シュートボクシング
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8.9 荒尾祐太「ベストアート賞は意識していない。現王者に勝てば100万円以上の価値がある」

 2025年8月9日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.4』で都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)と対戦する荒尾祐太(チーム吉鷹)。本戦初参戦でSB日本スーパーウェルター級現王者と対戦することになった新鋭はジャイアントキリングを起こすか!?

――これまでのキャリアからお聞きしたいのですが、格闘技はいつから始められたんですか。

荒尾 小学3年生の時にテレビで格闘技を見て楽しそうだなと興味を持ち、極真空手(世界総極真)を始めました。

――空手時代の成績はどうでした?

荒尾 小学生の時はなかなか試合で勝てず、中学生の頃からはちょっとずつ勝てるようになり、大人になってからは全日本大会の無差別級で4位になり、世界大会出場が決まったんですけど、結局コロナで大会の開催が中止になりました。

――なぜシュートボクシングに競技を変えられたんですか。

荒尾 もともと空手を始めるきっかけが、K-1を見たことだったので、いつかはプロの世界でやりたいと思っていて、大学生の時に人生は一回きりなので、やりたいことをやろうと思ってキックボクシングに転向しました。最初は東京のジムに所属していたのですが、同じ階級のスパー相手がいなかったので一回関西に帰ったんです。そういった時に空手時代の知り合いの方が吉鷹弘先生と知り合いで、吉鷹先生を紹介していただいてチーム吉鷹で練習に参加させていただき、ありがたいことにそのままチーム吉鷹に所属させてもらうことになりました。

――2023年11月にSBのヤングシーザーカップでプロデビューしてますが、キックボクシングとは違うSBルールは問題なかったですか?

荒尾 投げや絞め技があるので僕にできるのかなという気持ちはありましたが、吉鷹先生やジムの仲間のみんなで練習する中で少しずつ自信を付けていきました。

――プロデビューから5連勝している中、6戦目で初黒星を喫したことに関してはどのように受け止めました?

荒尾 毎試合毎試合そうなんですけど、基本的に次の試合が最後になるかもしれないぐらいの気持ちで試合に臨んでいて、負けたことは悔しいですけど、悔いはなかったですし、やれることはやったし、負けたことは仕方ないと思いました。負けたから終わりではなく、その負けをしっかり次に活かして繋げていきたいと思ったので、あまりマイナスな気持ちはなかったですね。

――今回オープンフィンガーグローブ(以下OFG)での試合ですが、ここ3戦は修斗やグラジエーターでキャリアを重ね、全てOFGでの試合が続いていますが、通常のグローブよりも戦いやすいですか?

荒尾 意外とマッチしてます。距離感も変わってきますが、自分にとってはやりやすい距離感なのであまり抵抗はないです。むしろ自分には合っているぐらいですね。

――今回本戦初登場で、いきなり現チャンピオンの都木航佑選手と対戦することになりました。最初にオファーを聞いたときはどう思いました?

荒尾 やっぱりビックリしましたし、それよりも試合を受けてくださった都木選手や相手陣営の方々、試合を組んでくださったシーザー武志会長はじめシュートボクシング協会の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。もう決まった以上は自分が今までやってきたことを全て出して、倒しにいくだけです。

――吉鷹さんも自信を持ってゴーサインを出したということですよね。

荒尾 吉鷹先生は「荒尾の相手は誰でもいいです」とシュートボクシング協会さんには伝えていたようで、僕も詳しいことは聞いてないのですが、自信を持って僕を送り出してくださっていると思うのですごく嬉しいです。

――もう対策もバッチリですか?

荒尾 そうですね。もうやれることはしっかりとやってますし、しっかり頭を使って、体で覚えてやれることはやっています。

――都木選手に関しては、選手としてどういった印象がありますか。

荒尾 投げもできるし、パンチ、蹴りも上手く、すごくバランスの良いチャンピオンという印象があります。

――荒尾選手と同じく都木選手も極真空手がベースですが、ご自身は空手を背負って戦っているという意識はありますか?

荒尾 空手に対しては思い入れもあるんですけど、過去は過去だし今は今なんで、空手を前面に出して戦うという気持ちは特にないですね。でも、僕の得意な部分は蹴りなので、試合ではどんどん出していって、蹴り勝ちたいなと。

――現チャンピオンに勝てば一気にタイトル挑戦も近づくかと思います。

荒尾 そこに関しては今は全く意識していないです。目の前の試合に勝つというだけで、その後のことは、試合が終わってから考えようかなと思っています。僕は器用じゃなく、そんなに先のことを考えるタイプじゃないので、目先のことに全身全霊を尽くすだけですね。

――都木選手のさらに上には世界チャンピオンの海人選手という大きい存在もいます。

荒尾 今は高すぎる壁ですが、高みを目指してやることが一番大事だと思うし、何事もやっぱりそういう気持ちを持つと伸びていくだろうし、人生も楽しくなると思います。

――今回、ベストアート賞に選出されれば、100万円も贈呈されますけど、そこをも識してないですか?

荒尾 そうですね。今回は全く意識してないです。内容はどうあれ、勝てばいいと思っていますし、現王者に勝てば100万円以上の価値があると思ってます。僕自身は試合に向けてやれることはやっていて、試合では全身全霊を懸けて全てを出していくだけなので、その戦う姿を見て、少しでもいいので、僕の名前だけでも覚えてもらえたら嬉しいかなと思います。

▼70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
vs
荒尾祐太(チーム吉鷹)


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