西岡蓮太が引退セレモニー「本当に充実した格闘技人生を送れた」
4月に引退を表明した西岡蓮太の引退セレモニーが、シリーズ第三戦『SHOOT BOXING 2023 act.3』(会場:東京・後楽園ホール)にて行われた。
リングに上がった西岡は「本日はシュートボクシングにご来場していただききまして、本当にありがとうございます。また、このような場を設けていただいたシュートボクシング関係者の皆様、会場の皆様、本当にありがとうございます。
自分は5歳から極真空手を始めて、12歳でシュートボクシングに転向して23歳まで約18年間格闘技を続けてきました。17歳で痛めた左手首に注射を打ち続けて、痛みを紛らわして頑張っていたんですけれども、最近悪化して、手術も2回したんですけれども、それでもダメで。病院に行くと『手術をして痛みを取れることはできるけど、格闘技を続けさせることはできない」とドクターストップをかけられてしまい、格闘技を続けることができなくなってしまいました。悔いが全くないとは言い切れないんですけれども、本当にたくさんの人に応援していただいて、支えていただいて、本当に充実した格闘技人生を送れと思っています。
特に自分のトレーナーの川上さん、龍生塾の塾長、龍生塾の仲間、吉鷹さんのチーム吉鷹で一緒に練習してくれた皆さんに本当に僕を強くしてくれて、感謝でいっぱいです。他にも、僕を支えてくれたスポンサーさんやいろんな方がいますけど、本当に感謝しています。ありがとうございました。
格闘技を辞めて次なんですけれども、ちょうど格闘技を続けることができなくなったタイミングで、TEPPENGYM大阪の那須川会長とご縁をいただいて、TEPPENGYM大阪のトレーナーとして頑張っていくことになりました。那須川会長、本当にありがとうございます。TEPPENGYMの皆さん、本当にありがとうございます。シュートボクシングに感謝を込めて、最強の刺客を送り込めるよう、そんなトレーナーになりたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。
本当にシュートボクサーとして、KNOCK OUTさん、RISEさんといった他団体にシュートボクシングのロングスパッツを履いて出られたことを誇らしく思います。心良く送り込んでくれたシーザー会長、本当にありがとうございました。
最後に、泣き虫だった僕を5歳で格闘技の世界に入れてくれた家族には本当に感謝しています。たくさん迷惑をかけたんですけど、本当に両親の元に西岡蓮太として生まれて嬉しく思います。ありがとうございました」とあいさつし、涙を流した。
リングインしたシーザー武志会長は「シュートボクシングに命を懸けて戦ってきた西岡が私は大好きです。そして、本当にもったいないと思っています。ぜひ、日本の医学で治せないことは絶対にないと思います。今日はここでけじめをつけますけど、必ず(医者を)見つけて彼の手を治してあげたいと思います。その時は皆さん、また新たな応援をよろしくお願いします!」と西岡と握手を交わした。