8.21 浅草花やしき『ヤングシーザー杯花やしき大会』大会結果
▼第5試合 メインイベント エキスパートクラス特別ルール フェザー級 3分3R延長無制限
○笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級3位)
判定3−0 ※三者とも30−28
●小崎貴誠(REAL DEAL/J-NETWORKバンタム級9位)
1R、笠原がパンチから蹴り、蹴りからパンチとコンビネーションをつなげ、ハイキックとミドルキックを蹴り分ける。小崎は左ボディと左右ローで攻める。2Rも笠原が蹴り主体の攻撃を見せ、小崎がパンチを打ってくると右ストレートで打ち合う。小崎を首相撲に捕まえるとヒザ蹴りを連打。離れると打ち合いに来た小崎に笠原も応戦する。3R、パンチで前に出た小崎に笠原が左フックをヒットさせ、パンチの連打で小崎にロープを背負わせる。小崎もハイキックを繰り出すが、笠原は小崎のガードの隙間から右フックを叩き込み、再びパンチのラッシュを仕掛ける。さらに至近距離からの右ハイ、左ミドルで優勢を保った笠原が、メインにふさわしい熱闘を勝利で締めくくった。笠原はこれでデビュー以来無傷の8連勝。
▼第4試合 スターティングクラスルール スーパーウェルター級 2分3R延長1R
○マツシマ タヨリ(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−27
●太田裕稀(吉田道場)
1R、序盤から両者ともハイキック、ミドルキックで蹴り合う。バックを奪った太田がジャーマンを狙ったが、太田が防ぐ。逆にマツシマが豪快な首投げを決めてシュートポイントを獲得した。その後もマツシマはパワフルはハイキック、ミドルキックから右フックを狙う。2R、マツシマは飛びヒザ蹴りを繰り出し、そのまま太田を首相撲に捕まえるとヒザ蹴りを連打。離れるとパンチで前に出ようとする太田へ、マツシマは右ハイ&ミドル、さらに飛びヒザ蹴り。そしてフロントチョークに捕えてキャッチも奪う。3Rはマツシマが蹴り、太田がジャブを出すが両者とも距離を取り、2Rまでのような激しい攻防は見られず判定に。マツシマが大差の判定勝ちを収めた。
▼第3試合 スターティングクラスルール 46.0kg契約 2分3R延長1R
○MISAKI(GSB豊橋/SB女子ミニマム級6位)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●宗田智美(シーザージム渋谷)
1Rが始まると同時にMISAKIがパンチの連打で突進。宗田も打ち合いに応える。お互いにパンチをヒットさせる乱戦の中、MISAKIは前蹴りと右ミドルを放つ。投げを狙って組み付こうとする宗田にMISAKIはヒザ蹴り。2Rもパンチで前へ出て積極的に攻めるのはMISAKIだ。パンチの中に右ミドルも織り交ぜ、これがヒットする。宗田もパンチで応戦するが、投げに固執しているのか組んだ際にMISAKIのヒザ蹴りをもらってしまう場面が目立つ。3R、MISAKIは変わらない勢いでパンチと右ミドル。宗田は失速してきたか、MISAKIの蹴りやパンチをもらう。投げを狙おうと組み付いていく宗田だが、MISAKIは投げさせずに試合終了。判定勝ちで4勝目を飾った。
▼第2試合 スターティングクラスルール 46.0kg契約 2分3R延長1R
○大西 翼(風吹ジム)
判定3−0 ※30−28、29−28、29−28
●上田一哉(シーザージム渋谷)
大西が16歳、上田が15歳。共にこれがデビュー戦という新鋭対決。1R、序盤は上田が前へ出て右ミドルとパンチで攻めたが、大西が徐々にフックで反撃を開始。上田の蹴りにパンチを合わせていく。2R、アグレッシブにパンチを放つ大西がイニシアチブを握り、バックスピンキックも上田のボディに決める。上田もパンチで打ち合うが、勢いは大西にあり、ラウンド終了直前には右フックでダウンを奪った。3Rが始まると同時に両者は打ち合い。ダウンを奪い返したい上田は右ストレートで倒しに行くが、大西はバックハンドブロー、右ボディストレートで応戦。激しい攻防となったが上田はダウンのロストポイントを奪い返すことが出来ず、大西が勝利を飾った。
▼第1試合 セミプロマッチ スターティングクラスルール 55.0kg契約 2分3R延長1R
○笠原友希(シーザージム/ヤングシーザーU16トーナメント優勝)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●磯貝太一(空手道白心会/J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会優勝)
1R、サウスポーの笠原は左ハイ&ミドルからのパンチ。磯貝は右ローを蹴っていき、時折フックを繰り出す。磯貝がパンチで前へ出ると笠原はワンツーで迎え撃った。2R、磯貝の右ストレートをもらって大きく仰け反った笠原だが、左ハイを皮切りに左ストレート、右フックで反撃を開始。パンチで前へ出て磯貝を下がらせる。磯貝も打ち合いに応じてパンチが乱れ飛ぶが、その間にも笠原はハイを蹴る。3R、笠原がパンチと蹴りのコンビネーションで前へ出ると、磯貝も右ローと左右フックで応戦。しかし、笠原のパンチ&ハイキックのコンビネーションが回転し、手数で優った笠原が判定勝ち。花やしき大会は第1試合から熱闘で幕を開けた。