シュートボクシング
X facebook instagram YouTube tiktok

2.7 MISAKI「今年は絶対にSBのベルトを獲ると決めています」

2月7日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2021 act.1』の第3試合(46.0kg契約)でミネルヴァアトム級4位・祥子JSK(治政館)と対戦するSB日本女子ミニマム級1位・MISAKI(TEAM FOREST)。2019年7月、女神に2RTKO負け。20年8月、ぱんちゃん璃奈とのREBELS-BLACK 女子46kg級 初代王座決定戦で復帰したが、惜しくも敗れた。これまでのスタイル改善を図ったMISAKIは“猪突猛進”のスタイルを卒業し、新たなスタイルで再起を狙う。

なお、今大会は昨年11月の『SHOOT BOXING 2020 act.2』と同じく、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=561868

――試合が近づいてますが、調子はいかがでしょうか。

「いい感じで動けています。練習内容がガラリと変わりました。今までは走り込みしてビッグミットに打ち込みをやって追い込んでいて、どちからかといえば格闘技の練習というよりはスタミナ強化がメインでしたが、昨年8月にぱんちゃん(璃奈)選手に負けてからは普通のミット打ちでジャブを使って距離を取ることを意識したり、スパーリングする時間がだいぶ増えました」

――それまでスパーリングはそんなに少なかったんですか?

「全くしていないと言ってもいいぐらいしてません(苦笑)。やっても、出稽古に行ってやるぐらいだったので月2回でした。うちはあんまりプロ選手が多くないですし、プロ選手とやっても体重差があります。一般会員さんだとプロとはやりたくないと嫌がられますし、ヘビー級ぐらいの一般会員さんとやっても一発振り回したものが当たればケガしてしまう可能性もあったのでやっていませんでした」

――練習内容の大きな変化は今までの戦い方を見直すために?

「そうですね。ずっと周りから言われていたことなのですが、ようやくです(苦笑)。私は試合前になると自分を追い込まないと不安になってしまう部分がありスタミナ強化の練習しかしなくなっていたんです。試合では、技術では勝てない選手が相手だと気持ちの面で上回らないといけないと思ってああいう戦いになっていました。今までの戦い方だと結果が付いてこなかったのもそうですし、距離を詰めた戦い方だとどうしても倒せないので、誰が相手でも落ち着いた試合運びをして、強弱付けた攻撃を付けた戦いができるように練習内容も見直しました」

――今はどういう方とスパーリングを?

「一般会員さんにマススパーを覚えてもらったり、山村会長やトレーナーも加わってみんなで回しながらやっています。スパーをやると全然違いますね。今までは格闘技は頭を使うものではないと思っていて(苦笑)、強い身体と強い心があれば絶対に誰が相手でも勝てると思っていたのですが、頭を使って戦わないといけない部分が凄くあるなと感じました。試合後の感想をよく選手が語っているのをYouTubeで見てみると『試合で全然疲れずに終わって……』と言われている方がいて、私なんか死ぬほど手数を出し切ってやっているのにそんなんでいいの!? と思っていたのですが、みんなちゃんと頭を使って試合をしているんだなというのも最近やっと気付きました(笑)。次の試合では気持ちが選考してしまわないようにするだけですね」

――今までのようなスイッチが入って冷静さをかける試合にならない自信は?

「そうならないように気を付けます。先月、シーザージムに一週間出稽古で行かせていただいた時にシーザ―武志会長からは『距離を詰めすぎないで、パンチよりも蹴りをしっかり当てられる距離で戦いなさい』といった色々なアドバイスをいただきました。なので試合では会長の怖さと祥子選手の怖さのどちらとも戦うことになりそうです(笑)。シーザー会長にブチ切れられないように、今までとは違う私の変わった姿を皆さんに見ていただきたいと思います」

――シーザージムでの出稽古はスパーリングメインに?

「結構やらせていただきました。その時はまだ私の試合は決まっていなかったのですが、笠原兄弟、山田兄弟は試合が決まっていてみんなうまくてガンガンやらせてもらいました。RENAちゃんにはAACCの打撃練習に連れていってもらって、そこで大晦日に試合を控えていた浜崎(朱加)選手やあい選手とのスパーに混ぜてもらい、いい練習になりました」

――今回の相手、祥子選手にはどのような印象がありますか?

