SHOOT BOXING2015~SB30th Anniversary~act.4
2015年9月19日(土)後楽園ホール
第9試合
SB東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ
宍戸 大樹
vs
ジァオウェーハー・グランタイボクシング
6R判定
1R、宍戸はサークリングしながらロー、ミドルを繰り出す。ジァオウェーハーは前に出るとローを返す。ジァオウェーハーがミドルを脇腹にヒットすると、宍戸はバックブロー。宍戸は終盤にもバックブローをヒット。2R、前に出てきたジァオウェーハーはボディ、ミドル。宍戸は前蹴りやパンチで応戦しつつ、バックブローも見せていく。宍戸はジァオウェーハーの蹴り足を取ってミドルを入れる。2分過ぎには宍戸のバックキックがヒット。ジァオウェーハーも強烈なボディを返していく。3R、距離を詰めるジァオウェーハーのミドルに、宍戸はジャブを返す。中盤にはジァオウェーハーが重いミドルを連打。宍戸はバックキックからのバックブローで反撃。その後もジァオウェーハーはミドルを何発もヒットさせるが、終盤に宍戸は蹴り足から首を取ってフロントチョークに。しかしジァオウェーハーは脱出。4R、ジァオウェーハーは右目下を大きく腫らしながらもミドルを連発。宍戸はミドル、ジャブを返し、中盤には左ストレートをヒット。蹴り足を取ると倒しに行く。ジァオウェーハーはなおもミドルをヒット。5R、変わらずミドルから攻めるジァオウェーハーに、宍戸はジャブ、バックキックからコーナーに詰めるとラッシュ。そこからはパンチを嫌って下がるようになったジァオウェーハーを追う展開となったが、終了間際にもパンチを集め、最後は組んでヒザを連打。判定はジャッジ3者ともイーブンでドロー。延長ラウンド、宍戸はジァオウェーハーのミドルをキャッチしてチョークに行くが、ジァオウェーハーは体を反転して脱出。宍戸は再度チョークを試みるが、今度はロープに阻まれてブレイク。下がるジァオウェーハーを追う宍戸は飛びヒザを見せ、最後はパンチ連打から右ハイ。延長判定は宍戸がものにし、難敵相手に東洋太平洋王座の初防衛に成功した。
第8試合
金井健治引退試合・70.5kg契約
坂本 優起
vs
金井 健治
3R判定
コール時にマイクを取った金井は本部席のシーザー会長に「この試合に勝ったらタイトルマッチやらせてください」とアピール。1R、二人は序盤から熱い打ち合いを展開。1分過ぎにはロープ際に詰めた坂本が連打を浴びせるが、金井も引かずパンチを返す。終了間際には金井がコーナーでチョークを狙う。2Rも正面からの打ち合いとなり、顔面へのパンチを打ち込み合う。バックに回った坂本がジャーマンを狙う場面もあったが、ポイントにはならず。後半も激しい打ち合いが展開され、金井がリズムに乗ったコンビネーションを繰り出すと、坂本もラッシュ。3Rも同様にゴツゴツとした打ち合いとなり、金井がアッパーから右を入れると坂本も連打でお返し。一時は金井が下がりかける場面もあったがまたパンチを返すと打ち合いはヒートアップし、場内も大沸きに。最後までお互いに引くことなく殴り合いを繰り広げ、試合終了のゴング。判定はジャッジ2者が支持した坂本の判定勝利となったが、観客からは両者に熱い拍手が送られた。試合後には金井の引退式が行われ、元王者は熱い激闘を最後に残してリングを下りた。
第7試合
ヘビー級
南国超人
vs
川口 雄介
TKO 3R
1R、ローから攻める南国に、川口は組んでの投げ狙い。川口はコーナー付近でパンチで突進。中盤過ぎ、南国は強烈なローを連打。川口は左右フックで反撃し投げにトライもポイントにはならず。2R、組んできた川口に南国はヒザ。ローからパンチにつなぐ南国に川口は下がる場面が増え、時折パンチを返すも南国が攻勢。終了間際には南国の右ハイで川口がダウン。3R、突進して組んできた川口に、南国は左右のパンチで猛攻。川口がダウンするとレフェリーは試合をストップ。南国が鮮やかなKO勝利を果たし、シーザー会長が口にした12・1TDCホールでのヘビー級トーナメント開催に弾みをつけた。
第7試合
61.0㎏契約
菅原 悠次
vs
扇久保 博正
3R
