応戦するが押されてしまう。終盤にはTSUMIKIが左ハイ、パンチ連打も止まらない。3R、TSUMIKIもパンチで応戦し、パンチ連打の矢代は右ハイ。最後まで激しく打ち合ったところで終了。


第3試合

女子50.0kg契約 
MAX FCルール 2分3R

土井乙花(グラップリングシュートボクサーズ多治見)

vs

MOMO(エスジム)

判定0-3 ※27-30、28-29、27-30


 4戦1勝3敗の土井涼雅の妹・乙花と、NANAの愛娘MOMOの一戦。

 1Rから左右フックを振り回すMOMOに、土井もパンチで応戦し組んでのヒザ。2Rは、土井が積極的に前に出てパンチで押し込んでいく。MOMOは押されながらも右ミドルを返す。3R、お互いに接近戦でパンチを打ち合って試合終了。判定でMOMOが勝利した。


第2試合

63.0kg級契 
MAX FCルール 3分3R

岡本琉聖(ライジング己道会)

vs

久留拓磨(ZERO ONE GYM)

判定1-2 ※27-30、29-28、28-29


 アマチュアSB 2024-65kg全日本王者に輝き、4月大会でプロデビューした久留がプロ2戦目。

 1R、プレスをかける岡本はパンチ主体の攻めを見せ終盤にはラッシュ。久留は冷静にさばいてミドル返す。2R、岡本はワンツー、左ミドルを出しながらじりじりと詰め、久留もジャブ、前蹴り、右ローと攻撃を返してペースを握らせない。3R、手数の減った岡本に、久留は顔面前蹴り、左ミドル、右ローと攻撃を散らしてパンチにつなぐ。最後は久留が顔面前蹴り、ワンツーとヒットさせる場面を作った。判定2-1で久留が勝利。


第1試合

52.5kg契約 
MAX FCルール 3分3R

ライジング蓮太(ライジング己道会)

vs

岡本翔悟(風吹ジム)

判定1-2 ※29-28、28-29、28-29


 1R、序盤から激しく打ち合い、蓮太は左の蹴りを散らす。下がりながらパンチを返す岡本に、蓮太はパンチ連打から右ハイ。終盤には蓮太が右ストレートをヒットさせ、手数も止まらない。

 2Rも打ち合いの中で、蓮太が右ハイ。岡本のパンチが当たりはじめて蓮太は鼻血。残り時間僅かのところでもお互いに疲れを見せながらもパンチを交錯させた。

 3R、蓮太は顔面への前蹴り、岡本は接近戦での打ち合いを仕掛ける。最後に猛ラッシュの岡本に、蓮太も応戦し時間切れ。岡本が僅差の判定勝ちを収めた。






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