9.27RIZIN RENA、富松恵美との接戦を制す
9月27日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.24』にSB女子世界フライ級王者・RENA(シーザージム)が参戦、元DEEP JEWELSストロー級暫定王者・富松恵美(パラエストラ松戸)との接戦を制した。
1R、終始スタンドの攻防となり、RENAが左ジャブで距離を取り時折右ストレートを見舞う展開に。2R、なおもパンチでプレッシャーをかけるRENAだったが、富松に組み付かれてテイクダウンされる。マウントポジションからマウントパンチ、バックからのスリーパーを狙われたRENAは、うまく立ち上がって脱出するとジャンピング踏み付け、パウンドで反撃に出る。
3R、富松のタックルを受けてロープを背にし凌ぐRENAは、ロープに絡む危険な形で富松のヒザ蹴りを顔面、ボディにもらう。脱出したRENAは左ボディと右ストレートで逆襲。富松のタックルも潰して上になると、腕を巻き取ってキムラロックも狙った。
スタンドに戻ると、先ほどの富松の顔面へのヒザ蹴りで右目を腫らすRENAはワンツーから右ロー。何度も繰り出す富松のタックルを凌いでサッカーボールキック、最後にジャンピングフットスタンプを見舞ったところで終了のゴング。
判定3-0で接戦を制したRENAは「世界中がこんなことになって、誰も思って無くて歯がゆい時期でまだ油断できませんが、こうして皆さんの前でリングに上がれることが嬉しくて楽しくてありがたいことだと思っています。まだ満席では出来ませんが、皆さんで思い切って楽しめる日が来ることを願っています。私事ではありますが、この楽しい辛い時期を過ごしたRIZINですが、あと2、3試合でこのリングから降りようかなと思っています」と突然の宣言。「RENA最終章、もう少し頑張りますので、応援よろしくお願いします。富松選手、ありがとうございます。皆さん、声は挙げられませんが、指だけでも」といい、1、2、3、シュート!を決めた。
なお、同大会にはSB日本スーパーフェザー級3位・北川裕紀(ZERO ONE GYM)が参戦し、平塚大士(チームドラゴン)に有効打を当てるも、2Rも左フックを浴びてKO負けを喫した。