シュートボクシング
X facebook instagram YouTube tiktok

4.12 川上叶「今年、人生を変えられるストーリーができた。川上叶の時代が来ますよ」

 2025年4月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.2』のSB日本フェザー級(57.5kg契約)タイトルマッチで王者・山田彪太朗(シーザージム)に挑戦する同級1位・川上叶(龍生塾)。両者はこれまでに2度対戦し、2021年12月の初対戦の時は川上が延長戦の末に判定勝ち。2023年4月の再戦となったSB日本フェザー級タイトルマッチでは挑戦者の彪太朗に敗れて、川上が王座陥落となった。奪われた王座を取り返すべく川上は燃えている。

――タイトルマッチが決まりましたが、心境はいかがですか。

川上 最高です。僕の思ったとおりに行ってるなという感じです。

――やはりSBのタイトルは獲り返したいですか?

川上 そうですね。やはり僕がもともと持っていたベルトなので、しっかり獲り返します。

――彪太朗選手は2023年4月の川上選手との再戦以降、8連勝していますが、どういう印象がありますか。

川上 むっちゃ強くなっていると思います。2月大会で僕の試合を応援に来てくれた方が、彪太朗選手の試合(vsルエル・カタラン)を見ていて「相手はどの技で倒れたのか見えなかった」と驚いていました。自分と戦った時よりも強くなっているとは思います。

――前回倒した虎矢太選手と比べて、ご自身にとっては山田ツインズのどちらがやりやすいですか?

川上 虎矢太選手の方が一発があって、殺傷能力とか怖さの面でもありますが、虎矢太選手の方がやりやすいかなとは思っていて、彪太朗選手の方が完成度ではちょっと上回ってるところがあるかなとは思います。

――ご自身の中では攻略法も見えてますか?

川上 そうですね。彪太朗選手とはもう2回やっているので大体どんな感じの展開になるか、どういう感じで来るかも想像がつくので、それに向けてしっかりやっていくだけです。向こうは僕の手の内を知っているんでやりにくいですけど、お互いに再戦以降、多分変わっていると思うから、どっちが上回れてるかという戦いになると思います。

――3度目の対戦となると、ご自身にとって彪太朗選手はどういった存在ですか?

川上 3回も対戦することはあんまりないですよね。だから、自分の中ではちょっと特別感のある存在なのでライバルかもしれないですね。

――11月に開催されるS-cupではフェザー級トーナメントが行われることが決定し、お互いに勝ち上がれば4度目の対戦もありそうですよね。

川上 S-cupでは、世界が相手だと彪太朗君はトータル面の強さで足りない部分があるので多分勝ち上がってこれんのちゃうかなと思うんですよ。僕は世界が相手でも勝ち上がっていけるし、ワンデートーナメントにも向いてますし、他団体の選手を相手に強さを示していけます。そういう差があると思っているので、世界や他団体の選手とやっていくためにも絶対に僕が今回勝たないといけないなと思っています。

――川上選手はプロではワンデートーナメントの経験はありませんが、自分は向いていると?

川上 ワンデートーナメントの経験はないですが、同門の西岡蓮太が出場したKNOCK OUT64kgワンデートーナメントのセコンダーに付いたことがあり、気持ちは戦っていました(笑)。そういう経験も全然活きてくると思います。

――2016年にはWBCムエタイジュニア全国大会のトーナメントで優勝するなど、ジュニア時代から多くのトーナメント経験がありますよね。

川上 そうですね。小さい頃からむっちゃ経験してるんですよ。同じ相手と3試合とか、そういった面でも僕は経験あるんで彪太朗君よりも上回っているのかなと思いますね。

――最近の川上選手の発言を見ていると、自信しか見えないですよね。

川上 去年は怪我があって負けちゃった試合もあったんですけど、怪我がある中でもそこそこできたし、今は怪我がなくなって絶対行けるという自信しかないですし、誰とやっても勝てるんちゃうかなと僕は思っていますね。

――シュートボクシングといえば海人選手ではなく、川上叶の時代が来ると?

川上 そうっすね。あっ、それは違う。それはアカンっす。海人さんはマジで、ちょっと異次元の世界に行っているので、海人さんの名前を出すのはまだ早いです(苦笑)。僕が海人さんの次の位置に行けるように、いずれは頑張って抜けたら嬉しいな……という願望はありますけど、自分はまだまだなので、そんなことは口に出して言うことじゃないです。

――所属している龍生塾の練習はかなりハードだと聞いたことがあるのですが、練習量に関しても誰にも負けないぐらいですか?

川上 そうですね。海人さんはむちゃくちゃやっていて、僕は負けているだろうけど、海人さんの立場を追い抜くためにはそれ以上練習をやらないとダメなので、ちょっとずつ頑張って上げていき、ちょっとでも近づけるように頑張ります。

――今大会から魂が増えるような最高試合(ベストバウト)をした選手に“ベストアート賞”として100万円がSB協会より贈呈されることも決定しました。そこは意識しますか?

川上 絶対に僕がいただきます。出場する全ての大会で僕がいただく。それが今年の目標です。

――何か使い道を考えているんですか?

川上 僕の身内の人が使わせてくれないと思います(苦笑)。シュートボクシング協会がそういう選手のモチベーションが上がることをやっていただけるようになって、めっちゃ嬉しいですね。

――その先のS-cupのベルトを巻いている姿もイメージしていますか。

川上 S-cupといえば、昔は重い階級で開催されていて、まさか自分の階級で行われるイメージがなかったので、めちゃくちゃ震え上がっています。あのベルトは絶対に巻きたいですね。僕は昔からSBの会場に行っていて、鈴木博明さんが優勝した時のS-cupは会場で観てたし、小さい頃なんてアニメではなく、アンディ・サワーさんの時代のS-cupをビデオばかり見てましたから。誰よりもS-cupのベルトに憧れてるし、僕が一番好きなベルトなので、そういう気持ちでも絶対に負けません。その気持ちで負けてない時点で、誰よりも頑張れます。川上叶の時代が決ますよ。今年、人生を変えられるストーリーができたと思います。シュートボクシングでベルトを獲ったら人生を変えられるというのを、僕に関わっている人たちにも見せていけたら嬉しいですね。

――最後に、試合を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

川上 今回、山田選手とは3回目の対戦なので、2人の意地がぶつかる試合になると思います。どの試合にも負けないベストバウトにして、最後には僕が勝って100万円をもらいます。ベルトと100万円を獲ったら、阪神タイガース優勝時の阪神ファンのように道頓堀に飛び込むので撮影に来て下さい(笑)。

▼SB日本フェザー級タイトルマッチ 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位/挑戦者)


« »

  • シュートボクシングとは
  • SBルール
  • ランキング
  • 選手一覧
  • S-cup
  • Girls S-cup
  • ジム紹介
  • youtube