シュートボクシング
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試合結果

SHOOT BOXING 2025 act.5

2025年10月11日(土)東京・後楽園ホール

【海人が元ラジャダムナン1位ペットマイに完勝する復活劇、都木航佑&川上叶が共にKO勝ち】

第10試合

70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

海人(TEAM F.O.D / SB世界スーパーウェルター級王者)

vs

ペットマイ・スィアダム.ムーパーラー(タイ/ SEAIDUM MOOPRALAA RACHADAMNOEN / 元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級1位)

判定3-0 ※三者とも30-29


 5月のモハメド・シアサラニ戦で判定負け、6月のエンリコ・ケール戦でも判定負けを喫しキャリア初の二連敗となった海人が再起戦、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級1位のペットマイと対戦した。

 1Rから海人が圧力をかけて強い右カーフ。速い攻撃で早くもペットマイを追い込んでいく。2Rも海人がプレスをかけてペットマイを下がらせる展開。ペットマイは右ミドルを返すが、組んでのヒザ。海人はペットマイのディフェンシブな戦いに攻めあぐねてしまう。

 3R、距離を詰める海人が右ミドル、ペットマイは組んでのヒザで追撃させない。左ボディを散らして畳みかける海人だが、ペットマイの組まれる展開の前に追い込むことができず。判定勝ちした海人は「とりあえず、ですけれど勝ててホッとしています。今、自分が自信を持って言えることは世界最強になれるのは自分だと言えます。いろいろな団体で70kgが盛り上がっていますが、僕がそっちに行って必ず70kg世界最強を証明します。これからもよろしくお願いします」と、再び世界最強を目指すことを宣言した。


第9試合

70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz / SB日本スーパーウェルター級王者)

vs

サイヤン・ウォーリヤー(ベルギー)

KO 2R2分54秒 


 8月の荒尾祐太戦で勝利しSB9戦9勝と無敗記録を更新中の都木が念願の国際戦、21勝(9KO)1敗の23歳サイヤンと対戦した。

 1R、サイヤンの躍動感のある荒々しい攻撃の前に手を焼く都木だったが、組んでのヒザ、極真空手仕込みの左ミドルで反撃。2Rには、サイヤンがバックブローも、都木は組んでからのヒザで追い込み、右フックを強打させる。座り込むサイヤンは倒れこみ、都木がKO勝ちした。


第8試合

57.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位、第6代SB日本フェザー級王者、初代SB日本バンタム級王者)

vs

牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM/第5代DEEP☆KICK -57.5kg王者、RKS KICKルール スーパーバンタム級王者)

KO  2R53秒


 11月のS-cup出場権を懸けた最終査定試合。川上は7月の前戦で内藤凌太に完勝し、牧はは6月大会で植山征紀を延長RでKOし、今回SB2戦目となる。

 1R、サウスポーの川上は右ジャブ、左インローで牧野の前進を止めていく。牧野は右インローを返していくが、川上ペース。2R、いきなり首相撲で捕まえた川上はヒザ蹴り連打から豪快にこかし。再び首相撲からのヒザで追い込んだ川上は、牧野の顔面にヒザ蹴りをぶち込んでKO勝ち。マイクを握った川上は「僕、SBによく出てるけど名前知られてないので僕のこと覚えてください。そしてS-cup、昔から憧れていた舞台に出たいんですけれど、僕でいいですか? 皆さん応援よろしくお願いします」とシーザー武志会長に直訴。すると、シーザー会長は「考えておく」と返答すると、川上は苦笑いしていた。


第7試合

57.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

古村 光(FURUMURA-GYM/第3代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)

vs

サタントン・チョー.ハーパヤック(タイ/ Chor Haphayak Gym / プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)

判定0-3 ※28-30、29-30、29-30


 元KNOCK OUT王者の古村がSB初参戦で、ONE FFで2連勝中のサタントンと対戦した。1R、古村は左右ローを当てていくが、サタントンはハイレベルなボクシングテクニックを見せて左フックを当てて、古村はヒザをついてしまうがダウンと見なされない。2Rもペースを握るサタントンは右ストレートを当て、古村のパンチを見切って当てさせない。

 3R、前に出る古村の攻撃を交わすサタントンは右ミドル、ヒザを当てて主導権を握ったまま。判定でサタントンが勝利した。


第6試合

63.5kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本ライト級3位)

vs

樋沼朝光(RIKI GYM)

TKO 1R1分32秒 ※セコンドからタオル投入


 現在10連勝中の手塚に今回用意されたのは、SBではOFGマッチ専門の独自路線で2連勝中の樋沼。

 1R、開始早々から樋沼が豪快にパンチを振るい、手塚は右ストレートでダウンを奪う。樋沼が反撃に出ると、落ち着いて対処する手塚は左フックで2度目のダウン奪取。樋沼のセコンドがタオルを投入し、TKO勝ちした手塚は「ベルト欲しいんですけど、腰が寂しいので、組んでもらえないですか。無傷なんで11月、お願いします」と11月大会連続参戦をアピールした。


