「3度目の正直はある」。完全復活を狙う鈴木博昭、 タップ論とのリベンジ戦へ心機一転!
2月12日、都内・シーザージムにおきまして、シュートボクシングの年間シリーズ開幕戦(2月14日、後楽園ホール)の公式計量および記者会見を実施しました。
計量は全選手がクリア(笠原弘希のみ再計量でパス)。記者会見には、シーザー武志会長と、大会後半戦に出場する8選手が登場しています。
今大会のメインイベントでは、スーパーライト級世界王者の鈴木博昭とムエタイ戦士タップロン・ハーデスワークアウトが3度目の対戦。鈴木は過去2戦で敗れているだけに、試練のリマッチといえるでしょう。「これまでに2回勝っているので、3回目も勝ちます」と自信たっぷりのコメントを残したタップロンに対し、鈴木は「同じ人間に3回負けるわけにはいかない。3度目の正直はあります」とリベンジを宣言。また昨年12月、ザカリア・ゾウガリーに敗れてからの復帰戦となるだけに、いつも以上に気合いが入っているようです。
「2014年のS-cup世界トーナメントで優勝してから、停滞していたと思います。自分はどこに向かってるんだろう、と。今は純粋に強くなろう、一からやり直そうという思いです。強くなって戻ってきたという気持ちがあるので、明日は自分自身、楽しみです」(鈴木)
セミファイナルでは、SB日本スーパーウェルター級王者の坂本優起が北斗拳太郎と2度目の対戦。昨年8月の試合は北斗が勝っているだけに、北斗は「何度も挑戦されては困るので、仕留めて勝つ。息の根を止めたい」とKOを予告。対する坂本は、「前回は負けて、今回は再戦。明日のリングで取り戻したいと思います」と決意を語りました。
また今大会では、SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹が久々の出場を果たします。「久々のリングなので、思い切り楽しんでインパクトを残したい」という内藤に対し、REBELSから参戦の小笠原裕典は「これは55kgの生き残りをかけた闘いだと思います。勝たなければ次はないくらいに思っているので、何がなんでも勝ちにいきます」と決意を語りました。
“SBの超新星”海人が対戦するのは、キックボクシング各団体のトップ戦線で活躍してきたMAキック王者・高橋幸光。今年はタイトル獲得を狙いたい海人が「一番カッコいい試合をして、一番を目指します」と言えば、高橋は「今年一発目の大会で他団体から呼んでもらって、しかも相手がランキング1位の海人選手ということで楽しみです。シュートボクシングルールも含めて、楽しんでいきたいです」とコメント。対抗戦という図式はもちろん、高橋がSBルールでどんな闘いを見せるのかも気になるところです。
また、この会見にはシーザー会長とSBの協賛企業カリカチュア・ジャパンのKage代表も出席。シュートボクシングの新たなコンセプトである“アート・オブ・ファイティング・スポーツ”と、13日の大会会場内で行なわれるKage氏のイラストレーション展覧会『アート・オブ・ファイター』の紹介も。
「格闘技はイメージが一括りになってしまっていて、少し不満があります。プロでやるからには美しさが必要。お客さんから見て『自分たちにはできない』と思わせるものを見せていきたい。格闘技のイメージを変えていきたいと思っています」と“闘う芸術”への思いを語ったシーザー会長。Kage氏は、イラスト展示に向けて「大好きなシュートボクシングの選手、その精神性を絵にして展示したいと思いました。シュートボクシングをいろいろな形で照らすことで、素晴らしい舞台を作っていければ。リングの外からシュートボクシングを盛り上げていきたいと思います」と語っています。
当日、会場では試合と合わせ、展覧会もお楽しみください。なお、当日券は16:00より全席種を販売いたします。
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