シュートボクシング

8.17 魁斗「ここで負けるようではダメ。しっかりと2団体のトップになる」

2024年8月17日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.4』でRISEフェザー級4位・平野凌我(MTS)と対戦するSB日本フェザー級2位・魁斗(立志會館)。前回6月の『ONE Friday Fights 68』でラン・シャンテンとの激闘を制した“西の天才”は2022年4月以来のSB参戦でどのような姿を見せるか。

――前戦となった6月のONE Friday Fightsではラン・シャンテン選手に判定勝ちでした。今、振り返ってどうでしたか。

魁斗 周りからは良かったな、という声を多く掛けていただきましたが、倒す技やタイミングを掴めてきた練習ができていたので、倒し切れなかったのが悔しかったです。

――倒し切れなかった要因としては?

魁斗 相手がタフでしたね。タフな相手でも最後はねじ伏せるくらいの力やテクニックも必要だと思いました。

――シャンテン選手はK-1の金子晃大選手と戦っている選手だけに内容が比較される試合でしたが、そこは意識していました?

魁斗 そうですね。試合動画で参考にできるのがその試合しかなかったので、金子選手よりも圧倒的な勝ち方ができたら、と思っていました。自分の動きができたらそれはできると思っていて、それが試合でも大体はできたかなと。

――帰国して練習はすぐに再開されたんですか。

魁斗 試合で金的を蹴られてお腹の気持ちが悪かったりもしたのですが、大きな怪我は特になかったので、帰国して2日目ぐらいで練習を再開しました。

――次の試合に向けて練習で強化していることは?

魁斗 勝つのが大前提として、やはり変わらず倒し切るところですね。ずっと山口兄弟のいる道化俱楽部に週二回で出稽古に行きガチスパーをやらせてもらっていて、そこでは倒しにくる相手のプレッシャーとかを感じられるので、そういうのにどう対処するのか、僕の足りないところを引き出してくれる感覚があります。この前の試合でアグレッシブに試合を運べた1つの要因として、道化俱楽部での練習の成果もありますね。

――道化俱楽部では海人選手ともガチスパーをやるんですよね。

魁斗 やり合うとかじゃなくて、一方的にやられているだけです(苦笑)。普段、練習で倒されたり、一方的にやられることはないので、いい経験になっています。試合で手も足も出ないような経験を味わったことがないので、そういうことを経験していると全然違うなと。

――そこまでボコボコにやられて気持ちが凹んだりは?

魁斗 全てにおいて負けているので、一周まわってもう清々しかったです(笑)。もう少しここを変えたら、もうちょっとできたなとか感じると悔しい気持ちになると思うんですけど、そんなことを考えられへんくらいボコボコにされましたから。

――海人選手からは倒し切るためのアドバイスもあるんですか?

魁斗 そういう話はあんまりしないですけど、やって体感して感じ取るというか。海人君とやるときは、倒し切る練習を意識するとかじゃなく、倒されないように必死ですから。生き残るために必死に食らいついています。

――次の平野凌我選手についてはどういった印象がありますか。

魁斗 前回のシャンテン選手と似たようなタイプかなと。もちろん別に弱くはなく、しっかり戦績を残してきている相手ですよね。最近はずっとサウスポーの相手ばかりやったんですけど、前回オーソドックスの選手と久しぶりにやって、今回もオーソドックスになったので対策はしやすいかなとも思います。僕はRISEでランキング1位やし、SBでもランキング2位なので、そこの差は見せ付けないとダメですね。最低条件は圧倒で倒すことなので、自分の課題をクリアしていく試合になるかなと思います。平野選手に勝っている選手は門口(佳佑)選手とかいますが、僕はそういう選手とも絶対に差があると思うので、平野選手は僕には勝たれへんと思いますよ。ここで負けるようではダメだなとも思います。

――会見では「SBのベルトもそうだし、RISEと両方しっかりベルトを狙っていきたい」と言われてましたが、今後は両団体のベルトを見据えてますか。

魁斗 そうですね。しっかりと2団体のトップになってから次のことを考えられるようになると思います。

――同階級のチャンピオンの山田彪太朗選手はKNOCK OUTで龍聖選手とやる予定でしたが、怪我で欠場となりました。現在5連勝と注目を集めていますが、山田選手にはどういう思いがありますか。

魁斗 前回、試合はなくなりましたけど、やはり意識する部分はあります。しっかり全試合も見てますし、いつかやるんだろうなと思いながらも、目の前の相手に集中している感じです。KNOCK OUTの龍聖選手も川上叶選手に勝っているし、前回は初めて負けちゃいましたけど、強い選手だなと意識しています。そういう選手とやるには、自分で切り開いていくしかないので、勝ち進んでいくしかないですね。

――今回、メインでは海人選手と同大会に出ることでどういうカイトを見せたいですか。ちなみに66.0kg契約で竜也選手と対戦するY’ZD GYMの凱斗選手もカイトと呼びます。

魁斗 海人選手しか見てないです(笑)。同じ名前であっても海人選手はレベルが全然上ですけど、僕も強いと思ってもらえるようにしっかり試合して勝って海人選手につなげたいですね。世界と戦っている海人選手に、僕も負けないように頑張らないといけないなと思います。

――最近はオープンフィンガーグローブマッチも流行ってますけど、興味は?

魁斗 気が向いたらですね(笑)。全然、競技が違うと思っているので、やるなら、しっかり準備していきたいですね。練習でもオープンフィンガーで軽くやったりしてますけど、何したらいいか分からなくなります。

――会場に来てくれるファンにメッセージを。

魁斗 しっかり倒し切って勝つので応援よろしくお願いします!

▼58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
魁斗(立志會館/ SB日本フェザー級2位/HOOST CUP日本フェザー級王者)
vs
平野凌我(MTS/ RISEフェザー級4位/MA日本フェザー級王者)


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