1R、扇久保は開始早々に左ハイをヒットすると、抱え上げて投げ。シュートボクシング1を奪う。その後も扇久保はミドル、ハイ、パンチを繰り出し、組んでは投げを狙っていく。菅原は前に出ながらボディ、ローで逆転を図るが、なかなか捕獲することができない。2R序盤は同様の展開が続くが、リーチに勝る菅原の左ハイ、ヒザがヒットし攻勢に。しかし扇久保は投げにトライ、さらに終盤はコーナーに詰めてパンチラッシュ。3R、扇久保はハイをヒットし、さらに投げに行くが、菅原がロープを掴んで防御したためイエローカード。中盤以降は接近戦での攻防が多くなるが、扇久保がフックやアッパーを決めると菅原もヒザやパンチで応戦。激しい攻防の中で試合終了となり、判定はジャッジ3者とも扇久保を支持。元修斗世界王者がSB初登場でトップランカーを下してみせた。
第5試合
56.0㎏契約
高橋 藍
vs
ペッチョンプー・グランタイボクシング
TKO 2R
1R、ローから出てくるペッチョンプーに対し、高橋は前進し右ストレートをたびたびヒット。コーナーに詰めてパンチを連打するとレフェリーはスタンディングダウンを宣告。高橋はさらにパンチで前進し攻勢を掴む。2R、変わらず前に出る高橋はペッチョンプーのミドルや組みにも構わずパンチを繰り出す。中盤過ぎにはパンチラッシュを仕掛け、コーナーに詰めると再びスタンディングダウンを奪う。その後、さらに別のコーナーでラッシュをかけるとレフェリーが試合をストップ。高橋が最後まで攻め続けてTKO勝利を得た。
第4試合
ウェルター級 67.5㎏
MASAYA
vs
蓑方弘
3R判定
1R、前に出たMASAYAに蓑方はパンチで応戦するが、MASAYAはストレート、ボディ、右ハイ、ヒザ、ミドルと波状攻撃。蓑方は右目頭をカットし、ドクターチェックを受ける。パンチや蹴りで反撃のチャンスをうかがう蓑方だが、MASAYAの攻撃は止まらない。2Rに入ってもMASAYAの勢いは止まらず、パンチ、ハイ、ミドルで攻め込むと左フックでダウンを奪う。その後もパンチ、蹴りを交えてMASAYAは猛攻。3Rも攻勢を続けるMASAYAに、蓑方は何とか反撃するべくパンチを返したり投げを狙うなどするが、やや攻め疲れも見えたもののMASAYAの攻めを止めることはできず、試合は終了。倒しきることこそできなかったが、MASAYAが終始攻め続けて判定勝利を収めた。
第3試合
スーパーバンタム級 55.0㎏
植山 征紀
vs
ランボー 宏輔
TKO 2R
1R、開始早々からパンチ勝負を仕掛けたランボーは左フックをヒットすると、コーナーに詰めてのフック連打でダウンを奪う。さらにロー、フックで畳み掛けようとするランボーだが、植山も左フックで反撃。終盤にはランボーがスーパーマンパンチをヒット。2R、ランボーが前に出て激しい打ち合いとなるが、植山のバックブローでランボーが大きくぐらついてダウン。何とか立ったランボーは反撃を試みるもダメージは大きく、植山が飛びヒザを決めると昏倒。植山が逆転KO勝利し、会場を沸かせたランボーは立ち上がれず担架での退場となった。
第2試合
ウェルター級 67.5㎏
樋沼 朝光
vs
西岡 蓮太
3R判定
1R、遠間から入ってパンチを出しに来る樋沼に、西岡はロー、ミドルからバックに回ってチョークにいきかける。樋沼がロー、フックを出すと、西岡はハイからパンチの打ち合いへ。2R、間合いの探り合いから西岡がインロー、ミドル。中盤過ぎには左右パンチ、ヒザをヒット。樋沼は左右フックで反撃を図る。3R、前に出たい樋沼に西岡はミドル、ヒザ。さらに左フックをヒット。劣勢の樋沼は倒れた相手にパンチを打ち、レッドカードで減点1。その後、西岡はヒザ、パンチで攻める。樋沼は投げで逆転を図るがポイントには至らず、西岡の判定勝利となった。
第1試合
ウェルター級 67.5㎏
ほそえとしひろ
vs
コマツ・ザ・バーバリアン
3R判定
ほそえは体重オーバーのため、レッドカード2枚(減点2)&グローブハンデのペナルティ。1R、コマツはローからジャブ、ほそえはミドルを中心とした攻め。中盤、コマツはローを連打。終盤にはさらに左ストレート、右フック、ボディと攻め込む。2R、ミドルから左右パンチと攻撃のスピードを速めるほそえに、コマツはロー、ボディ、左右のパンチで攻める。2分過ぎには右ストレート、ボディをヒット。3R、コマツは序盤からパンチで勝負に出る。ほそえもパンチ、組んでのヒザで応戦するが、コマツは投げも狙いながらパンチを打ち込む。終盤にも左右ストレート、アッパーを打ち込んだコマツが大差の判定勝利をものにした。
オープニングマッチ第1試合
スーパーバンタム級 55.0㎏
笠原 弘希
vs
桃原 英暉
TKO 2R
1R、桃原はロー、ハイから右ストレート。笠原はミドル、前蹴りで応戦。2R前半は打撃の交錯から組む場面が多かったが、笠原がミドルをヒット。続いて右ストレートでダウンを奪う。ヒザで畳み掛けた笠原に桃原は立てなくなり、レフェリーがストップ。笠原がオープニングマッチをTKOで決めた。