タイトルマッチ調印式、RENAがキラーモード全開!!
6月4日、都内・シーザージムにて、『SHOOT BOXING 2011 act.3』(6月5日、後楽園ホール)の公式計量と記者会見が行なわれた。第1試合に出場するNATSUKAが予備計量でオーバーしたため本計量を欠席して再計量に。またメインで宍戸大樹と対戦するトビー・イマダは規定の70.0kgを500gオーバーしたため再計量となった。
計量後には、まずSBレディース王座決定戦の調印式を実施。シーザー武志会長と、対戦するRENA、高橋藍が出席した。
昨年夏の『Girls S-cup』決勝戦でも対戦している両者は、今回の再戦へ向けて意地をむき出しに。
「今回ベルトが復活したのは、私が実績を残してきたから。私が勝たなきゃいけない。高橋選手には絶対に負けられないですね、ていうか負けへんし」
緊張感あふれる表情でそう語ったRENAに対し、高橋は「ごまかしのきかない打ち合いをしなければ、歴史に残る試合にはならない。RENA選手には真っ向からきてほしい。ファンに喜んでもらえる試合をした上で勝った選手が本当のチャンピオン。逃げ回らないでほしいと思います」とRENAに打ち合いを要求した。
この高橋の要求に対し、RENAは憮然とした表情。「前の試合も打ち合いしたし、何を言ってんのかなと思いますね。シュートボクシングの女子が盛り上がったのは私がいたから。ここで流れを止めるわけにはいかないです」と語った。さらにRENAは、自分の欠場期間中に高橋が3連勝していることに対しても「外国人との2試合は実力差がありすぎてぜんっぜん参考になりませんでした。もう1試合の藤野選手との試合も(負傷TKOは)偶然だったと思います」とまったく認めていない様子。逆に高橋は「お口が悪いですねぇ。でも私は私のペースでやるだけ。試合も私のペースになる」と冷静にやり返した。
新調されたベルトに対しては「私にふさわしいベルト。どっちに巻かれるか、ベルトも分かってると思います」(RENA)、「明日、このベルトが巻けると思うとワクワクします」とコメントし、お互い一歩も退かなかったRENAと高橋。シーザー会長が「歴史に残る試合にしてほしい」と語った13年ぶりの女子タイトルマッチは、技術面でも精神面でも激しくぶつかり合う、ハードな闘いになりそうだ。