2.10 笠原友希&山田彪太朗が海外強豪と激突
2024年2月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』の第二弾対戦カード発表記者会見が1月15日(月)都内にて行われた。
会見に先立ち、シーザー武志会長は1月1日に発生した能登半島地震について言及し、「地震でお亡くなりになりました皆さんにお悔やみを申し上げますと共に、被害に遭われました皆さん、お見舞いを申し上げます。地方から田舎に帰ってくる人が一番多い元旦に、こんな災害が起きて本当に心苦しいと思っております。我々は阪神大震災や東日本大震災の時には、ジムからみんなで被災地に行き、いろいろと救護や炊き出しなどやりましたけれども、今回はそういうことがまだできていませんので、2月10日の後楽園大会で義援金を集めてお送りさせていただければなと思っております。こういうことは予想できず起きることが多いので、本当に被害に遭われた皆さんに何と言葉をかけていいのか分かりませが頑張ってください」とあいさつ。
緒形健一代表も「まず能登半島地震でお亡くなられた方々、ご家族の皆様に本当に哀悼の誠を捧げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、被災支援をされている行政、自衛隊、警察、消防、またボランティアの方々、本当に心から頭が下がる思いです。本当に心よりこの場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございます。また、被災された方々の一日も早い復興を心より願っております」とメッセージを送った。
そして、SB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)vsペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)のメインカードに続いて発表されたのは、SB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希とSB日本フェザー級王者・山田彪太朗(ともにシーザージム)の出場が決定。
笠原はK-COMBATライト級王者ソン・ジェミン(韓国)と、山田はTrue4U 54kgトーナメント優勝ペットシートーン・ソー・サクナリン(タイ)とそれぞれ対戦する。
散打出身で韓国のMMA団体「ROAD FC」での実績を持つ立ち技とMMAの二刀流ファイターのジェミンと対戦する笠原は「僕はタイの選手とやることが多かったんですけど、前回はヨーロッパの選手が相手で、今回は韓国の選手ということで、また違ったスタイルの敵を迎えられるので凄く楽しみにしています。パネルを見るとめちゃめちゃイケメンなんで、それに負けず、強さも負けず、絶対に勝ちます」と意気込みを語る。
ジェミンの印象については「映像をいくつか見たんですけど、正直なことを言うと僕の相手じゃないなと。僕のレベルだったらまだまだ強い選手はいると思うので、そういう選手ともやりたかったです。そうは言っても侮れない相手だとは思うので、しっかり自分自身を強くしていって、最終的に自分との戦いになるので勝とうかな、と思います」と相手よりも自分との戦いになるという。
昨年11月の前戦ではオランダの名門・Mike’s Gym所属の実力者スナイ・ミフターからKO勝ちしており、「やっぱり強い奴と戦わないと僕を観に来ている応援団やファンの方、スポンサーもみんなピリピリしないと思うので、もう会場がピリつくような試合相手とやりたいなと思っています。昨日にちょうどRISEで自分の階級のタイトルマッチが行われ、チャンヒョン選手を下した大雅選手は凄く強いなと思ったんですが、大雅選手でも僕は勝てるなと思うし、レオナ(・ペタス)選手や朝久(裕貴)選手といった選手と僕はやらなきゃいけない。今年中にはやりたいと思っています」と他団体王者との対決をアピールした。
また、笠原はSBのリングでSBの戦い方にこだわりを持っており、「キックボクサーがSBのリングに上がってきた時に投げ技を使わずに勝つという選手もいますけど、SBのリングなので、僕は投げを全然キックボクサー相手でも投げ技を使いますし、その面に関しては何も考えず、自分自身の技で勝ちたいと思っています。僕はSBという競技にプライドを持っていますし、このSBを盛り上げるために頑張りたいと思うので、しっかりプライドを持って勝ちに行きます」とSBを体現して勝利すると力強く語った。
そして、ペットモラコットと同門のムエタイ強豪と対戦する山田は「海人選手とペットモラコット選手のカードが決まり、反響が大きい大会に出場できることを非常に感謝しています。今回の相手はタイ人ということで、これで3戦連続でムエタイの選手と戦うことになります。今、二連勝しているので、今回もしっかり勝って三連勝します」と連勝に自信。
相手の印象については「映像をまだあんまり見られてないんですけど、少し見た感じだと、長身で長いミドルと、首相撲を凄くやってくる選手だったので、そういう展開に付き合っちゃうと試合自体もあんまり面白くない試合になると思うので、試合を盛り上げるためにもガンガン前に出てパンチで倒したいと思います」と相手の戦い方に合わせずパンチで勝負したいという。
タイ人との連戦となり、「やっぱりタイ人は無限に強い選手がいるイメージなので、どんどん強いタイ人でやっていきたい気持ちもありますけど、やっぱり日本人で知名度のある選手とやりたいという気持ちもあります。今回しっかり相手を倒した上で、他の有名な日本人にも喧嘩を売っていきたい」と日本人対決に向けて通過点に過ぎないとする。
戦いたい日本人選手の具体名を聞かれると「一昨年12月に門口(佳佑」選手とやって負けちゃっているので、今は門口選手にリベンジしたいです。当時の自分はSBのチャンピオンでもなかったんですけど、今はSBのチャンピオンにもなりましたし、SBの看板を背負ってRISEのルールでも全然構わないので、門口選手と戦いたいです」とRISEフェザー級王者・門口へのリベンジを目標に掲げた。
最後に2024年の展望を聞かれた笠原と山田。笠原は「僕は去年全勝できたんですけど、もっと強い相手と大きい舞台でできたとも思うので、去年は土台をしっかり作ったと思うので、今年はしっかりいろんな団体にも出たいですし、SBでも強い相手と戦っていきたい」といい、山田は「2023年は全勝できたんですけど、3勝1KOでKO率が少なかったので、今年は全戦全勝全KOで全ての試合で倒していきたい」と共に全勝を目標に掲げた。
<追加対戦カード>
▼60.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
ソン・ジェミン(韓国 /K-COMBATライト級チャンピオン)
▼58.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
ペットシートーン・ソー・サクナリン(タイ/True4U 54kgトーナメント優勝)