6.11ONE 内藤大樹、ランキング4位のワン・ウェイフェン
6月11日(金)午後9:30~ABEMAで録画配信されたONE Championship『ONE FULL BLAST Ⅱ』に、元SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)が出場、ONEフライ級4位の強豪ワン・ウェンフェン(中国)に完勝した。
内藤は2019年9月の『Road to ONE:CENTURY』で渡辺優太に1RKO勝利し本戦出場権を獲得すると、10月のジャカルタ大会でニュージーランドの強豪アレクシ・セレピソフに3RKO勝ち。12月のマレーシア大会ではポルトガルのルイ・ボテーリョに判定勝ち、2020年2月にはサバス・マイケルに勝利と連勝記録を更新していたが、12月にジョナサン・ハガティーに判定負けを喫した。
内藤の今回の再起戦の相手ワンはベースとなる中国散打で4つの中国選手権を制し、キックボクシングではRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー、セルジオ・ヴィールセンに勝利し、2018年クンルンファイトの61.5kgワールドトーナメントで優勝した実績を持つ。2019年11月にはONEフライ級キックボクシング世界王者イリアス・エナッシに挑戦して敗れたが、王者を大いに苦しめている。
これまでのNEでの4試合を全てオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールで戦ってきた内藤だが、今回はボクシンググローブ着用のキックボクシングルールに臨んだ。
1Rから内藤はカーフキックを交ぜながらローを当てていきワンを揺さぶる。2Rもワンのパンチを寸前で交わしてはこつこつと左インロー、右カーフキックで削っていき、ワンのは両足は真っ赤に。3Rもロー主体の攻めで主導権を握った内藤は倒すまでには至らなかったが、完勝した。
勝利者インタビューに応じた内藤は「今回のワン選手はランカーですし、世界タイトルにも挑戦している選手。対策をしっかりやってきたのでこの勝利は嬉しいです。本当の武器はパンチなので次回にとっておきます」と答えた。
「ONE: FULL BLAST II」
2021年6月11日(金)ABEMAにて配信
シンガポール・インドアスタジアム
▼フライ級キックボクシング 3分3R
〇内藤大樹(BELL WOOD FIGHT TEAM)
判定3‐0
×ワン・ウェンフェン(中国/ONEフライ級4位)