【ONE】笠原友希、ONE2戦目はダウンから追い上げるも逆転ならず。「努力してトップになります」と再起宣言
2024年10月25日(金)タイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 84』にSB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希(シーザージム)が出場、現在ONEで売り出し中の強豪ソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー(ミャンマー)とフルラウンドに亘る激闘を繰り広げた。
笠原は4月に同スタジアムで開催された『ONE Friday Fights 59』でONE初出場。CH3チャンピオントーナメント126p王者ペッシーモク・PKセンチャイムエタイジム(タイ)に豪快にKO勝ちして、35万バーツ(日本円で約150万円)のKOボーナスも獲得している。
ONE2戦目となる今大会では、現在2連勝中のソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー(ミャンマー)とヒジありのムエタイルールで対戦した。
お互いにサウスポーの構えの中、現在8連勝5連続KO中の笠原は1Rから右インロー、右ハイを飛ばし、SBで培われた組みの強さを発揮し崩しも見せていく。終盤、ソンラックの左ストレートを浴びてダウンする笠原だったが、2Rはダメージを感じさせることなく相手の得意のヒジの打ち合いでも互角に渡り合う。8月の前戦でペットモラコット・スーパーボンジムをKOした近距離での左ヒザもクリーンヒットさせていった。
運命の最終ラウンド、逆転を狙う笠原だが、1Rにダウンを奪ってリードしているソンラックは組み付きを多用して時間を稼ぐ展開に。中盤には、ソンラックが組んでのヒザを当てて強引に倒すと、膝を付いた笠原にまさかのダウンコール。ノーダメージで不満を示す笠原は、ジャンピング右上段後ろ廻し蹴りを顔面にヒットさせてソンラックをぐらつかせるなど最後まで逆転を狙うが時間切れ。
惜しくも判定で敗れた笠原は翌日に自身のSNSを更新し、「昨日は本当に沢山の応援ありがとうございました!ONE2戦目は負けました。まだまだな自分に悔しいけど、僕みたいな選手が強くなって世界一になれば夢を追いかけてる人も“俺でもやれる”と夢を与えられると思ってる。自分は完璧ではないのでまた努力してトップになります。本当にありがとうございました」と再起を約束。笠原のここからの逆襲に期待したい。
「ONE Friday Fights 84」
2024年10月25日(金)タイ・ルンピニースタジアム
▼ムエタイルール キャッチウェイト(60.78kg)契約 3分3R
○ソンラック・シットポージョーウォー(ミャンマー)
判定3-0
×笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)