12.26 柿﨑瑠「SBルールだと30%。キックルールなら80%に勝つ確率は上がります」
2024年12月26日(木)東京・TDCホールで開催される『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』の第6試合でSB日本バンタム級王者・佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズジム)とKNOCK OUT-BLACKルールで対戦する柿﨑瑠(クロスポイント大泉)。9戦9勝(4KO)と無敗記録を更新中のKNOCK OUT新星は、キャリアが豊富なSB現役王者に自信を見せている。
――SB初参戦なので格闘技のキャリアを教えてください。
柿﨑 父がテレビで格闘技を見ていて、格闘家はカッコイイなと思っていたところ、武尊選手の試合を見て憧れるようになり、中学1年からキックボクシングを始めました。
――では柿﨑選手はONEに出ているだけに、後々は体重を上げて武尊選手とやりたいですか。
柿﨑 いや~(苦笑)。やっても勝てないと思うので……そこまで考えてないです。
――SB初参戦決まって心境はいかがですか。
柿﨑 SBは絞め技、立ち関節が認められていて、難しい競技という印象があります。初参戦で相手がチャンピオンということでだいぶ気合いが入っています。タイプ的に佐藤選手はやりづらいなとは思っていて、SBの王者にSBルールでやってもさすがに勝てないのは分かっていますが、今回はKNOCK OUT-BLACKルールなので問題ないかなと。
――どの辺がやりづらそうですか。
柿﨑 変則的な蹴りが多く、僕はそういう相手と今までやったことがないのでやり辛いかなと思います。
――そこでどういう対策をしてますか。
柿﨑 ジムの人たちに仮想佐藤選手で変則的な蹴りをやってもらっていて、手応えはめちゃめちゃいい感じで、対策もバッチリです。投げ技で勝っているイメージのある佐藤選手なので、SBルールだと30%しか僕が勝つ確率はないですが、普通のキックルールなら80%ぐらいに上がります。勝つのは余裕ってことじゃないですけど、大丈夫かなと。あと、佐藤選手はダウンとかも多く、打たれ弱いイメージがあるので、僕のパンチでも当たれば意外と倒れるのかなとは思っています。
――現在、柿﨑選手は9戦9勝無敗で今後の活躍が期待されている中で、そういう選手をKNOCK OUTがSBのリングに送り込んだということをどういうふうに捉えていますか。
柿﨑 KNOCK OUTが僕のことを信用しているから送り込んでいると思うので、SBにKNOCK OUTの恐ろしさを伝えに行かなきゃなと思っています。
――ご自身の無敗の好調の要因は何でしょう。
柿﨑 何が何でも勝たなきゃというのは特に考えていなく、試合では普段の練習通りに動けていることが大きいと思います。
――試合ではなかなか練習通りに動ける選手は少ないと思いますが、ご自身はもう100%動けている感覚なんですか。
柿﨑 他の選手に比べると多分だいぶ動けていると思います。
――緊張しないタイプ?
柿﨑 めちゃめちゃ緊張してます(笑)。練習量が他のジムの人たちとは全然違うと思いますし、例え緊張していても練習してきたことが体に染み込んでいて動けることで、その結果、勝ちにつながってるんだと思います。
――ここで勝って来年はどういった目標がありますか。
柿﨑 まだベルトを持っていないので、今回勝って、来年にはKNOCK OUTのBLACKのベルトを巻くことが今の目標です。先輩の乙津陸君を追い越します。
――先輩超えは余裕ですか?
柿﨑 陸君は強いので、なかなか難しいです……。
――では最後にファンにメッセージをお願いします。
柿﨑 今大会ではいろんなルールがある中で、やっぱり一番シンプルなキックボクシングのルールが面白いんだぞっていうのを会場で見せつけます!
▼第6試合 53.0kg契約 KNOCK OUT-BLACKルール 3分3R延長1R
佐藤執斗(SB日本バンタム級王者/グラップリングシュートボクサーズジム)
vs
柿﨑瑠(クロスポイント大泉)