第5試合

65.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

村田聖明(シーザージム/SB日本スーパーライト級1位、元SB日本スーパーフェザー級王者)

vs

庄司啓馬(TEAM TEPPEN/元M-1日本ライト級王者)

判定2-0 ※30-29、29-29、30-29


 怪我で長期戦線離脱していた村田の復帰2戦目、SBで二連勝中の庄司と対戦した。1R、お互いの様子見の展開で手数が少ない中、2Rには村田がパンチ主体の攻めでプレッシャーをかける。庄司は左ミドルなどを当てていく。村田に首投げを見舞うもノーシュート。

 3R、ワンツーで前に出る村田に、庄司は組んでからのヒザで対抗と譲らない展開。距離が空くと庄司は左ミドル。村田は豪快な右フックを叩きつけていくが時間切れ。僅差で村田が判定勝ちした。


第4試合

55.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位)

vs

中田史斗(究道会館/DEEP☆KICKバンタム級1位)

判定3-0 ※30-26、30-27、30-28


 笠原は笠原三兄弟の末っ子で、昨年9月に後にKNOCK OUT統一王者となる森岡悠樹と激戦の末に敗れて以降、覚醒し現在は4連勝と勢いに乗る。対する中田は11戦7勝のうち5つのKO勝利がある強打者。

 1R、中田はいきなりパンチを強振し、応戦する笠原は左ボディを効かせて右ストレートでダウンを奪う。2R、攻め疲れが見える笠原に、中田は意地を見せて反撃に出る。3R、耐える笠原は左ボディを当てていくが、ガッツを見せる中田は前に出てパンチを振るう。激しい打ち合いを見せた両者の一戦は、笠原に軍配が上がった。


第3試合

52.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

片山魁(TEAM FOREST/SB日本フライ級1位)

vs

ワン・アミン(マレーシア)

TKO 1R終了時 ※レフェリーストップ


 前戦となった8月大会ではフライ級からバンタム級に階級を上げ、RISEスーパーフライ級2位・長谷川海翔に初敗北を喫した片山が再起戦、10戦7勝3敗の戦績を持つ23歳のアミンと対戦した。

 1R、持ち味のスピードを活かした攻撃を見せる片山は左カーフ、右ボディブロー、パンチのコンビネーションを次々と当ててアミンを圧倒。さらに鮮やかに首投げを決めてシュートポイントを奪取する。終了間際には、片山が左ストレートをクリーンヒットさせると、アミンはぐらついてばったり倒れたところでレフェリーがストップした。


第2試合

55.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

野村勇人(GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーバンタム級3位)

vs

内藤啓人(GSB大須MACS/SB日本スーパーバンタム級4位)

判定0-2 ※28-29、29-29、28-30


 SB日本スーパーバンタム級は現王者・山田虎矢太が階級変更により王座を返上する流れで、この試合はどちらが1位・笠原直希との王座決定戦に近づくか。

 1R、サウスポーの野村は左ストレートを飛ばすなどリーチを活かした攻めで内藤を脅かす。2Rには内藤が前方への投げでシュートポイントを奪って逆襲に出る。3R、投げを狙う内藤は、疲れで手数の減った野村に組んでのヒザ蹴り、右ミドルと攻撃を当てていきペースを握る。内藤が判定勝ちを収めた。


第1試合

62.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

長谷川平蔵(シーザージム/SB日本ライト級5位)

vs

土井涼雅(GSB多治見)

判定0-2 ※28-29、28-29、29-29


 現王者・笠原弘希が階級変更で王座返上する中、笠原と同門の長谷川は勝ち星を重ねてタイトル挑戦に近づくか。対する土井は、SBで最も層の厚いフェザー級戦線のトップ戦線で活躍していたが、今回から階級を上げベルトを狙う。

 1R、左ミドルの長谷川に、土井はいきなり右フックを強打させてダウンを奪う寸前に。耐えた長谷川は左ミドルからパンチでつないで前進し追い込む。2R、距離を取る戦いの長谷川に、土井は右フックを合わせるなど譲らない。土井のパンチがヒットして長谷川には鼻血が見られる。

 3R、長谷川は投げ技トライも、これを阻止する土井はカウンターのパンチを当てるなど徐々にペースを掴む。僅差の判定で土井が勝利した。なお、土井は11月23日(日)愛知・ホテル勝川で開催される『SHOOTBOXING 2025 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #38“DEAD or ALIVE 12”』への出場が早くも決定している。






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