6.22 山田虎矢太vs魁斗のS-cup出場権を懸けた一戦が決まる

2025年6月22日(日)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.3』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
11月24日に開催されるS-cup世界フェザー級トーナメント出場に向けた査定試合ともいえる、山田虎矢太(シーザージム)vs魁斗(立志會館)のフェザー級戦が決定した。
会見に同席したシーザー武志会長は「S-cupのカードでもおかしくないカードですが、その前にいろいろな団体から立候補が出ているので、シュートボクサー同士のトップの試合をもってきました。気合いの入ったカードだと思っています」と話す。

2月の開幕戦で川上叶に判定で敗れ、再起戦となる虎矢太は「再出戦が決まったんですけど、今回はS-cupの出場枠を決める査定試合にもなってきますし、何より前回負けて本当に悔しい思いをして、もう二度と負けたくないという気持ちが強かったので、何が何でも勝ちに行く姿勢を皆さんにお届けできればと思っております」と力強い意気込み。
対する魁斗は「僕はずっとフェザー級で戦ってきて、(虎矢太は)スーパーバンタム級でチャンピオンになって階級を上げてきたんですけど、フェザー級では僕の方がしっかり強いというところを見せてトーナメントに向けてしっかり勢いを付けたいと思います」とフェザー級で戦ってきた意地を見せたいとする。
お互いの印象を聞かれると、虎矢太は「長身で距離の取り方やディフェンスも上手く、攻撃もコンパクトでオールラウンダーの選手」と警戒するが、「自分の方が一発のパワーがあると思います。身長は僕の方が小さいんですけど、体の強さというのは僕の方が上回っているのと思うので、今回は山田虎矢太の復活劇をお見せしたい」と再起に自信。

対する魁斗は「(虎矢太は)パンチャーというか、攻撃力はあるのかなと思っているんですけど、結構荒いことで倒されていることも多い」といい、「しっかり弟に勝って、お兄ちゃんの彪太朗選手にも11月のトーナメントで勝ちたいなと思います」と打倒山田ツインズを目標に掲げた。
S-cupへの思いについて聞かれると、虎矢太は「まずは魁斗選手との試合をクリアするというのが大前提なんですけど、S-cupは僕がSBを始めた頃から夢見ていた舞台ですし、今まではずっと70kgの階級で開催されてきたS-cupが今年はフェザー級で開催され、こんなチャンスは今後なかなか回ってくることではないので、このチャンスを絶対にものにしたいという気持ちがあります。なので、やっぱりS-cup出場に向けて、今回は必ず勝って、誰が見ても文句なしの出場を獲得できるように頑張りたい」という。
魁斗は「トーナメントに出たいと気持ちをしっかり試合で見せたいんですけど、僕はトーナメントがあろうがなかろうが一試合一試合しっかり全力でやっているので、今回もしっかり全力で挑みたい」と特に意識していない様子。
また、虎矢太はS-cupに出場することになれば彪太朗との兄弟対決の可能性もあることについて聞かれると、「ずっと小さい頃から切磋琢磨して協力し合ってやってきたので、もちろんS-cupという舞台じゃなかったら2人で戦いたいという気持ちはないですし、やっぱりどっちかに必ず負けというのがついちゃうというのは嫌なこと。お母さんはS-cupに2人揃って出場するかもしれないというのを聞いて、正直複雑な気持ちがあると思うのですが、2人とも小さい頃から世界一というのを夢見てずっと頑張ってきているので、その舞台を2人で戦う可能性があるから欠場するというのは絶対に考えたくないですし、世界一を決める戦いは僕たち2人で決めたい」と世界最強の座は兄弟対決で決めたいとする。
これを受けて魁斗は「世界トーナメントで兄弟対決をやることに興味はないんで、僕はしっかり目の前の試合で勝って、僕が蹴落としてしっかり自分がトーナメントに出場することしか考えていない」とした。

なお、5月31日のRISEでRISEフェザー級初防衛に成功した王者・安本晴翔(橋本道場)が試合後に「オファーがあればS-cupに出たい」と発言したことを受け、魁斗は「僕はRISEルールで(安本と)やらせてもらいました。正直言って、あの時は僕がダウンを取ってなかったら負けていたかなと思うので、もしS-cupで当たることがあれば、全局面で圧倒して勝ちたい」、虎矢太は「S-cupはSBの世界トーナメントですが、立ち技格闘界の世界一を決める舞台だと思うので、各団体のチャンピオンが出てくれるというのは嬉しいですし、ぜひ出ていただいて僕の方が強いというのを証明したい」と対戦に意欲を見せた。
なお、追加カードとして57.5kg契約でSB日本フェザー級4位・植山征紀(ONE LIFE)vs牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)、66.0kg契約で野口貴大(シーザージム新小岩)vs庄司啓馬(TEAM TEPPEN)の2カードも発表された。
<追加対戦カード>

▼57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
魁斗(立志會館/SB日本フェザー級2位、HOOST CUP日本フェザー級王者)

▼57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
植山征紀(ONE LIFE/SB日本フェザー級4位)
vs
牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM/第5代DEEP☆KICK -57.5kg王者、RKS KICKルール スーパーバンタム級王者)

▼66.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
野口貴大(シーザージム新小岩)
vs
庄司啓馬(TEAM TEPPEN/M-1日本ライト級王者)























