シュートボクシング
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試合結果

SHOOTBOXING 2025 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #38“DEAD or ALIVE 12”

2025年11月23日(日)愛知・ホテル勝川

第7試合

竹野元稀引退試合 SB日本スーパーバンタム級
SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R

竹野元稀(風吹ジム/元SB日本スーパーバンタム級2位、WBKF世界バンタム級王者、S-BATTLEバンタム級王者)

vs

濱田 海(TIA辻道場)

再延長判定3-0 ※三者とも10-9 ※本戦は29-29、30-29、29-30 ※延長Rは10-10、9⁻10、10-10


 これまでSB日本スーパーバンタム級のトップ戦線で活躍してきた元SB日本スーパーバンタム級2位・竹野元稀が引退、ラストマッチとして濱田と対戦した。

 竹野は相手の攻撃をいくら受けても常に前に出続ける超アグレッシブファイトスタイルで、SBのリングだけでなく、2017年11月にはS-BATTLEバンタム級王座を獲得した。前戦となった2023年10月のRIZIN愛知大会では、内藤凌太に判定勝ち。

 1R、左ミドルを当てる濱田に、竹野はガンガン前に詰めて左右フックを当て濱田を追い込む。2Rも前蹴り、サイドキックで距離を取りたい濱田に、竹野は距離を潰して左右フックを当てていく。

 3R、前に出続ける竹野に、濱田も打ちう展開。竹野は飛びヒザ蹴り、濱田も応戦して一歩も引かない。本戦はドローとなり、延長Rへ。開始早々に竹野のローブローで濱田にインターバルが与えられる。濱田はミドル、前蹴りも、距離を潰す竹野が左右フックで前進し、濱田も応戦し譲らない。ここでも差が付かず。

 再延長R、竹野は距離を潰してパンチの乱れ打ちも、組んでのヒザ蹴りでローブローを放ち、濱田は苦しむ。再開後、竹野は左フックを当てるも、濱田は最後まで真っ向勝負に出る。ヒット数で上回った竹野が判定勝ちで有終の美を飾った。マイクを握った竹野は「風吹ジムに入って13年、プロになって10年。何者でもなかった自分をここまで育ててくれてありがとうございました。本当はKOで勝ちたかったのですが、僕の実力が足らず、濱田選手も強く再延長という形になりました。こんな僕一人のために時間を作っていただきありがとうございました。風吹のみんな、家族、友達愛してます。ありがとうございました」と感謝の意を述べ、最後に10カウントゴングを聞いた。


第6試合

-55.0kg契約 
SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R

竹野展生(風吹ジム/SB日本バンタム級2位、S-BATTLEバンタム級王者)

vs

アン・ジョンホ(韓国)

KO 2R1分24秒


 竹野展生は、今大会のメインイベントで引退試合を行う竹野元稀の弟で、22年9月の笠原直希戦でプロデビュー。3連敗と勝ち星に恵まれてなかったが、23年5月の渡口耀戦で勝利して以降、昨年11月にはS-BATTLE初代フライ級チャンピオン決定トーナメントを制して初戴冠。現在6連勝と勢いに乗っている。対するジョンホはこれまでに3度のSB参戦経験があり、小林大樹、和田修虎、根木哲也と対戦するも、まだ勝ち星に恵まれていない。

 1R、右カーフを集中打のジョンホに、竹野は何度もコーナーに詰めてパンチのラッシュを仕掛ける場面を作る。2R、一気に詰める竹野がボディブローを炸裂させて悶絶KO勝ちした。


第5試合

46.0kg契約
MAX FCルール 3分3R

風羽(ファントム道場/SB女子アトム級1位)

vs

奥村琉奈(OISHI GYM/RISE QUEENアトム級5位)

判定2-0 ※30-29、29-29、30-29


 両者はともにRISE QUEENアトム級にもランキングしており、現在空位の王座決定トーナメントの出場メンバーに抜擢。惜しくも途中敗退している二人が再起を懸けて激突する。

 1R、お互いに接近戦の打ち合いとなり、ヒザ蹴りも入れて互角の攻防。2R、前蹴りがらワンツーの風羽に、奥村は左ミドル、パンチを返していくが、終盤は勢いの落ちない風羽がやや優勢な展開に。

 3R、随所で左ミドルを入れる奥村に、風羽は構わずパンチで前進していく。手数で上回る風羽が判定2-0で接戦を制した。


第4試合

62.0kg契約 3分3R延長無制限R
エキスパートクラス特別ルール 

土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見)

vs

久留拓磨(ZERO ONE GYM)

延長判定2-0 ※10-10、10-9、10-9  ※本戦は30-30、30-29、29-29


 土井はフェザー級から階級を上げ、10月11日の『SHOOT BOXING 2025 act.5』で長谷川平蔵に判定勝ちしたばかり。対する久留は6月のYOUNG CAESER CUPで岡本琉聖に勝利し連続参戦となる。

 1R、長身の土井はプレスをかけ右ストレート、テンカオ、左フックと次々と速い攻撃を当てていく。久留は左ミドル、テンカオにパンチを合わせていく。2Rも左フック。左ボディと左の攻撃を当てる土井が右ストレート。追い込まれる久留はフロントスープレックス狙いも、土井はフロントチョークを仕掛けて対抗。

 3R、パンチ、ミドルで前進する久留に、土井は何度か巻き投げにトライ。最後まで激しく打ち合った両者は本戦でドロー。延長R、お互いに近距離で打ち合っては組む展開が続き、試合終了。土井が判定勝ちし、接戦を制した。


第3試合

SBレデイース -49kg契約 
スターテイングクラスルール 2分3R延長2R

TSUMIKI(F-PLUS team QUEST)

vs

土井乙花(グラップリングシュートボクサーズ多治見)

判定0-3 ※三者とも28-30


 土井涼雅の妹・乙花は、1Rからガンガン前に詰めて、TSUMIKIの蹴り足をキャッチしてボディブロー、連打で追い込むのに対し、長身のTSUMIKIは掴んでのヒザ蹴りを入れていく。

 2R、首投げトライの土井だがノーシュート。首相撲を仕掛けるTSUMIKIに、土井は掴みながらのパンチを当てていく。3Rも勢いの止まらない土井は左右フックの連打で前進。TSUMIKIは首相撲も、左右フックを当てられる。判定で土井が勝利し、連敗から脱出した。


第2試合

SB日本スーパーバンタム級 
スターテイングクラスルール 2分3R延長2R

島元将行(Eee TEAM)

vs

村田和生(戦ジム)

判定3-0 ※29-23、29-24、29-24


 1Rから激しく打ち合う両者。島元は一本背負いでシュートポイント、左フックでダウンを奪う。島元の豪快なパンチに村田も応戦。2Rも一本背負いでシュートポイントを追加した島元に、村田はミドルを返す。島元は右フックでダウンを追加した。3R、お互いに打ち合う中、村田はフロントチョークでキャッチポイントをゲット。島元は大差を付けて判定勝ち。


第1試合

61.5kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ SBスターテイングクラスルール 2分3R延長2R

熊澤バイオレンス(GSB名古屋)

vs

尾藤 伸(ZERO ONE GYM)

TKO 2R41秒 ※セコンドからタオル投入


 1R、ローの蹴り合う両者。終了間際にはフロントスープレックスの熊澤だが、ノーシュート。2R、左ハイを決めた熊澤はパンチ連打でダウンを奪うと、尾藤のセコンドがタオルを投入した。






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