2.10 ペットモラコットがKO決着に自信「次の海人戦はもちろんKO狙いのスタイルでいきます」

HOME » 大会情報 » 2.10 ペットモラコットがKO決着に自信「次の海人戦はもちろんKO狙いのスタイルでいきます」

2.10 ペットモラコットがKO決着に自信「次の海人戦はもちろんKO狙いのスタイルでいきます」

2024年2月10日（土）東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』のメインイベントでSB世界スーパーウェルター級王者・海人（TEAM F.O.D）とヒジ打ちありのルールで対戦するペットモラコット・ペッティンディーアカデミー（タイ）が公開練習を行った。

ペットモラコットはルンピニースタジアムで二階級を制覇している超一流ムエタイファイターとして知られ、ONE Championshipではジョルジオ・ペトロシアン、ヨードセングライ・IWE・フェアテックス、タワンチャイ・PK・センチャイなど、世界トップクラスの選手たちと鎬を削り、ONEフェザー級ムエタイ世界王座も獲得。現在はRWS（ラジャダムナン・ワールド・シリーズ）を主戦場に戦い、70kgの世界トップファイターの1人として君臨している。

この日の公開練習ではミット打ちを行い、オーソドックスの構えから強烈な右ミドル、テンカオを炸裂させて快音を響かせるだけでなく、得意のヒジ打ちを披露。「何種類でも出せる」というペットモラコットは縦、横とあらゆる角度から左右のヒジの乱れ打ちをミットに打ち込んだ。

「ヒジ打ちには大きく分けて、倒してダウンを取るヒジとカットするヒジの2種類がありますが、私が得意とするのはもちろんKOするヒジ。私のリングネームのペットモラコットには、ペット＝ダイヤモンド、モラコット＝エメラルドという意味だけでなく、“磨き上げた怖さ”という意味もあります。間違いなく私のヒジもダイヤモンドと同じく硬いです」とヒジ打ちに自信を見せる。

海人もヒジを得意とし、これまでにもムエタイ戦士との試合ではヒジ打ちを多用。2023年2月の日本トップファイターの1人、緑川創との一戦では、リプレイのスロー映像を見なければ何が起きたかわからない秒速のヒジ打ちを当てダウンを奪っている。

「海人選手もヒジが得意ということなので、どちらがいいタイミングで早く出せるかの勝負になり、面白い試合になるでしょう。SBのリングなのでヒジ打ちあり、なしは海人自身が選ぶことができましたが、私は今回ヒジがあることでヒジなしルールで戦う時よりも何倍も強くなります。自分が一方的に勝つことになれば、海人選手はヒジありを選んだことを後悔することになるでしょう」とニヤリ。

海人への対策については「ハードな練習になると思いますが、海人選手の動画を見てキッチリ研究して彼に勝てる状態を作っていきたいと思います。彼の1つ1つの技を見て、その選手が得意としているところ、そうでもないところや、強い部分やそうでもないところを注目して見ていきます」と独自の研究方法を明かした。

ペットモラコットはこれまでにONEやラジャダムナンスタジアムで試合を何戦も経験し、そのリングのルールによって戦い方を変えてきたかとの問いには「ラジャダムナンのようなムエタイのリングだとポイントの取り合いになりますが、ONEだとグローブが薄いのでKO狙いの戦い方になります」といい、初のSBのリングではどちらの戦いをするのかと聞かれると「次の海人戦はもちろんKO狙いのスタイルでいきます。間違いなく、凄くスピードのあるエキサイティングな試合展開になり、チャンスがあればKOを狙いにいきます」とONEでの戦いと同じくアグレッシブなスタイルを見せたいとする。