12.3 新日本キックとの交流戦に臨む笠原弘希「僕の強さ、SBの強さを証明できる」
12月3日(火)東京ドームシティホールで開催される2019年ビッグマッチ『GROUND ZERO TOKYO 2019』の第7試合(61.5kg契約)でWKBA世界ライト級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)と対戦するSB日本スーパーフェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)。これまで一度も交流がなかった新日本キックボクシング協会との交流戦が遂に開戦する。SBの若き王者は他団体王者狩りなるか。
――まずは、前回9月の深田一樹選手とのSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチを振り返っていただきたいと思います。2Rに笠原選手が3度ダウンを奪ってTKO勝ち、王座奪取に成功しました。
「試合前に組み立てていた作戦は自分の得意な攻撃である左ロー、ミドルを当てていくために、その中で右の攻撃も合わせて出していくというものだったのですが、それがうまくいったので試合結果も踏まえて満点の出来だったと思います」
――短期決着は予想通り?
「そうですね。1Rから仕掛けていこうと思っていて、1Rに感触を掴んで2Rで仕留めに行く予定でした」
――2017年11月に対戦した時の深田選手と比べてどうでした?
「最初に対戦した時は自分のフィジカル面が弱くて対等に戦えなかった部分もあったのですが、20歳になって身体も出来上がってきましたし、フィジカルトレーニングも強化していることで身体全体にパワーも付いて、再戦では押され負けしてないことも感じたので成長しているのを感じることができました。パンチにも磨きがかかったのでどんな相手でもKOできる自信にもなっています」
――二階級制覇して心境はいかがですか。
「自分も海人選手のようにSBを引っ張っていかないといけない存在にならないといけない立場ですし、SB二階級王者としてのプライドを持って他団体のチャンピオンにも絶対に負けられないという気持ちを強く持つようになりました。フェザー級王座は返上したのでぜひ、弟の友希にしっかり獲ってもらいたいと思います」
――今回の相手、重森選手についてはどのような印象がありますか?
「名前は知っていたのですが、1階級上の選手なので今まで対戦を意識したことはありませんが、新日本キックのエースであり、世界チャンピオンというだけに凄く強い選手ですよね。どんな位置からでも左ミドルを蹴ってきますし、右ストレートなど強いパンチが警戒すべき攻撃だと思います。でも、この前のKNOCK OUTでの翔・センチャイジム戦を見たところ、倒し倒されの試合をしていて倒れやすいイメージがあるので、ここが倒し時かなと」
――これまで交わることのなかった新日本キックとの対抗戦第一弾になります。
「2つの団体が交わるいい機会なので、SB王者としてSBの強さをしっかり見せて勝ちたいと思います」
――シーザー武志会長からは何かアドバイスは?
「しっかり決めろよ!とは言われました」
――練習ではどういうことを強化していますか?
「自分の得意な攻撃のパワーアップとバリエーションを変えていくことですね」
――重森戦後には考えていることはありますか?
「大晦日にはRIZINが開催されるのでぜひ出たいですね。ですが、そこを意識しないで重森戦に集中したいです。ここで勝つことで僕の強さ、SBの強さを証明できると思います。前回深田選手を倒した後に、スアレック選手と対戦したいと言ったのですが、60kgには怪物がたくさんいるので僕がどんどん倒していくだけですね。来年は飛躍の年にします」
▼第7試合 61.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ち有り
笠原弘希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者、第10代新日本キックボクシング協会バンタム級王者、第9代新日本キックボクシング協会フェザー級王者)
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/22056/