4.12 植山征紀「4月はキレキレの植山征紀が最高の試合をするのでお楽しみに。ベストバウト賞も持って帰る」

2025年4月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.2』でSB日本フェザー級4位・土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見)と対戦する元SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(ONE LIFE)。両者は昨年10月大会で対戦が決定していたが、植山が減量中に倒れ、病院に搬送されたために試合中止に。再び組まれた土井戦、そして11月に開催が決定したS-cup-57.5kg世界トーナメントに向けての思いを聞いた。
――まずは2月の手塚翔太戦を振り返っていただけますか。
植山 2年ぶりに試合をしてみて、まだまだできるなという手応えを感じました。あとは久しぶりの試合だったので、感覚を確かめながらやったんですけど、色々と改善点も分かったし、ここからどんどん体を作っていき、また強い“植山征紀”を見せていけるなと思いました。
――2年のブランク明けでは何%の動きができたと思いますか。
植山 動き自体は20%ぐらいしか動けなかったんですけど、それでも今スーパーフェイザー1位の手塚君を相手に、全然フィジカル負けを感じなかったし、まだまだ全然いけるなと思いましたね。
――手塚選手とは延長戦にもつれ込む大接戦の末に判定負けでしたが、ご自身的には何が敗因だと思いますか。
植山 ただ単に手数も少なかったので印象が悪かったのかなと。僕はいつも熱くなったら行っちゃうので、それでも今回は我慢して落ち着いて戦うことが作戦でした。延長戦では、作戦を切り替えて勝負にいかないといけなかったのですが、そこで気持ちを切り替えられずでした。いろいろと課題も反省点も多かったので、次は期待してほしいですね。
――今までスーパーバンタム級(55kg)でやってきた中で、手塚戦では二階級上げて初のスーパーフェザー級(60kg)での試合でしたが、動きはどうだったんでしょうか。
植山 体はまだ全然できあがっていなかったので、また1から作っていかないといけないと思いましたね。でも、その割には動けた感じではありました。
――今回は階級を1つ下げてフェザー級(57.5kg)での試合になりましたが、下げた方がパフォーマンスは良くなるという判断ですか?
植山 そうですね。しっかりもっと絞って体脂肪を削って、フェザー級での階級でやった方が動きのキレ、スピードも絶対に上がると思います。
――減量面では問題なさそうですか?
植山 前回の試合が終わってから、そこまで体重を増やしていないので、そこは大丈夫です。
――今後は本格的にフェザー級でやっていくプランで?
植山 そうですね。11月のSB創設40周年記念大会ではフェザー級でS-cup世界トーナメントが行われることが発表されているので、トーナメントに出て優勝することを目標にしています。
――昨年10月に土井選手との対戦が決定していましたが、植山選手が減量中に倒れ、病院に搬送されたために試合中止となりました。今回再び対戦が決まって心境はいかがですか。
植山 前回、自分の減量ミスで試合を飛ばしてしまい、土井選手、土井選手のチーム、SB協会、ファンの方々には本当に申し訳ございませんでした。迷惑をかけたにも関わらず、また土井選手は対戦を受けてくれたことに感謝しています。
――土井選手はそれから11月にSB中部大会で大稚YAMATO選手に判定勝ちしています。前回の試合前にインタビューした時と印象は変わらないですか?
植山 相手の印象は特に変わらないですね。身長が高くて、良いように言ったらパンチも蹴りも何でもできるのですが、特に目立った武器はなく、ずば抜けたテクニックもないかなという感じですね。何か飛び抜けた強さもないかなと。
――前回対戦が決まっていた時よりも倒す自信はありますか。
植山 僕もしっかり仕上げていくんで、2月に試合した時よりももっとキレキレの僕を見せられると思うし、楽しみにしていてほしいです。
――11月にはS-cupでフェザー級トーナメントの開催も決まりましたけど、そこは意識していますか。
植山 S-cupはずっと見ていた舞台で憧れの舞台でした。しかもSB創設40周年記念大会で行われるのはすごくモチベーションが上がります。まさかフェザー級のトーナメントが開催するとは思っていなかったし、僕はこれからフェザー級でやるとちょうど決めていたので、ぜひ出場メンバーに選ばれて優勝するという気持ちでいるので、そこに向けてこれから作っていこうと思っています。
――出場メンバー候補としては山田ツインズ、川上叶選手、魁斗選手と強敵揃いになるかと思います。
植山 SBのフェザー級は今すごく激戦区だと思うんですけど、そこでトーナメント優勝することはかなり価値はあると思うので、優勝する気持ちでいきます。
――元同門の川上選手とやることになってもやりづらさはなさそうですか?
植山 そこは試合なんで僕にとっては関係ないですね。以前にKO負けしてタイトルを奪われている山田彪太朗選手にそこでリベンジできたらおいしいです。今回、ベストバウトには100万という賞金も懸けられることになり、そちらも狙いに行きます。前回の試合では全然何も見せられなかったので、今回はしっかり強いところを見せます。格闘家である以上、戦って稼がないとダメなので、モチベーションになりますよね。今回が一発目の大会になるので、何が何でも獲りにいきたいです。そして、毎回狙います。
――では最後に試合を楽しみにしているファンにメッセーをお願いします。
植山 4月はキレキレの植山征紀が最高の試合をするので、楽しみにしてください。ベストバウト賞も持って帰ります。
▼57.5kg契約 エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
植山征紀(ONE LIFE)
VS
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級4位)
