2.10 初防衛戦を迎えるMIO「MISAKIとはまだまだ差がある。ベルトは渡さない」
2月10日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2018 act.1』のSB日本女子ミニマム級タイトルマッチでMISAKIを挑戦者に迎えて、初防衛戦に臨む王者MIO(シーザージム)。両者は2016年6月の浅草花やしき大会で対戦しMIOが判定勝利した。約1年8カ月ぶりの再戦でMIOはどのような戦いを見せるか。
――SB日本女子ミニマム級タイトル初防衛戦が決まりました。
「やっとの想いで手に入れた凄く思い入れのあるベルトです。2016年11月に(Union)朱里に勝って手に入れてから今回の防衛戦まで時間はかかりましたが、このまま誰にも渡しません。MISAKIとはまだまだ差があるんだぞというのをしっかり見せ付けて勝ちたいと思います」
――このタイミングでのMISAKI選手との対戦は予想していました?
「(MISAKIの)勢いを感じていましたし、もうじき来るかな?とは思っていましたね。昨年12月の SB香港大会で香港に行った時は、MISAKIとずっと一緒に行動していてスタバに行ったり仲良くしていたので複雑ではありますが、試合が決まったからには気持ちを切り替えています」
――親しい選手と対戦するのはやりにくくないですか?
「そういう状況だと周りからは結構やりにくいとは聞いてましたが、私は性格があまり良ろしくないのかそこは大丈夫です。躊躇なく殴れますよ(笑)。MISAKIもそういうタイプだと思うので、お互いにバチバチ殴り合う展開になると思います」
――激しい試合になりそうですね。
「打ち合えるところは打ち合いたいのですが、打ち合うと向こうの思う壷だと思うので頭を使って行くところは行って、しっかり頭のいい戦い方を見せたいと思います」
――2016年6月の浅草花やしき大会で対戦した時のMISAKI選手の印象はどういうものがありますか?
「MISAKIはプロ3戦目だったんですよね。私も大阪から上京して一発目の試合でした。猪のように突進してくるタイプの選手が私は得意ではないので、あまりいい印象はないですね。苦手意識はあるのですが、何とか突進をうまく止めたいと思います。前回はうまく止められましたが、それからMISAKIはベテランの紅絹さんを倒すなど見違えるように成長していると思うので油断は出来ない相手です」
――MISAKI選手はMIO選手と4度対戦したUnion朱里選手と同門です。そこは意識しますか?
「朱里とはまた違ったタイプです。後楽園ホールで5R制の試合をするのは初めてなので、新鮮ですし緊張しますね。この前の香港で私は5R制で、MISAKIも5R制でしたが、延長戦もあって3分7R戦っていたんですよ。終始動けていたので、練習ではスタミナ面で負けないように心がけています」
――最近の練習で強化していることは?
「突進対策ですね。あとは、朱里とたくさん戦っている分、GSB勢にはいっぱい研究されていると思います。向こうに研究されているであろうことをこっちも研究して裏をかくような戦い方が出来るようにトレーナーのダムさんと頑張っています」
―― 一度対戦してからこれまでMISAKI選手は相当MIO選手を意識していましたよね。
「そうですね。私のことをRENAちゃんとの戦いにいくまでの踏み台にされているような感じがするので、彼女の前に大きな壁として立ちはだかりますよ。そう簡単にはRENAちゃんとの試合はやらせませんし、RENAちゃんを越えるのは私です!」
――今年7月に開催が決定している『Girls S-cup 2018』では48kg以下級世界トーナメントが行われるようです。
「私の今年の大一番はそこになると思うので、ベルトを持ったままトーナメントに出て世界のベルトも獲りたいですね。世界トーナメントなのでこの階級の実力ある選手全員に出てきて欲しいです。昨年11月に苦戦したタイのペッディージャー・オーミークンにももう一度出てきて欲しいですね。2度目の対決になれば、差を見せて勝つだけです」
――最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「今年1発目の試合でタイトルマッチになりました。2018年、いいスタートが切れるように頑張ります」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/tournament_schedule/13927