11.24 笠原友希「さらに成長して今の僕は誰にも負ける気はしない」
2025年11月24日（月・祝）東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『～SHOOT BOXING 40th Anniversary～S-cup×GZT 2025』でオームノーイスタジアム認定ライト級王者マンモス・ソー・サラッチープ（タイ）と対戦する笠原友希（シーザージム）。前戦となった6月のRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament準決勝では、延長戦の末にRISEライト級王者・中村寛に惜しくも敗れてしまった。5カ月ぶりの試合でどんな復活劇を見せるか。
――前回6月の中村寛戦では延長戦の末にKO負けを喫し、今回再起戦が決まりました。
笠原 ぶっちゃけて言うと、自分はあの試合の本戦で負けてなかったと思うし、延長戦で勝ち切れなかったことは自分の弱さが出たと思うので、もっと強くならなきゃいけないなと。自分がもっと強くなる部分も見つかったので、さらに強化していこうと思いました。
――延長戦ではもう完全に気持ちが切れていたように見えたのですが、実際そうでした？
笠原 そうですね。本戦で勝ったと思っていたので、延長戦に入る前に試合に向けた気持ちが戻り切れなかったし、集中力も途切れてました。最後に食らったハイキックによるダメージはなかったのですが、自分が最後に力を振り絞って出したパンチが当たらなかったらもう動けないなと思って出したものが当たらず、そこで力尽きてしまいました。
――先日のRISEで決勝戦が行われ、中村寛選手が優勝しましたけど、さらに悔しさは出てきました？
笠原 決勝戦の内容も荒れていたので、特にそこに関しては何も思うことはないし、次に向けて自分はやるだけです。
――いつか中村選手と再戦したいという気持ちはありますか？
笠原 そうですね。僕が今後いい肩書きを持って、さらに盛り上がる舞台で再戦ができたら熱いですよね。
――中村寛戦で得られたものはありました？
笠原 世界チャンピオンになった選手との戦いで自分もしっかり実力を出し切れたことで、さらに自分は強くなれるなと確信しました。
――次の試合に向けて今はどういうところを強化していますか。
笠原 自分が今までやってきたことは間違いじゃなかったと思えたので、戦い方の幅を広げたり、自分の武器をしっかり強化しています。
――今回の相手、マンモス・ソー・サラッチープに関してはどういった印象がありますか？
笠原 19歳なんですけど、いい武器があってONEで2度KO勝ちしていたり、ダウンを取って勝ったりと、アグレッシブさのある結構強い選手というイメージがあります。
――試合のイメージはどう考えていますか。
笠原 6月の時よりもさらに成長して今の僕は誰にも負ける気はしないので、もっと自分の強みをぶつけて勝ちたいと思っています。
――11月2日のRISEでは、お兄さんの笠原弘希選手がGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT準決勝で白鳥大珠選手を相手にいい勝ち方をしましたけど、いい刺激になってますか？
笠原 兄が強い姿を見せてくれ、そういう兄と僕は練習してるので自信を持って試合に臨みたいと思います。
――今回の試合に関して、テーマはありますか。
笠原 前回は機械のように戦っていたのですが、今回は忍者みたいな動きで戦おうかなと思って戦い方を今改良しながらやっています。
――今までのファイトスタイルとは違うものになるんですか？
笠原 今までのファイトスタイルは自分の強みなので、そこはしっかり保ちながら、違った引き出しを出したり、新しい間合いを入れながら戦ったりしようとした結果、忍者の動きに近いものになりました。
――後輩の山田ツインズもそろってS-cup世界トーナメント参戦が決まって、シーザージムでの練習は熱気がすごいことになってますか？
笠原 2人は今まで以上に気を張りながらやってるので、自分も負けられないなと思いますし、いい練習ができてますね。
――S-cup世界トーナメントの枠組みも発表されましたけど、優勝予想は？
笠原 優勝予想はできないですね（苦笑）。今は自分の試合に集中しているので、それどころじゃないというか。自分の試合をしっかり勝って、じっくり山田ツインズのそれぞれの戦いを見守りたいと思います。
――間違いなく山田ツインズによる決勝戦になりそうですか？
笠原 他にも強い選手がいるので、そう簡単にはならないんじゃないかなと思います。RISEチャンピオンの安本晴翔選手だったり、KNOCK OUTのチャンピオンの古木誠也選手も強いし、一筋縄には行かないトーナメントかなと。
――身内にはなかなか厳しい評価ですね。ここで勝って来年はどういった1年にしたいですか？
笠原 来年はどんどん自分のやりたいことをやっていきたいし、ガンガン強いやつとやっていきたいですね。
――最後に試合を楽しみにしているファンにメッセージを。
笠原 最後までしっかり仕上げて僕の勝つ姿を見せて皆さんに盛り上がってもらうので、僕の再起戦をしっかり注目して楽しみにしていてください！
▼61.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
笠原友希（シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者）
vs
マンモス・ソー・サラッチープ（タイ/オームノーイスタジアム認定ライト級王者）