「昨年8月に私と同じジムのTOMOMIさんとやっていて、12月の伊藤紗弥戦も会場で見ていて、上手な選手だなと。顔面前蹴り、ヒザ蹴りを得意としている寺山(日葵)選手、ぱんちゃん選手、女神選手のような祥子選手と同じようなタイプと私はよく戦っていて、私は今までは苦手なタイプでしたが、今の私なら全然問題ない相手だと思います。そういうテクニシャンタイプの祥子選手が相手でも距離を取ってテクニックで勝てるイメージができていますし、打ち合いの場面でもフィジカル負けしない自信はあります」

――先にTOMOMI選手が祥子選手が判定3‐0で勝利しているだけに勝ち方も意識していますか?

「そうですね。プレッシャーが半端ないです(笑)。さらに、平岡琴選手、Ayaka選手といったトップ戦線にいる選手はみんな、祥子選手に勝っているので、私が先に進むためにも負けられない相手です」

――祥子選手はぱんちゃん選手と2度対戦していずれも負けていますが、判定にもつれ込んでいるなどタフな選手です。ここでMISAKI選手がKO勝ちすればぱんちゃんとの再戦やREBELSタイトルに向けて大きくアピールできると思うのですが、意識してますか?

「ぱんちゃんはこれから階級を上げるとお聞きしました。私は今まで48kgで無理やりやっていたのですが、45~46kgが適正体重なので無理して合わせてまで再戦をしたいとは考えていません。私はSBのベルトを獲ることを優先させていきたいと思います。女神選手はしばらく試合をしていなく、もうSBの女子軽量級は私が引っ張っていこうと思っているので、今回さらに負けられない気持ちは大きいです」

――女神選手との再戦でタイトル奪還を狙いますか?

「そうですね。負けた相手にやり返したいのですが、もし女神選手のコンディションが難しいのであれば名前のある選手とどんどんやっていってタイトルに近い存在であることをアピールしたいです。女神ちゃんはプロ2戦目で獲れたことで、SBのベルトは簡単に手に入れるものと認識しているかもしれませんが、私は2度もチャンスを逃していますし、デビュー戦からずっとシュートスパッツを履いて戦ってきているので何が何でもこの世で一番欲しい物です。今年は絶対に獲ると決めています」

――長くSB女子を支えてきたRENA選手は引退カウントダウンの段階に入っていることで、今後MISAKI選手にかかる期待も大きいかと思います。

「自分がRENAさんに代われるほど大きな存在になれるかと言われたらそれは無理なことですし、RENAさんがリングから去ってしまうまでに女子格闘技を盛り上げられるかと言ってもそれも難しいです。でも、もしRENAさんの最後の舞台がSBのリングであるならば、倒されてもいいので引退試合でぜひ対戦させていただきたいです。RENA選手は50kgでもそれ以上の体重でもいいですし、試合で私が失神してもいいのでお願いします。その一戦に近づくためにも次の試合を期待していて下さい」

<全対戦カード>

▼ダブルメインイベント2(第7試合) 62.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジなし
笠原弘希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿/KNOCK OUT-RED 61.5kg王者、第4代REBELSーREDスーパーライト級王者、REBELS-REDライト級暫定王者)

▼ダブルメインイベント1(第6試合) 57.6kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジなし
笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元ムエタイ大和フェザー級王者、元PRINCE REVOLUTION58kg級&61kg級王者)

▼第5試合 53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R 
伏見和之(RIKI GYM/SB日本バンタム級1位、元SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
心直(REON Fighting Sports Gym)

▼第4試合 SB日本ウェルター級(67.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級4位)
vs
イモト(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級5位)

▼第3試合 46.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R 
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位、前J-GIRLSミニフライ級王者)
vs
祥子JSK(治政館/ミネルヴァアトム級4位)

▼第2試合 55.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級)
vs
翔平(SHINE沖縄/TENKAICHIライト級&フェザー級王者)

▼第1試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級9位)
vs
工藤卓也(SHINE沖縄)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/23555/


« »

  • シュートボクシングとは
  • SBルール
  • ランキング
  • 選手一覧
  • S-cup
  • Girls S-cup
  • ジム紹介
  • youtube