2.10 鈴木と対戦する山口侑馬「投げられても最後に倒せばいいこと」
2月10日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2018 act.1』でSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(ストライキングジムAres)と対戦する山口兄弟の弟、INNOVATIONライト級王者・山口侑馬(山口道場)。兄・裕人を破った鈴木との一戦に向け、「兄弟揃って同じ人に負けたらしょうがない」と力強く意気込みを語った。
――シュートボクシング(以下SB)初参戦が決まりましたが、心境はいかがでしょうか。
「いきなり初戦で格上の相手を用意してくれたので美味しいなと思いました」
――侑馬選手よりも先にお兄さんの裕人選手が参戦していますが、今までSBにはどういう印象ありました?
「華があっていい興行だという印象があります。声が掛かればいつか出てみたいとは思ってましたね」
――SBルールでは立ち関節技、投げ技が認められています。対策はいかがでしょう。
「そのへんは何も考えてないですね。相手に投げられたとしても、最後に倒せばいいことじゃないですか」
――防ぐ練習もしていない?
「何もしてません。小学、中学でも柔道の経験はないですし、やってきたのはキックボクシングのみですね。信じるのは自分の拳1つ。今さら投げ技を練習しても、ずっと練習している鈴木選手には敵いません。自分の勝てるところで勝負するだけです」
――裕人選手との対戦などを踏まえて、鈴木選手にはどういう印象を持っていますか?
「何でも平均以上に出来てうまい印象があります。でも、自分が勝っているところもあるのでそこで勝負していこうと思います。僕はパンチを売りにしているのでパンチでは負けません」
――山口選手はKO率が高いですが、なぜあんなに強打を打てるのでしょう。
「いつもKOを狙っていて、いつもプロとしての試合をすることを意識しているだけです。鈴木選手は身体を鍛えていますが、僕のパンチをもらったら倒れるでしょうね」
――鈴木選手は今回の試合後、4月のKNOCK OUT参戦が決まっています。
「頑張ったらいいんじゃないですか(笑)。僕との試合が決まっているのに、次の試合が決まっているというのは僕からしたら面白いことではありません。僕らは地方の選手なので1試合1試合を生きるか死ぬかの覚悟でやっています。負けたらチャンスもないので、チャンスを逃さないようにモノにする気持ちは強いですよ」
――鈴木選手を倒して自分がKNOCK OUTに出たいという想いは?
「鈴木選手が出るトーナメント(KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント)は僕の兄が出ているので、そこにエントリーしたいというのはありませんが、KNOCK OUT自体にはまた呼ばれたいですね」
――ちなみにお兄さんとは凄く仲がいいですよね。兄弟喧嘩はしないんですか?
「小さい頃から喧嘩はなかったのですが、一度だけ、僕が高校生ぐらいの時に大喧嘩したことがあり、それが最初で最後でした。喧嘩の原因ですか? 僕が練習に対して身が入っていなく、そこで兄に怒られて喧嘩になり、殴り合いになりました(笑)兄が僕のことを思っての怒りでした」
――そんな弟想いのお兄さんを破った鈴木選手を倒したい気持ちは強いですか?
「敵討ちという感覚はないのですが、兄弟揃って同じ人に負けたらしょうがないじゃないですか。僕が何が何でも勝っておこうかなと。山口ファミリーみんな、この一戦に協力的です(笑)」
――今年の目標はありますか。
「全戦全勝全KOですね。そんなにいっぱい試合を組まれてもしんどいので、今年は4戦ぐらいできればいいですね。僕が目指していることは、テレビなどに出て有名になること。そして普段は遊んでいながらも強い選手でいること。キックボクサーの中では一番遊んでばかりいるけど、あいつは強いと言われるような選手になりたいですね」
――ちなみに遊びとはどういうことを?
「女遊びはしないですけど、友達と普通に遊んだりしています。その内容ですか? 僕のSNSを見てもらえばわかると思います(笑)」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/tournament_schedule/13927