11.22 王者・深田一樹「今、笠原とやってもメリットがない。勝って当然の相手」
11月22日(水)東京ドームシティホールにて開催される『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2017』でSB日本フェザー級1位・笠原弘希(シーザージム)と対戦するSB日本フェザー級王者・深田一樹(龍生塾ファントム道場)。6月のSB日本フェザー級タイトルマッチではSB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹からダウンを奪った上で判定勝ち、防衛に成功した深田は、今勢いのあるSB新世代の笠原を相手にどのような戦いを見せるか。
――6月のSB日本フェザー級タイトルマッチで初防衛に成功した内藤大樹戦を振り返っていただけますか。
「パンチでダウンを取ったのは練習でやってきたイメージ通りでしたが、それ以外は思ったようには行きませんでした。うまい選手だとはわかっていながらも圧倒するつもりでしたが、結構うまさをみせられました。タイトル防衛できたことよりも悔しさの方が大きかったです」
――今回、シュートボクシングビッグマッチ「GROUND ZERO」参戦が決まりました。
「いつも通りの調子です。残りの時間で調整して当日最高の状態に持っていきます」
――対戦相手はSBの若い世代でも勢いのある笠原弘希選手になりました。
「また更に調子が良くなっていますよね。9月の試合(Phoenixx 祥梧戦)ではKOでいい勝ちしていましたが、普通にやれば負けない相手だと思います。GROUND ZEROという大きな大会に出させてもらえるのはありがたいのですが、今彼とやっても僕にはメリットはないですし、勝って当然の相手。なので全く美味しくない相手です。相手はタイトルマッチでも良かったと言っているみたいですが、まだまだ早い。笠原選手はランキング1位にいるとはいえ、今回ノンタイトルマッチで良かったと思います」
――シーザー武志会長は、もし今回笠原選手がいい勝ち方をすれば来年2月にタイトルマッチを組みたいと言われてます。
「タイトルマッチやらせたいと言われないような内容になると思います。圧倒的な差を見せ付けて最後に倒して勝ちます」
――前戦となった6月の内藤大樹戦に続いて若い選手から追われていることについて、思うことはありますか。
「今活躍している子はみんな若くてこれからもっと強くなります。僕は30歳なんですが、衰えてきたという気持ちもないですし、まだまだ強くなっている実感はあります。30戦近いキャリアがあり、焦りもないですし、練習の時から追い込まれたりやばい状況を想定しながらやっているので試合になっても特に問題ないですね。これからはKOではなく、テクニック面、引き出しの多さ、ディフェンスのうまさを見せていきたいと思います」
――キャリアを重ねていることで以前出来なかったテクニックが出来ることはありますか。
「昔はそうでもなかったのですが、練習で繰り返しやってきたことは試合で出せるようになっていると感じています」
――今年最後の試合となりますが、2017年はご自身にとってどういう1年でしたでしょう。
「今年で3戦目で全勝で終わりたいですね。来年ももちろん全勝で内容のある、お客さんが盛り上がる試合を見せたいと思います。昨年には他団体に借りがあるので(2016年11月25日RISEで宮崎就斗に3RKO負け)、他団体のリングに出たり、他団体の選手ともやっていきたいですね」
――「GROUND ZERO」の翌日にはRISEのリングでRISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENTが開催され、SBからは内藤選手が出場します。ご自身が出場したかったという想いはありますか?
「そうですね。昨年にRISEさんのリングで大ミスをしているのでリベンジする機会をいただいて全部ひっくり返したい気持ちもあったのですが、結局内藤君が出場することになりました」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「SB日本スーパーライト級王座決定トーナメントが注目されていますが、僕の試合で一番盛り上げるので応援よろしくお願いします」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/tournament_schedule/13522