RENA、MIO、村田が夏の決戦に向け公開練習。RENA&MIOは共にKO宣言
7月7日(木)東京・豊洲PITにて開催される女子格闘技の祭典『Girls S-cup2016〜七夕ジョシカク祭り〜』に出場するSB女子世界フライ級王者RENA、MIO(ともにシーザージム)、女子レスリング55kg級全日本王者・村田夏南子(フリー)が7月1日(金)東京・浅草にあるシーザージムにて公開練習を行った。
「試合までもう2週間を切っているので疲労が溜まっていますが、順調に仕上がっています」というRENAはタイ人のダムトレーナーが持つミットにパンチ主体のコンビネーションを打ち込み、好調をアピール。さらにMIOとマススパーも行った。
これまでGirls S-cupは8月に開催されてきたが、7月に開催されるのは初。「自分は一年中、どの季節でも試合をするのは問題ないのですが、真夏の試合は超得意。今回は7月に開催ということで熱くないし、練習も辛くないので集中できています」と例年以上の仕上がり具合のようだ。
今回、世界王座の初防衛戦に挑むRENAの相手に抜擢されたのは“欧州の女子立技ヴァーリトゥーダー”と呼ばれるクラウディア・パウィッカ(ポーランド)。長いリーチから繰り出すボクシング仕込みのパンチを武器に、2012年にポーランド女子ムエタイのフライ級タイトル、翌年に女子散打のヨーロッパ大会で52kg級タイトルを獲得。昨年はキックボクシング団体『WAK-1F』の世界王者となった。27戦21勝4敗2分(9KO)の戦績を残している。
RENAは「厄介な相手ですね。パンチがうまくて下がりながらも強いパンチを打てる選手。ただでは終わらない相手でしょう」と警戒心を強める。
しかし、今回の試合に向けてシーザー武志会長から伝授された技があるといい、「喰らっていくうちに動けなくなるでしょう」とニヤリ。「タイトルは獲るよりも防衛する方が難しいと言われてますが、私にとっては一戦一戦が大事。すべてがタイトル戦だと思ってやっています。今後、男子選手の大会でもメインを張りたいので、今回魅せる試合も意識しつつ、3R終盤か4Rの始めにKOします」とKO宣言した。
そして、Girls S-cup48kgアジアトーナメント2016に出場するMIOもミット打ちを披露し、仕上がりの良さを伺わせた。これまで所属していた及川道場を離れ、シーザージムに移籍しての第二戦を迎えることとなり、「格闘技漬けの毎日で充実しています。練習に付いていくのに必死ですが、こっちには強い選手がたくさんいますし、またさらに強くなっています」と自信を見せる。
前回の日本トーナメントを制したMIOだけに優勝候補と言われており、自身も「他の出場選手は実力者ばかりですが、その中でも実力を見せつけて勝ちたい。2試合連続KOでの優勝を目指します」と堂々と優勝宣言した。
また、RIZIN(=MMA)ルールでの参戦となった村田は、コーチを務めるDEEPフェザー級王者・横田一則を相手にマススパーを行うと、何度も高速タックルでテイクダウン。三角絞め、肩固めと次々と関節技にトライし、高いポテンシャルを見せつけた。
今回、オランダ女子キックボクシングの4冠王イローナ・ワイマン(オランダ)との対戦となり、「相手はスタンドで勝負に来ると思うのでそうはさせない。自分の得意な展開に持っていきたいです。(打撃を)もらってでもタックルで倒しに行きます」と自身のスタイルを貫くという。
「SBの歴史のある大会で試合を特別に組んでもらうことに凄く感謝しています。SBのファンにMMAの面白さを見せたい」と意気込みを語った。
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